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■--責任について
++ 東京新聞 (社長)…2190回          


  電力会社と結託して人命と人権を危うくするのは憲法違反

                  鎌田 慧(ルポライター)

 「復興は着実に進んでいる」。3・11大震災から8年目。菅官房長官
談話だが、この後「復興五輪」への拍車をかけるのだろうか。
 悲しみと怒りと苦しみが始まったのは、地震と津波の被災だけではなく、
翌日からの原発爆発事故によったのは言うまでもない。
 復興どころか、まだ膨大な地域が立ち入り禁止で、手つかずのままだ。
 日曜日。都内でいくつかの3・11集会が開かれ、私も2つに参加
して、事故責任について話した。避難者は47万人。冬の寒い時期だった。
もちろん、原発だけの責任ではない。しかし、入院先から放射能に追わ
れて、緊急避難した60人以上が死亡した。それを思うだけでも心が凍る。
 5万人が未だ帰還できていないのには、原発事故発生源の東京電力の
責任が大きいのは間違いない。危険物を使って利益を上げようとして、
人命や環境ばかりか、精神的にも大きなダメージを与えたのなら、その
事業はやめるべきだ。電力は他の方法でいくらでもつくれるからだ。
 国民の生活と人命を守るのが、政府の最大の任務だ。電力会社と結託
して、人命と人権を危うくするのは憲法違反だ。
 「過ちを改めるのに憚(はばか)るなかれ」。
 東電の経営者が自分たちの罪と責任の大きさに恐懼(きょうく)した
なら、率先、脱原発に踏み切るはずだ。
それが罪の償いであり、謝罪だと思う。
        (3月12日朝刊25面「本音のコラム」より)
.. 2019年03月14日 09:25   No.1613001

++ 茨城新聞 (部長)…237回       
東海第二原発再稼働「反対」意向示す 茨城県八千代町長

 日本原子力発電東海第二原発(東海村白方)の再稼働を巡り、八千代町の
谷中聰町長は12日、安全性の確保や実効性のある避難計画の策定などを
指摘し、「県民の理解が深まらない限り、再稼働反対の意向を示したい」
と述べた。(後略) (3月13日朝刊20面「県西」より抜粋)

.. 2019年03月14日 09:34   No.1613002
++ 黒木和也 (社長)…343回       
(宮崎県在住)

1.廃炉作業、待ち受けるのはいばらの道「汚染水もう置き場なし」
  安倍政権は次の時代でも原発に頼ろうとしている
  人間のおごりと過信によって取り返しのつかない原発事故を
  起こしたことを忘れたかのように
  3/12(火)7:00配信「AERA dot.」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190311-00000056-sasahi-soci

2.過ち認め原発ゼロへ「安全第一はウソだった」
  小泉純一郎元首相・独占インタビュー〈AERA〉
  3/13(水)11:30配信「AERA dot.」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190312-00000045-sasahi-soci

.. 2019年03月15日 08:10   No.1613003
++ 東京新聞 (社長)…2191回       
モニタリングポスト撤去 福島の母親65%反対
  中京大成元哲教授調査

 東京電力福島第一原発事故で、避難区域に隣接する九市町村に住む母親
を対象にした意識調査で、2020年度末までに福島県内の放射線監視装置
(モニタリングポスト)の8割を撤去する国の方針に、「反対」「どちら
かといえば反対」との回答が計65%に上った。賛成側の中には、設置が続
くことによる風評被害の恐れを理由にする意見があり、いずれの立場でも
放射線の影響を気に掛ける現状が浮かび上がった。 (中略)
 「反対」「どちらかといえば反対」の回答者に理由(複数回答可)を尋
ねると、79%が「線量が分かると安心」、69%が「廃炉作業が終わるまで
は何が起こるか分からない」を挙げた。 (中略)
 成教授は「風評被害の心配から撤去に賛成と回答する人もあり、母親た
ちのもやもやとした心境、複雑な状況が表れている」と指摘している。
            (3月14日朝刊6面より抜粋)

.. 2019年03月15日 09:13   No.1613004
++ 東京新聞 (社長)…2192回       
勇気をもって 原発の中止を
  安倍首相には「勇気ある撤退」を望む

             石川文恵(さいたま市西区)

 今年も3月11日を迎えた。国会で野党議員が「核のごみの廃棄場所もな
いのに、原発をやめないのか」と質問したのに対し、安倍首相が「今後も
原発を進める」と答弁した。これを聞いて、私は20年以上も前のことを思
い出した。
 その日は家族4人で立山連峰の3003mの雄山頂上を目指していたが、
あいにくの悪天候だった。夏山とはいえ、冷たい雨と強風にさらされなが
らの登山は大人でもきつかった。寒さと視界の悪さが増す中で、5歳の
次男が突然「もう、戻ろう!」と言った。
 「せっかく来たのだから登るしかない」と思い込んでいた私と夫は、そ
の一言でハッとわれに返り、来た道を戻って下山した。あのまま登り続け
ていたらどうなっていただろう。生命の危険を知らせてくれた息子の言葉
は忘れられない。
 地震が頻発する日本列島での原発再稼働は、国民の命・財産を再び奪う
ことにつながる。
 原発の中止を望む多くの国民の声に耳を傾けて、安倍首相には「勇気あ
る撤退」を望む。 (3月12日朝刊5面「発言」より)

.. 2019年03月15日 09:19   No.1613005
++ 黒木和也 (社長)…344回       
(宮崎県在住)

1.あれから8年…、福島第一原発は今 進む除染、
  進まぬ“廃炉” 今後も続く長い道
  3/14(木)16:09配信「FNN PRIME」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190314-00010009-fnnprimev-soci

2.東海原発、解体工事また5年間延期 廃炉完了も30年度に
  3/14(木)19:31配信「毎日新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190314-00000076-mai-soci

.. 2019年03月18日 08:49   No.1613006
++ 毎日新聞 (社長)…300回       
東電にのみ4世帯9人への508万円賠償命令 国の責任認めず
  千葉地裁・原発集団訴訟

 東京電力福島第一原発事故で、福島県の避難指示区域外から千葉県に
避難した6世帯19人が東電と国に計約2億4700万円の損害賠償を求めた
訴訟の判決で、千葉地裁(高瀬順久裁判長)は14日、東電にのみ4世帯
9人に計約508万円を支払うよう命じた。別の原告が千葉地裁に起こした
訴訟の2017年の判決と同様、国の責任は認めなかった。(後略)
         (3月14日21:00配信より抜粋)

.. 2019年03月18日 09:16   No.1613007
++ NHK (小学校低学年)…6回       
伊方原発 運転停止の仮処分退ける 山口地裁岩国支部

 愛媛県にある伊方原子力発電所3号機を停止するよう住民が求めた仮
処分で、山口地方裁判所岩国支部は「原発の規制基準に適合しているとし
た原子力規制委員会の判断に不合理な点はない」として住民の申し立てを
退けました。伊方原発3号機は去年10月に再稼働していて、今後も運転が
続くことになります。 (中略) 
住民側の弁護士「極めて不当な決定」
 決定が出されたあと、住民側が裁判所の前で「不当決定」などと書か
れた旗を掲げると集まった支援者からは落胆の声が漏れました。
 住民側の河合弘之弁護士は「四国電力のいいなりになっている極めて
不当な決定と考える。抽象的で真面目に審査しておらず無責任だ。
このいいかげんな決定を決して許さず、これから粘り強くたたかいを続
けていきたい」と話していました。(後略)
       (3月15日11時14分「 NEWS WEB」より抜粋)

.. 2019年03月18日 10:40   No.1613008
++ 黒木和也 (社長)…345回       
(宮崎県在住)

1.東海第二再稼働の資金支援「要請あれば検討」中部電力勝野社長
   (中部電力は原電の株主だが東海第二原発の受電会社ではない)
  3/15(金)22:08配信「産経新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190315-00000630-san-bus_all

2.「エネ計画に印象操作」市民団体「eシフト」分析
  原発「国産強調」事故「矮小化」
  3月15日東京新聞朝刊1面
https://www.tokyo-
np.co.jp/article/economics/list/201903/CK2019031502000147.html

3.韓国のハンビッ原発5号機(100万kw)運転停止…
  原子力安全委員会「原因の詳細を把握中」
  3/15(金)17:12配信「WoW!Korea」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190315-00000048-wow-int

.. 2019年03月18日 11:14   No.1613009
++ 東京新聞 (社長)…2193回       
事故当時の中高生 イチエフの現場に 世代交代を実感 (35歳男性)

 原発事故から8年。この時期は急に原発や被災地のニュースがたくさん
流れて、いろいろ思い出したり考えたりしてつらい。気分が悪くなるの
で、ニュースは見ないようにする。
 今年の3・11は、県外に出て重機の資格を取り、次の福島での仕事の
ために道具を買いそろえた。被災地では、やらなくてはならないことが
たくさんある。事故はまだ終わっていない。

 最後にイチエフ(福島第一原発の愛称)を離れてから1年半がたった。
事故後のトータル被ばく線量は、あと数ミリで100ミリシーベルトに達す
る。生涯線量が300ミリとか400ミリになる猛者もいるが、元請け企業
からは100ミリシーベルトを超えたら、原発の現場にもう入るなと言わ
れている。

 この前までいた福島の現場で、地元の20代の若い衆と仕事をした。
 彼らは原発事故のときに中高校生で、当時の様子はテレビで見たと話し
ていた。
 そんな彼らが卒業後、建設業の仕事について、同じ現場にいる。その上、次はイチエ
フの原子炉建屋周りの仕事だという。やる気のあるやつらで、初めてのイチエフも怖
がったりせず「やらなきゃいけない」と話していた。彼らにイチエフの話をしながら、
当時のことを思い出した。

 事故直後、敷地内は1号機や3号機原子炉建屋の水素爆発でがれきが散乱し、放射線
量も分からない中、電源復旧や炉内冷却のための作業に奔走した。建屋が爆発している
のに「炉心溶融という言葉は使うな!」とか言う上司もいて、情報も錯綜していた。
 「何とかしなくては」とみんな必死だった。あの時の現場の一体感は今も忘れられな
い。いる
 「事故当初のことを話す人はみんな顔が真剣になる」と地元の若い衆に言われた。
 自分は被ばく線量でイチエフに入れないけど、福島のために働きたいという気持ちは
変わらない。そして、イチエフの作業を彼らが引き継いでいく。
 こうやって少しずつ世代交代をしていくんだと思った。
                   (聞き手・片山夏子)
      (3月15日朝刊29面「ふくしま作業員日誌」より)

.. 2019年03月18日 11:33   No.1613010


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