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(たんぽぽ舎会員)
◆東電の情報伝達に不信感−新潟県避難委、意見集約先送り
東京電力柏崎刈羽原発の安全性を巡る県独自の「三つの検証」の1つ、原 子力災害時の避難方法に関する検証委員会の会合が25日、県庁で開かれた。 東電や国が原発事故の情報を自治体に伝える体制についての議論で、委員 から情報伝達を巡る不手際を繰り返す東電に不信感を示す声が相次いだ。 (中略) 委員からは「東電の対策は後手後手で、住民の命を預かっているという 真剣味に欠ける」「自治体への情報を誰がどうまとめるのかが見えない」 などの懸念が上がった。委員の質問と東電や国側の回答がかみ合わない場面 も目立った。 避難委は今回、このテーマについて意見集約する予定だったが、「まだ 議論の余地がある」(関谷直也委員長)として次回に先送りした。 会合では、福島第一原発事故時に福島県教育委員会職員として被災者支 援に当たった天野和彦・福島大特任教授が事故時の状況を報告。 要介護者の避難が健常者よりも長時間・長距離化したことなどを挙げ、 「従来型の計画は役に立たなかった」と振り返った。 関谷委員長は会合後、東電の情報伝達体制について「個人的感想だが、 これまでの説明を聞く限りでは、決して十分ではないと思っている」と 述べた。12月26日「新潟日報」より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)
.. 2018年12月27日 08:53 No.1559002
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