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憲法改正が騒がれています。日本国憲法は占領国アメリカが10日足らずで作成したものです。それを一度も改正せずに70年以上も経つのだから余程素晴らしい憲法なのか洗脳されて呪縛が解けないのか解りません。ちなみに日本と同盟国で同じく負けたドイツの憲法は、既に51回も改正されています。イタリアも12回改正しています。
どの国も、憲法を作成するのは戦後の日本と違って、時間をかけて真剣に作成したでしょう。現実に合わなくなれば、それを変えていくのは自然のことだと思います。具体的には、何をどう変えたと言う事は、国によって千差万別です。例えばドイツでは、占領されている時に禁止されていた軍隊を持つ事を、占領が終わってから憲法に明記改正を行なっています。
憲法改正が必要かどうかは、その国の置かれている状況で違ってくるとは思います。旧西ドイツが軍隊をもつことを憲法に明記した理由は、ソ連と米国が対立する中で、西ドイツは東側と接していなかったから、どうしても自衛軍をもって防衛しなければならない。日本と違うのは、自衛軍を所持する以上は国民を誤魔化す事はせずにきちんと憲法で示したのです。
日本には自衛隊という組織があります。その自衛隊が日本国を守っています。この自衛隊は軍隊かどうか結論から言うと、軍隊だと思います。政府の見解というのは「自衛のための最低限必要な実力をもった部隊」であって、軍隊ではないと言っていますが、それは子供騙しです。その子供騙しに洗脳されていると思われる憲法改正に反対の人がいます。
戦争は2度としたくない、と言っています。そんなの当たり前です。軍隊というのは、戦争を行うことのできる戦力をもつ組織の事です。外国の軍隊が攻めてきたときに、対等に戦える組織です。そう考えれば、自衛隊というのは誰がどう見ても軍隊です。自民党は国民を誤魔化すのをいい加減やめてきちんと議論して欲しいと思うのです。
昭和26年9月8日は、敗戦日本が独立国として、世界の仲間入りができた輝ける日です。全面講和か多数講和かをめぐって議論がありましたが、日本政府はアメリカの方針にそって、多数国との講和でよしとしてサンフランシスコでこの日、講和条約に調印したのです。
.. 2019年04月14日 15:16 No.1637001
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