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私たち日本人はどうしたら良いかを考えさせる | −映画「華氏119」(マイケル・ムーア監督)−を見る └──── (たんぽぽ舎ボランティア)
マイケル・ムーア監督の「華氏119」は是非とも見てほしい映画だ。 誰もが初の女性大統領ヒラリー・クリントンの出現を信じて疑わなかった なかで、マイケル・ムーアだけがトランプ大統領の勝利を予言した。一体何 でこんなことが起こったのか。 政治経験ゼロのタレント実業家。差別発言を連発するレイシスト。テレビ 局は視聴率稼ぎのネタとして彼の暴言を流し続けた。マイケルは早くから 「トランプ勝利」の危険性を指摘していた。
トランプは失業と貧困に苦しむ人々に「忘れられたあなたたちを私が 救う」と約束した。 民主党の政策が共和党と大差なくなって久しい。ヒラリーが金融業界から 多額の献金を受けていたように。 グローバル資本や富裕層の利益だけを代弁し、革新的なサンダースを退け た民主党に愛想をつかした多くの市民は大統領選挙に背を向けた。
マイケルは「独裁者が成功するのは民衆がうんざりし、諦めた時だけだ」 とヒットラーの出現映像とダブらせた。 安倍政権下の日本と酷似することが多大にある。 しかし、映画では、アメリカ市民の底力も見せつける。若者たちを先頭に 大勢の群衆が権力に敢然と抗議する姿をも映し出す。 「私たち日本人はどう対処したら良いか」を考えさせるドキュメンタリー 映画だ。
.. 2018年11月26日 15:13 No.1534001
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