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東京電力は福島第一原発の放射能漏れ、再度の核爆発等を | 防ぐ作業と被害者への補償・賠償に専念すること 2019年3月10日 東京電力ホールディングス株式会社社長 小早川智明 様
反原発自治体議員・市民連盟 共同代表 佐藤英行 野口英一郎 福士敬子 武笠紀子
当連盟は「福島を忘れない!」を合言葉に、日本中の原発が廃炉に なることをめざして活動を続けています。 日本の国の未来を見据えるならば、8年前の貴社・東京電力福島第一 原発過酷事故を決して忘れてはならない、忘れさせようとする安倍政権の 原子力復活政策を許してはならないのです。
福島現地の自治体議員・市民のみなさんと福島で始めた「福島を忘れ ない!全国シンポジウム」は、今年で7回目となります。 毎年の福島からの現状報告では、マスメディアの報道が伝えない厳しい 現実に驚くばかりです。 現地見学会では、年月を経て、道路や建物の再建が進む中で、失われた 住民の暮しと人生は二度と戻らないことを恐ろしいまでに実感します。 避難解除が進められている地区でも、鳴り続ける放射能測定器の音に、 放射能が消えていないことも思い知らされます。
原発を擁護する論理として「パリ協定」が使われ、貴社・東京電力は 「原発は環境負荷が少ない」という主張を変えませんが、原発過酷事故を 起こした責任企業として世界的に、歴史的に通用する論理ではない事は、 貴社がよくご存じだと思います。
毎回の申し入れ書に記載しておりますが、 以下の3点を重ねて要求します。
1.福島第一原発の放射能漏れ、再度の核爆発等を防ぐ作業と被害者への 補償・賠償に専念することを要求します。 2.新潟県、柏崎刈羽原発の廃炉を決断してください。 3.日本原子力発電の東海第二原発再稼働のための債務保証はやめて ください。
.. 2019年03月13日 08:22 No.1611001
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