|
関電の約束が守られなかったのだから | 西川福井県知事は「大飯原発の停止」を求めるべき | 核のゴミの処理は半減期1万年以上かかっても | 「無害化」出来ないことが証明された50年 └──── (ふるさとを守る高浜・おおいの会、 福井県高浜町在住)
◎ 一昨年の11月、関電の岩根茂樹社長は大飯原発3、4号機の再稼働に あたり、使用済み核燃料の県外搬出先を2018年中に示すと明言したことに よって、西川一誠福井県知事は再稼働に同意し、3月と5月に起動しま した。 しかし、岩根社長は昨年12月26日、西川知事に「候補地を示すことが出来 ない」と謝罪しました。それに対し、西川知事は「大変残念であり遺憾」と 不快感を示すだけで、大飯原発の停止を求めませんでした。 約束が守られなければ大飯原発は停止すべきです。 原発で電気を起こせば、それに伴った分だけ核のゴミである使用済燃料が 出ます。 もうすぐ50年、若狭の原発は関西方面に2兆2千億kWhの電力を供給し、 福島事故が起きる前には使用電力量の半分を賄って来ました。 その分、核のゴミも溜まり英国や仏国、青森県六ヶ所村に搬出しました が、まだ構内の使用済み燃料プールに7,424本(関電発表)の燃料集合体が 保管されています。このまま運転を続ければ数年で満杯になり、「運転で きない」状況を迎えます。
◎ 使用済み燃料は「ゴミ」でなく、再処理すれば再び燃料になるプルト ニウムが出来ているので「資源」であるとして、再処理して新たな燃料(M OX燃料)を造るため国内で再処理ができないため(再処理工程は原爆製造 過程でもある)英国や仏国に搬出しました。 その後、日米原子力協定の見直しによって国内でも再処理ができるよう になって、青森県六ケ所村に再処理工場が建設され始めたのですが、トラ ブル続きでいつ完成するかメドが立っていません。
.. 2019年01月30日 08:28 No.1548008
|