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震災で被災し老朽化でボロボロの東海第二原発 | スタビライザ(水平方向支持板)が破損する−日本原電の資料で判明 | 「NONUKES VOICE」18号掲載の小文を紹介します └──── (たんぽぽ舎共同代表)
〇 はじめに
11月7日、日本で最も古い沸騰水型軽水炉であり、東日本大震災で被災し た茨城県東海村の日本原電(以下原電)東海第二原発(以下東海第二)の再 稼働と20年の運転延長が認可された。 原子力規制委員会は、ただでさえ老朽化し、燃えやすいケーブルを使って いるなど、現在の法令では許可されないうえ、震災で揺さぶられ、津波に 被災した原発さえも原子力規制委員会は運転してよいとの結論を出した。 東海第二は11月27日で運転開始40年。この日までに認可を受けなければ廃 炉になるはずだった。原発の安全性よりも原電という会社の都合を優先し、 周囲30キロ圏内の住民96万人、昼間人口や観光客を考えると避難人口は100 万人を超える。 30キロ圏内のひたちなか海浜公園では1日あたり7万人を超える観客が集 まるイベントが開催される。東京から100キロあまりの人口密集地帯にある 原発を認可した。その責任は極めて重大だ。 原子力規制委員会設置法は第1条の「目的」の項で、1つの行政組織が 原子力の推進と規制の機能を両方持つことの問題を解消するために規制委員 会を設置したと規定した。国民の生命、健康及び財産の保護を目的とする、 とも書かれている。 ところが現状は、再稼働を推し進める役割を果たす機関となっている。…
以下は小見出し(本文全体は6頁の短文、山崎久隆さんの文です) 〇東海第二の欠陥 〇「スタビライザ」とは 〇スタビライザが破損した場合の重大な影響 〇「基準地震動」を超える地震はくり返し襲う 〇規則に反する結論だ
●「NONUKES VOICE」18号は、たんぽぽ舎でも扱っています。 季刊(1年4回.132頁)(1冊 税込680円+送料) たんぽぽ舎から発送できます。 (1年4冊の「定期購読」で 2700円−送料たんぽぽ舎負担) 唯一の原発ゼロをめざす雑誌です。ぜひお読み下さい。
.. 2018年12月21日 08:29 No.1553002
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