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■--<原発のない国へ>
++ 東京新聞 (社長)…2144回          

原子カムラの抗い(中)
  国際連携で小型炉開発「死の谷」越えに予算投入
             (12月5日朝刊1面より見だし)
.. 2018年12月07日 12:01   No.1544001

++ 小林和博 (幼稚園生)…1回       
「東電の中ではかなり以前から津波対策が
 |  必要だとわかっていた…」
 |  東電刑事裁判学習会「東電有罪の可能性と展望」報告
 └──── (東電の刑事責任を追及する会)

 12月3日「スペースたんぽぽ」において、東電刑事裁判学習会を開催しま
した。
 まず、福島原発刑事訴訟支援団の海度雄一弁護士から、これまでの公判を
120枚のスライド(パワポ)にまとめ、わかりやすく解説していただきま
した。
 「こんなすごいことが起こっていたのか。知らないことがいっぱい
あった」、「東電の中でかなり以前から津波対策が必要だということが
はっきりした点、また、それをやらなかった理由も引き出した証言、調書、
証拠によりはっきりした」、「東電のデタラメさぶりが非常に良く
わかった。これで有罪にならないと納得できない」といった感想が寄せら
れました。

 では、公判で明らかになった事実を、どうやって東電(元幹部3名)有罪
につなげていくのか?
 学習会では、時間不足で議論できませんでしたが、感想アンケートで
「今日学んだことを周囲の人に伝える。署名を広げる」、「再生エネルギー
に切り替える」「日本の民主主義、司法の独立をかけて闘っていく必要があ
るはず。市民の関心、世論が高まれば有罪にできる」といった意見があり
ました。

 検察が不起訴にした犯罪を検察審査会による強制起訴で公判を開かせ、
多くの証言により真実を暴き出してきた東電刑事裁判はこれからが正念場
です。
 支援の輪を広げ、東電や裁判所に圧力をかけ、世論を盛り上げ、「東電
有罪」を実現しましょう。

※次回の公判(論告求刑)は
 12月26日(水)と27日(木)10時より 東京地裁104号法廷

.. 2018年12月22日 08:32   No.1544002
++ 宮口高枝 (小学校中学年)…12回       
圧巻の第17回子ども脱被ばく裁判(12/11)原告陳述
 |  今後も一緒に考え、行動し、裁判を支援しようと決意し直した
 └──── (脱被ばく実現ネットボランティア)

◎ 原告(Mさん)の陳述、圧巻でした!
 被告席の、各自治体、国、県の代理人たちは、彼女の絞り出した血のにじ
むような言葉に、少しずつ、少しずつ頭を垂れて、目は伏し目になって
行き、それはもう、あの「日光の猿軍団の猿が反省!」しているような様子
を思い浮かべるほどだった。
 若い彼等代理人たちの殆どが、傍聴人たちが部屋を立ち去るまで、なかな
か廊下に出なかったのは、何か思う所があったのだろうか?
 彼女の陳述の言葉は、彼等の心を突き動かしたのではと思った!
 原告の陳述の言葉に、私たち支援者も感動し、涙していました。

◎ それは、あの、山下俊一の講演ビデオから流れた、暴言の数々、「100
ミリシーベルトは大丈夫、マスクは必要ない、洗濯物は外に干しても大丈
夫、外で遊んでも大丈夫、ニコニコ笑っていれば放射能は怖くない」など、
あまりの妄言、確信犯の言葉、悪魔の言葉の後の陳述だったから、なおの事
心にしみました。

◎ 東電福島第一原発が爆発して、放射能が降りそそぐ恐怖の中、子供たち
を被ばくさせてはならない親たちの強い思い、避難先を見つける苦難と、
避難先での子どもへのいじめ、そして、経済のために、かぎっ子にして仕事
に出なければならなかった、「お母さんは私が必要としていた時、家にい
なかった!」と子どもに言われるつらさ…。
 原告達の心の葛藤、今も抱える癒えない苦しみは、証言の節々であらわ
になった。
 陳述する事が、如何に勇気が必要か手に取るように感じた。
 そのようなことを克服して陳述した彼女の素晴らしい精神力を、支援者と
して共有し、今後も一緒に考え、行動し、裁判を支援しようと決意し直した
意義深い傍聴だった!

※(子ども脱被ばく裁判は、「子ども人権裁判」と「親子裁判」の2つで
構成されており、子ども人権裁判は、放射能汚染のない年間1mSv以下の
環境で教育させよという福島県内市町村に対する要求、親子裁判は原発事
故の際、適切な回避策を取らずに無用の被曝をさせた国・県の責任を追及
する裁判)

.. 2018年12月26日 08:06   No.1544003
++ 山崎久隆 (社長)…828回       
年末年始の原子力報道を読む
 |  重要ニュースが伝えられない現代社会の闇  (下)
 | 強制起訴された東電旧経営陣三人への求刑は禁固五年
 |  何をすべきかもう一度考えよう
 |  全ての知見を結集して福島第一原発事故の対応−
 |  再度の放射能汚染の防止と事故の真の原因究明を進めるべき
 |  除染作業や廃炉作業などの被曝労働に
 |  外国人導入は絶対にしてはならない
 └──── (たんぽぽ舎副代表)

4.強制起訴された東電旧経営陣三人への求刑は禁固五年

 業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣三人の論告求刑公判が
12月26日に東京地裁で開かれた。検察官役の指定弁護士は勝俣恒久元会長ら
被告3人にそれぞれ禁錮5年を求刑した。武黒一郎元副社長、武藤栄元副
社長の二人は、それぞれ原子力・立地本部長、副本部長を務めている。

 この報道も少ないと思う。その中で、12月27日の福島民報から。
 業務上過失致死傷罪の法定刑は5年以下の懲役もしくは禁錮、または100万
円以下の罰金だから指定弁護士は法定刑の上限を地裁に求めた。
 この裁判では二つの争点、津波を予見できたか、対策をすれば事故が防げ
たのかが争われている。

 被告側は「長期評価の科学的な信頼性がなかった」から「津波を予見でき
なかった」と主張、さらに「試算に基づいて防潮堤を作っていても被害を防
ぐことは出来なかった。」としている。
 しかし指定弁護士は、膨大な資料を基に「東北地方の太平洋側ではどこで
も大津波が起きる危険がある」とした国の地震予測「長期評価」が示された
後に、それに基づき、東電が社内外の専門家によりまとめた「津波対策」に
おいて、津波波高の試算を行い15.7メートルにも達するとの結果を元に、
具体策も策定していて、方針を説明して被告人を含む東電上層部の了解を
得る段階になっていたことを示した。

.. 2019年01月17日 08:25   No.1544004
++ 山崎久隆 (社長)…829回       
 しかし、決定的な場面で、津波対策工事は先送りされ、「土木学会での
検討」という意味の無い時間稼ぎの場面に移行してしまった。
 その後、何度も津波対策工事に着手しなければならないと経営陣が決断
すべき場面があったが、それらは見逃された。「情報収集義務」が課せられ
ている経営陣は、これを前提とする予見可能性があったと言うべきだ。

 なぜ対策工事を行わなかったのか、その理由は、工事には数百億円の費用
と長い年月がかかり、当然のこととして工事中は福島第二も含めて原発を止
めなければならず、それによる経済損失を恐れたこと、さらに福島県に
対し、このようなリスクのある原発であることを説明することを嫌ったもの
と思われる。
 今後裁判は、3月12、13の両日に無罪を主張する被告側の主張を改めて
聴く最終弁論を行い、結審する予定だ。

5.何をすべきかもう一度考えよう
  全ての知見を結集して福島第一原発事故の対応−再度の放射能汚染の
  防止と事故の真の原因究明を進めるべき
  除染作業や廃炉作業などの被曝労働に外国人導入は
  絶対にしてはならない

 日本の原子力で最優先課題は、福島第一原発事故の対応であることは異論
は無いと思う。老朽原発を無理矢理動かしたり断層の真上にある原発の再稼
働を推進などしている場合ではない。
 全ての知見を結集して福島第一原発事故の対応、すなわち再度の放射能
汚染の防止と、事故の真の原因究明を進めるべきだ。
 国会事故調も政府事故調も、最終報告を書いていない。2012年に報告書
を出した時点の限られた知見で一定の結論を出しただけである。
 原発の内部が分かり始めた今こそ、何が起きたのかを調べるときだ。

 さらに、廃炉にした原発の安全管理や使用済燃料、高レベル放射性廃棄
物などの核のゴミの安定及び安全管理を早急に実現しなければならない
はずだ。
 原子力に携わる人員は減少の一途、危機的な状況にある。
 核の現場には、いわゆる「外国人材」を導入できないし、してはなら
ない。
 国は除染作業や廃炉作業などの被曝労働に外国人を導入したいのだろう
が(実際に、既に除染作業について違法に外国人実習生を使っている事実
が明らかになっている)それは絶対にしてはならないことだ。

.. 2019年01月17日 08:34   No.1544005
++ 山崎久隆 (社長)…830回       
 被曝を最小限に抑えつつ、事故の後始末や廃炉・廃止処理を行うには、
時間をかけて放射線が減衰するのを待つのが最も良い方法だ。時間はかか
るが安全性はより高い。
 そのことをもう一度考えるべきだ。 (了)

 (2019.1.13発行「脱原発東電株主運動ニュース」No280より転載)

.. 2019年01月17日 08:44   No.1544006
++ 池田 実 (幼稚園生)…2回       
東電・九電は原告に対する損害賠償責任を認めよ
 |  1/23あらかぶさん裁判第11回口頭弁論
 |  原告側から新たな論点「浜岡原発での白血病労災事件の
 |  上積み補償の事実」を提起
 └──── (あらかぶさんを支える会共同代表)

 1月23日(水)12時40分より東京地裁前でアピール行動。チラシ配布を行
いながらマイクであらかぶ裁判のアピールを行う。全労協から瀧さん、東
京労働安全衛生センターから飯田さん、ユニオン北九州から見口さんが挨
拶。13時に終了し、参加者は地裁玄関前での傍聴整理券受け取りに移動。
この日も傍聴定数に達せず、抽選は行われなかった。

 13時30分より103号法廷で第11回口頭弁論が開始。裁判長から原告側提出
の「第11準備書面」(被告九州電力準備書面6への反論)の陳述を確認。
 原告海渡弁護士から口頭で趣旨説明をしたい旨要望し、裁判長、被告側
が了承、要旨を述べる。
 陳述後、裁判長から「新たな論点が第7(浜岡原発での白血病労災事件
の上積み補償の事実)として提起されている。事実関係がよくわからない。
気持ちはわかるが法的根拠、位置づけを明確にしてもらいたい」と述べ、
海渡弁護士から2月末までには他の反論も含め提出したいと述べ了承された。
 最後に、裁判長から次回3月13日の進行協議では双方の総論が出揃うこ
とになるので、今後の進行について検討いただくことになると述べ、双方
が了承し終了した。傍聴者は85人ほど。

.. 2019年01月28日 13:32   No.1544007
++ 池田 実 (幼稚園生)…3回       
 2時半から衆議院第2議員会館多目的会議室で報告集会をひらく。冒頭、
いつも議員会館会議室の便宜をはかっていただいている立憲民主党の山崎
誠衆議院議員からあいさつを頂いた。「私たちが提出した原発ゼロ法案は
先の国会では一度も審議されていない。ともに頑張りましょう」と激励を
受ける。つづいて海渡弁護士、木下弁護士から今日の口頭弁論の報告。海
渡弁護士からは今日提出した11準備書面について、労災上積み補償の内
容について説明、木下弁護士からは、「この1か月で残る東電3つ、九電
2つの反論を提出しなければならない。3月13日の進行協議では今後の、
総論、各論の立証計画について腹合わせすることになる。次回の口頭弁論
は、おそらく夏以降になるだろう」と今後の進行について感想を述べた。
 つづいて、学習企画として「支える会」共同代表でもある飯田勝泰さん
(全国労働安全衛生センター)から被ばく労働問題に関して象徴報告と課
題について報告を受けた。
 最後に、参加された「福島原発訴訟かながわ原告団」の山田さん、ユニ
オン北九州の見口さん、原告あらかぶさんからお礼のあいさつを受け終了
した。報告集会参加者は54人。

.. 2019年01月28日 13:47   No.1544008
++ 前田裕司 (幼稚園生)…1回       
「弁護人の援助を受ける権利の拡充」を目指す
 |  過酷な労働を強いられた個人の請求権まで国家が消滅させたとする
 | 解釈は、当時の政府も後の最高裁も採っていません
 |  寒中お見舞い申し上げます
 └──── (弁護士、九州宮崎県在住)

 宮崎の三が日は穏やかな晴天でした。私は実業団駅伝や箱根駅伝のテレ
ビ観戦でゆっくり過ごしました。
 今年は刑事訴訟法が施行されて70年、「取調べの可視化」が初めて法に
基づき実施される元年、10月の徳島での日弁連人権大会では「弁護人の援
助を受ける権利の拡充」を目指すシンポが開催されます。
 長年、刑事司法改革に取り組んできた私の集大成の場として、これに尽
力するつもりです。
 韓国大法院が元徴用工の訴えを認めた判決に対し、政府をはじめ多くの
反発が示されました。
 しかし、過酷な労働を強いられた個人の請求権まで国家が消滅させたと
する解釈は、当時の政府も後の最高裁も採っていません。
 政権による上からの改憲が叫ばれる中、「国家と個人」の在り方と個人
の価値の大切さを訴え続ける1年になりそうです。
皆様のご健勝を心からお祈り申し上げます。

.. 2019年01月28日 17:10   No.1544009
++ 鴨下祐也 (小学校中学年)…17回       
2/6(水)福島原発被害東京訴訟第2陣(東京地裁103号)へ傍聴応援を
 |  当事者が現実の被害を訴える声こそが、困難を打ち破る
 | 1/19げんげんれん日比谷決起集会の報告
 └──── (福島原発被害東京訴訟原告団団長、
原発被害者訴訟原告団全国連絡会
[げんげんれん]共同代表)

 1月19日、日比谷コンベンションホールにて、原発被害者訴訟原告団全国
連絡会(通称:げんげんれん)の総会・決起集会が行われました。
 全国で約30の原発事故賠償の集団訴訟が起きている中で、21訴訟団が
繋がっている原告団全国連絡会。関わる原告は13,000人にも及びます。
 2016年2月13日の結成以来、3年目となった今年の決起集会には、14の
訴訟団から50人の原告代表らが参加し、それを支援する100名を越す弁護士・
支援者の皆さまと共に、未だ救済されない被害の数々を熱く訴えました。
 更に夕方からは街に繰り出し、有楽町マリオン前で街頭アピール。
原告の女性達が次々とマイクを握り、訴える切実な声に、多くの方が
足を止め、チラシを受け取ってくださいました。

 原発事故被害者の戦いは、公害・薬害訴訟に酷似した側面を持ちながら、
更に背後に強大な国際原発ロビーや核保有国が存在する点で、一層困難な
裁判であると言われています。
 しかし、当事者が現実の被害を訴える声こそが、その困難を打ち破る
ものだと信じ、私たち原告は今日も闘い続けています。その勇気を与えて
くださっているのが、皆さまの温かい応援です。

 今年は、2月20日に、かながわ訴訟(横浜地裁)、3月14日に千葉
訴訟(2陣)(千葉地裁)、3月26日には愛媛訴訟(松山地裁)の判決が
下されます。
 又、既に闘いの場が高裁へ移っている群馬(東京高裁)、生業(仙台
高裁)、千葉(1陣)(東京高裁)、京都(大阪高裁)の動きにも注目
です。
 なお、2月6日(水)10時30分からは、福島原発被害東京訴訟第2陣の
期日が103号法廷で開かれます。
いつも傍聴者がギリギリで、傍聴券配布になれない東京訴訟ですが、
どうかもうひとまわり大きな応援を、よろしくお願いいたします。

.. 2019年02月03日 07:48   No.1544010


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