|
アメリカはテロとの戦いこそが最優先です。だが、世界共通の課題は、人口・環境・食料・エネルギー・水の五つでしょう。5つの課題のうち日本で、最も危機にあるのは食料です。世界中から食料を輸入している輸入大国だからです。
毎日、食べるものを購入する時、安全かどうかを疑うことが普通になってしまいました。こんなこと、昔は無かったでしょう。食べるものが安全なのは当たり前だったからです。それが原発事故からさらにおかしくなっているのです。
遺伝子組み換えでは、深まる健康と環境に対する影響の懸念、アメリカを中心に遺伝子組み換え作物の栽培が急激に拡大しています。食の安全性だけでなく、農薬などの土壌などの環境生態系への影響まで含めた総合的な対策が急務であります。
狂牛病危機をどう乗り越えるか?牛肉輸入自由化に続き、日本の肉牛産業はどうなってしまうのだろう? さらに原発事故から放射能がダダ漏れしている現在、食べ物はどこまで放射能が浸透しているのであろうか?果たして子ども達の影響はどうなのであろうか?
環境で観れば、地球の温暖化で真っ先に海中に沈むのは干拓で国土を作り上げたオランダだから、炭酸ガスの排出には神経質です。自動車をやめて自転車にしようと国中自転車専用道路を張り巡らせています。その自転車も実用的な荷物車で、日本のようなスポーツ車は殆どないそうです。
自転車は健康にも良いし、地球の温暖化を防ぐのに役立つとオランダ人は信じています。400年前に小さい船を操って日本に商売のチャンスを求めてやってきた命知らずの商売人の魂は今も生き続けているのです。農業の分野でのオランダの存在感は大きい、空港すぐそばに世界一の生花市場をつくり世界中に輸出しています。
生花,野菜類は貴重な輸出品であるし、酪農製品のチーズは有名です。国内自給のみを考えず最初から輸出指向の農業を組み立てています。資源の無いオランダがヨーロッパ諸国との競争に勝ち残ってきたその智恵は今の日本にこそ必要とするものでしょう。
.. 2019年02月05日 11:33 No.1585001
|