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避難訓練で原子力艦の危険性と災害対策マニュアルの不備を訴える 11/18横須賀市
11月18日、横須賀市で市民とともに79名が参加し原子力艦事故避難訓練を 行いました。 横須賀基地は、米第7艦隊原子力空母ロナルド・レーガンの母港とともに 原子力潜水艦も物資の補給などで、ほぼ毎日のように原子力艦船が横須賀港 に停泊しています。 横須賀基地所属のイージス艦は昨年、衝突事故を含む3件の事故で17名の 乗組員が死亡するなど過密な浦賀水道を航行する原子力艦船もいつ事故が起 きるとは限りません。
また三浦半島には5本の活断層があり大地震で津波や隆起により浅瀬に 原子力空母が座礁した場合、原子炉を冷却する海水が取り入れ不能となり メルトダウンが発生します。 しかし、国や市の原子力艦船事故に対する防災基準や災害マニュアルは 不十分です。 原発には新しい「原子力災害対策指針」が適用され半径5kmは避難計画が 必要となります。原子力艦についても「原子力艦の原子力災害対策マニュ アル」が2016年改訂されたものの避難計画が必要な範囲は「避難は概ね 半径1km以内、屋内避難は概ね1〜3kmとなっています。 原子力艦でも原発と同様の避難計画が必要であり、実際の風向きを考え 参加者は帽子、マスク、ビニールコートを身に着け3キロの避難訓練を行 い、原子力艦の危険性と事故が発生した時のマニュアルの不備を市民に アピールしました。
.. 2018年11月30日 09:09 No.1539001
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