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東海第2原発・再稼働宣言に強く抗議し | この原発の運転再開を断念することを求めます | 日本原電は茨城県において地域と共生できていない | 東海第2原発の再稼働宣言に対する抗議声明 日本原子力発電株式会社 取締役社長 村松 衛 殿
東海第2原発の再稼働宣言に対する抗議声明
2019年2月22日、日本原電の村松衛社長は茨城県へ入り、県、及び複数の 自治体に対し「東海第2原発を再稼働する」意向を表明しました。 私たち茨城県内の市民グループ・団体はこの無神経な振る舞いに強く抗議 します。 本年1月13日から2月17日まで、茨城県主催、原子力規制庁による住民 説明が実施されました。 6ヶ所の会場で行われたこの住民説明会で、参加した茨城県民から出さ れた意見、質問は、ほぼすべてが、「原子力規制委員会が東海第2原発に 係る審査に許可・認可を与えたこと」への批判の声でした。 この多くの茨城県民の反応は、福島第一原発事故の反省に立ち、「自分 たちはどこで道を間違えたのか」、正しく認識した結果なのです。 その認識に立てば、東海第2原発は絶対に再稼働してはならない原発だ と判断できます。 多くの茨城県民の反応はこの判断に基づいているのです。また近年実施 された複数の世論調査でも茨城県民の過半数以上が東海第2原発の再稼働 に反対しています。 村松社長はこの状況を知った上で今日の再稼働表明をしたのですか。 村松社長の視界に、茨城県民は入っていないのではないですか。 いま明らかになっているのは、茨城県において日本原電は地域と共生で きていないことです。だとすれば、やるべきことは再稼働宣言ではなく、 茨城県民との共生の道を探るべきではないですか。 東海第2原発を再稼働せずとも存続できる企業の姿勢を示すべきでは ありませんか。 本日の東海第2原発・再稼働宣言に強く抗議し、この原発の運転再開を 断念することを求めます。 2019年2月22日
抗議文・申入れ団体:原発いらない茨城アクション実行委員会 (連絡先:茨城県水戸市大工町3-4-24 電話:029-221-6811)
.. 2019年02月24日 07:26 No.1596002
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