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■--あれから8年
++ 中村泰子 (中学生)…41回          

福島第一原発事故は終わらない
 |  東京電力存続政策 原発事故の賠償費用を原発で稼ぐ
 |  東電は被害者救済より日本原電延命を優先している
 |  賠償は終わったつもりの東京電力  (その1)(2回の連載)
 └──── (たんぽぽ舎会員)

1.東京電力存続政策 原発事故の賠償費用を原発で稼ぐ
  東電は被害者救済より日本原電延命を優先している

 東京電力福島第一原発事故から9年目に入ったが、事故は全く終わら
ない。5万人以上の避難者がいまだに帰ることができないでいる。災いの
拡大、未来への押し付けが進む。最悪の放射能公害を発生させた東電は、
本来、汚染者負担の原則により、破綻処理されるべきであった。
 ところが、加害者東電が国の保護を受け、被害者が切り捨てられるとい
う倒錯した事態になっている。東電の存続が許される理由は、巨額の賠償
費用の捻出のためとされる。

 東電は賠償をやり遂げるためとして、柏崎刈羽原発6・7号機を、安全
対策費6800億円をかけて再稼働させる予定だ(7号機2021年1月以降、
6号機未定)。原発事故の賠償費用を原発で稼ぐというのは、被害者を
愚弄しきっている。
 また、東電の実質子会社である日本原子力発電を破綻させないため、
東海第二原発再稼働(2023年1月予定)のための安全対策費3000億円の
3分の2を東電が資金支援する。被害者救済より日本原電延命を優先して
いる。

2.賠償は終わったつもりの東京電力
  ADR和解案を蹴っておきながら原電に資金支援することこそ不公平

 東電の事業計画では、賠償について、「最後の一人まで賠償貫徹」
「迅速かつきめ細やかな賠償の徹底」および「和解仲介案の尊重」という
「3つの誓い」を掲げている。
 しかし、東電は、裁判外紛争解決手続き(ADR)において、121件の
和解案拒否を行っている(18年末までに手続きが終了した2万3千件の
うち)。
.. 2019年04月05日 08:33   No.1632001

++ あれから8年 (幼稚園生)…1回       
 2月21日、東電と市民との対話会(東電共の会)で、ADR和解案
拒否についての質問に対し、東電原子力センター石田守也所長は、拒否
の理由として、「それを払ってしまうと、公平性が失われ説明責任が果
たせない。すでに解決済みの人から苦情が出て、また始まることになる」
と答えた。
 避難生活をする市民からは、「被害者としては、加害企業に公平性
などと言ってほしくない!勝手に避難区域を線引きされ、区域外ホット
スポットは無視されるなど、賠償金額は不公平で不満は大きい」と怒り
をぶつけた。
 公平性というなら、和解案を蹴っておきながら、日本原電に資金支援
することこそ不公平との批判も出た。

 どうも東電は、賠償はもう片付いたと思っているふしがある。東電の
ホームページにアップされた、役員年頭挨拶(小早川智明社長、川村隆
会長、大蔵誠福島復興本社代表)の中には、「原発事故の責任」という
言葉も、「原発」という言葉すら全くなかった。

 「福島への責任」という曖昧な言葉が繰り返されたが、その中身は、
何はともあれ稼ぐ力を高めて成長を続けることであり、原子力損害賠償・
廃炉支援機構からの資金で廃炉作業を進め、国による福島への帰還政策、
風評払拭キャンペーンに大いに協力するということのようだ。
 川村会長にいたっては、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を
持ち出して、「企業が稼ぎ、社会に還元することが、貧困からの脱出と
社会の持続的成長の基礎になる」と述べた。

 社会への還元がどのようになされたというのか。
 札束をばらまいて原発立地を進め、挙句の果てに福島第一原発事故を
 起こし、取り返しのつかない巨大な負の還元をもたらしたのに。

.. 2019年04月05日 08:44   No.1632002
++ 子どもの未来を守る鉾田主婦の会 (幼稚園生)…1回       
茨城県鉾田(ほこた)市市長への申し入れ書
 |  6283名と署名に託された市民の心
 └──── 東海第二原発を動かさず子どもの未来を守る鉾田主婦の会

 鉾田市市長 岸田一夫 殿

 本日、1月31日に引き続き「東海第二原発を動かさず安心・安全な
暮らしを求める署名」をお渡しいたします。
2041名の署名です。前回と合わせると6283名です。市長にはこの6283名
と署名に託された市民の心を知っていただきたいと思います。
 署名をするとき、「家長だけでいいね」といって家族を代表して署名
してくれた方が多くおりました。また、「新聞折り込みの署名用紙に書い
て待っていた」「書いたけどどうしようか迷っていた、来てくれて
よかった」という方もいました。

 私たちの力不足で、まだまだ回収しきれてない現実を目の当たりに
しました。
 「東海第二原発はダメだよね」という多くの市民の声がまだまだ埋もれ
ていることを知っていただきたいのです。
 そうした重みを持った6283名です。しっかりと心で受けとめていただ
きたいと思います。

 この5カ月間、いろいろな事がありました。市民の皆様との触れ合いは
私たちの宝となりました。「こんな遠いところまで来てくれて」「寒い
から中に入りなさい」「原発はダメだよね、放射能は消えないから孫子
の代まで影響あるね」「もしもの時、逃げたってこの畑は持って
いけねーベ」「思っていてもなかなかできないこと、代表してやって
くれてありがたいよ」「若手畔畑にいるから、あのビニールハウスで
もらいなさい」などなど、あたたかい言葉をいただきました。

 反対に「原発で働いている人もいる」「難しい、わからないからでき
ないな」「反対なんだけど立場があって」「岸田市長は本当にやって
くれるかな」と言う声もありました。それも私たちにとっては貴重な
会話となりました。
 署名行動をはじめてすぐに、「手伝うよ」と言ってたくさん集めて
くれた人、人知れず集めて送ってくれた人々、その積み重ねが6283名に
なりました。

.. 2019年05月22日 09:07   No.1632003
++ 子どもの未来を守る鉾田主婦の会 (幼稚園生)…2回       
 署名行動を通して多くの市民と会話し、触れあえたことは私たちに
とって宝であり、貴重な経験となりました。市民の皆様の真心をいた
だいたと思います。
 岸田市長におかれましては、この6283名の署名の重みと汲みきれて
いない市民の声なき声を受けとめていただき、「東海第二原発の延長
稼働はやめよう」の声をあげて下さい。
 安全・安心こそがすべての行政に優先するのではないでしょうか。
様々なしがらみを捨てて、市民の命と健康を最優先に考えていただき
たいと思います。

 私たち「東海第二原発を動かさず子どもの未来を守る鉾田主婦の
会」は、多くの鉾田市民の皆様、そして主旨に賛同して署名を下さった
近隣の市町の皆様の真心に感謝し、人として恥じないよう生きていき
たいと思います。
 これまでご協力いただきましたすべての皆様に感謝を申しあげます。
ありがとうございました。

.. 2019年05月22日 09:23   No.1632004
++ 中村泰子 (中学生)…45回       
7/9あらかぶさん裁判と報告集会
 |  あらかぶさんの白血病は被ばく労働によるものと推認されるわけ
 |  原告主張についてミニ学習会
 └──── (あらかぶさんを支える会)

◎ 7月9日に福島原発被ばく労災損害賠償請求裁判(あらかぶさん
裁判)第12回口頭弁論が行われました。傍聴は約60名と空席が目立った
感がありました。
 裁判長は傍聴席を一瞥して「ちょっと協議します」と退廷して
再入廷、マイクを通さず何か「同じ服装が云々」と述べました。
 どうやら、私も着ていた「あらかぶさんTシャツ」への警告だった
ようです。

◎ 裁判自体は、準備書面の陳述の確認と日程を決めて、すぐに閉廷と
なりました。被告東京電力と九州電力からの準備書面は、被ばく労災・
梅田裁判の判例などを示して、相変わらず「低線量被ばくと白血病とは
因果関係なし」と主張しています。

◎ 報告集会では、海渡雄一弁護士と木下徹郎弁護士から、今後の裁判
の流れについて説明がありました。9月と12月の期日で総論の主張を
終え、来年から各論(あらかぶさん自身の就労状況や労働環境、白血病
発症との因果関係など)について明らかにしていくことになります。

◎ ミニ学習会では、原子力資料情報室の片岡遼平さんが、「あらかぶ
さんの血液検査結果と16番染色体の異常から考えられること」と題した
講演を行いました(原告 第14準備書面の解説)。
 あらかぶさんは16番染色体異常という検査結果をもとに白血病と診断
されたこと、また、16番染色体異常は放射線によって誘発されやすい
ことから、白血病の原因は放射線被ばくによると推認されることを、
画像を使ってわかりやすく説明しました。
 最後に、あらかぶさんが白血病の闘病体験にも触れながら締めの挨拶
をしました。

◎ 次回第13回口頭弁論は9月24日(火)13:30より、第14回口頭弁論は
12月4日(水)14:00開廷です。
 皆様、103号法廷を埋め尽くす傍聴支援をよろしくお願いします。

.. 2019年07月17日 08:49   No.1632005
++ 宮口高枝 (小学校中学年)…14回       
来春3月4日あの山下俊一氏が法廷に呼び出される!
 |  原告内藤さんが必死に訴える姿に胸を打たれました
 | 弁護団総出の熱い反対弁論…内部被ばくや
 |  不溶性放射性微粒子について
 |  7/9第20回子ども脱被ばく裁判に参加
 └──── (脱被ばく実現ネット)

 7月9日第20回子ども脱被ばく裁判に参加した。
 福島第一原発事故発生から、裁判に関わり、福島に何回通ったこと
でしょう。初めは大型バスを仕立てて、多くの仲間たちに呼びかけての
参加だった。
 福島駅から裁判所まで、横断幕を先頭にチラシを配布しながら商店街
を歩いた。今は、福島駅でチラシを配布後に裁判前講演会に向かう。

 今回、弁護団は内部被ばくや、不溶性放射性微粒子について論陣を
張った。膨大な内容で、弁護団総出の熱い反対弁論は圧巻でした。
 被告席を見つめ、傍聴席を見つめ、一生懸命に語る弁護団の反論内容
は膨大な資料に目を通し書き上げたものと理解しました。

 原告、内藤さんの陳述は、事故当時原発事故による放射能の影響を
理解していず、情報もない状況の中、無知により子どもたちに無用な
被ばくをさせてしまった後悔の念からか、陳述の声が何度も震え、消え
入りそうになりながらも、懸命に陳述され、この福島が安全なら国が
住んでほしい!息子は鼻出血をくりかえし、今は自律神経の病気を
病んでいる!と必死に訴える姿に胸を打たれました。

 それを聞く被告席の弁護団の方々の無表情は、感情を隠した目線で
前を向き宙を泳いでいる方がいました。

 弁護団は次回以降、証人尋問に入ると語りました。
 証人尋問は7人を申請した。(河野氏、河内氏、西尾氏、崎山氏、
井戸川氏、山下氏、鈴木氏)
 裁判所はそのうち4人の(河野氏、河内氏、山下氏、鈴木氏)証人
尋問は認め、他は保留。次回から主尋問、反対尋問が始まると報告が
ありました。
 この秋の子供脱被ばく裁判は熱い法廷になります!!

.. 2019年07月20日 08:20   No.1632006
++ 宮口高枝 (小学校中学年)…15回       
 「放射能は笑っていれば怖くない!」などと事故直後に福島県内を
講演して廻った確信犯・山下俊一氏を2020年3月4日(水)弁護団が
尋問する。
 子どもたちの健康、命を脅かした山下俊一氏の行動は許しては
ならず、多くの傍聴者で傍聴席を埋め、子どもへの責任を果たす
判決を勝ち取りたい!

.. 2019年07月20日 08:28   No.1632007
++ 冨塚元夫 (部長)…220回       
被告側(国と東電)弁護士は福島第一原発事故を全く
 |  反省してない横柄な態度…
 |  原告の皆さん8人は彼らのしつこい尋問に懸命に耐えました
 |  7/19(金)原発集団千葉訴訟控訴審第4回期日に参加…ほぼ満席
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 午前9時40分、東京高裁第101号法廷はほぼ満席で開廷しました。
 弁護団はこの日の公判を山場と捉えて準備してきました。6月24日に
は裁判官を伴って現地視察(現地進行協議)がおこなわれました。
 千葉地裁は現地検証をしないまま、国の責任を否定した判決と東電の
無過失での損害賠償の判決を言い渡しましたが、このたびは「書類だけ
を見て考えた福島の姿ではなく、実際に身をおいて感じた被災地の状況
を頭の真ん中に置いて判決を出してほしい」という原告の願いが実現
しました。
 「支援する会」7人は弁護団、原告、家族の会とともに6月6日の
リハーサルに参加しました。
 お昼休みと3時の休憩をはさんで、8人の原告の本人尋問がおこなわ
れました。

 原告Aさん一家は、南相馬市小高区出身、住宅支援は打ち切られまし
たが、「年間20ミリシーベルト以下では健康被害はないという」理屈を
信じられず、帰還しません。身体障がい者となったので、やむなく生活
保護を受けています。

 原告Bさんは第二の人生を自然豊かな浪江町で無農薬野菜を作って
暮らすという夢を実現すべく、2000年ころから土地を探し、畑を整備
し、トラクター・耕運機をそろえ、家を建てて農業生活を送ってきまし
た。その人生が福島第一原発事故でめちゃクチャに破壊されました。

 原告Cさんは、大工さんで、自分で建てた富岡町の自宅は先日解体
されました。足を痛めて仕事できず、生活保護を受けています。膵臓
手術のあとステントを入れています。

 原告Dさんは、6月24日現地視察で自宅に行きました。自宅はたたみ
も床も腐って陥没していました。庭は森と化していました。

.. 2019年07月23日 07:53   No.1632008
++ 冨塚元夫 (部長)…221回       
 Eさんのような避難指定区域外からの原告に対し、被告側(国と東京
電力)弁護士は相変わらず、「避難したとき市町村発表の放射線量を見た
か、尿から出たセシウムは微量ではないか、専門家の発言を聞いたか」
など、すでに信用をなくした御用学者を持ち出すなど、まったく事故を
反省してない横柄な態度でした。
 こうした被告側弁護士のしつこい尋問に原告の皆さんは懸命に耐えま
した。我慢しきれず傍聴席は応援のヤジを飛ばしました。

.. 2019年07月23日 08:06   No.1632009
++ 再稼働阻止全国ネットワーク (小学校高学年)…28回       
「特定重大事故等対処施設」のない
 | 各地の原発の即時停止を求めましょう
 | 「特重」とは原発に重大事故が起きた際原子炉の
 | 冷却を続けるための設備
 | 8月に第1波行動を開始し東京では規制委員会と
 | 九州電力東京支社に対して要請(21日水曜日12時より)
 

 東電福島第一原発事故から8年を超えました。原発事故は収束でき
ず、廃炉への道は100年以上と遠く、未だに10万人以上が避難し、被ばく
原因と思われる小児甲状腺がんをはじめ白血病や心臓病などの疾病が
増え、避難生活による体調悪化、震災関連死も増え続けています。

 2012年9月に発足した原子力規制委員会は、福島第一原発事故の検証
もせずに、既存の原発を稼働させる為に、「緩やかに過ぎ、合理性を
欠く」新規制基準を策定し、甘い審査により、川内・高浜・伊方・
大飯・玄海の原発再稼働を容認してきました。地震・火山などの自然
災害などがいつ起こってもおかしくない日本列島で、現在9基の原発が
稼働しており、非常に危険な状況にあります。

 原子力規制委員会は6月12日の定例会合で、原発の「特定重大事故等
対処施設」(特重施設)が設置期限までに完成しない場合、期限の約1週
間前までに原発の運転停止命令を電力会社に出すこととしました。

 「特定重大事故等対処施設」は、福島第一原発事故を教訓に、原発に
重大事故が起きた際、原子炉の冷却を続けるための設備で、新規制基準
施行時に、5年後2018年に設置を新たに義務付けられたものです。
 その後、特重施設の工事が進まない事業者の意向もあり原発の工事
計画を認可した日から5年以内の完成へと期限を延長してきました。
 しかし、2020年のオリンピックに向けてテロ対策を強化しなければ
ならない政府の意向もあり来年3月から次々と期限が切れる原発に、
これ以上の延長は認めないとしています。

.. 2019年07月25日 13:16   No.1632010
++ 再稼働阻止全国ネットワーク (小学校高学年)…29回       
 巨大な地震や津波、火山の爆発などはいつ起こるか予想ができず、
原発の事故は待ってはくれません。福島第一原発事故を繰り返さない
ためには、規制委員会が特重施設の設置期限を5年間延長したこと
自体が誤りでした。
 規制委員会は、特重施設のない原発の即時停止を命ずるべきです。
 また、電力事業者は、特重施設が完成するまでは稼働中の原発を
停止するのが、安全をはかる責任の取り方です。

 以上の要請を、原発稼働中の電力事業者と規制委員会に対し、
全国各地で一斉に行うことを、5月18日−19日の全国相談会で決定
しました。
 各地の規制委員会に対してこれまで行った全国一斉行動の経験を
活かし、8月に第1波行動を開始し、東京では規制委員会と九州電力
東京支社に対して要請を行います。

 さらに11月に第2波行動、2月には第3波行動を実施し、3月に
最初に停止される九州電力川内原発現地に全国から集い、稼働を止める
とともに、これを契機に老朽原発の再稼働を許さない闘いをさらに
強めましょう。
 全国各地での創意ある取り組みを呼びかけます。

※「特重施設」のない原発をすぐ止めろ!
 8月21日(水)第1波全国共同行動

 日時:8月21日(水)12時より13時 原子力規制委員会前
            (地下鉄南北線六本木一丁目駅より徒歩4分)
          15時より16時 九州電力東京支社前
           (JR有楽町駅前)
 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
     TEL 070-6650-5549

.. 2019年07月25日 13:25   No.1632011


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