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「生存権にかかわる問題なのだと気づいた」…立地住民の言葉 | 「韓・日反核(原発)ツアー報告、現地より後編 └──── (たんぽぽ舎ボランティア・ 再稼働阻止ネット全国ネットワーク)
◎ 韓・日反核(原発)ツアー3日目の9月15日、朝鮮半島南西端の木浦近くにあ るヨングァン(ハンビッ)原発ゲート前で、地域住民と合流。もらったしおりには 〔原発は、超法規的権力集団(核マフィア)の利益共同体を肥らせる巨大な欲望の 「打ち出の小槌」]とある。 1986年に稼働したヨングァン原発1号機は丸い鉄兜のようで、コンクリートも 古びた色だ。5・6号機の5000個を超える偽造部品や4号機の手抜き工事が発覚。 近隣の農産物の売れ行きが落ちているそうだ。使用済み燃料プールが満杯にな り、敷地内に乾式中間施設を作ろうとしている。
◎ 「一つ作れば永久に置かれる。政府はそれで安心して稼働し続けるだろう。 お金で住民を懐柔しようとしているが、そうはさせない。」「日本は3・11後、原 発が一時期止まって国民の意識もあるだろうが、韓国はずっと運転している。多 くの国民はふつうに電気を使っていて、ゴミは原発立地においておけばいい、現 地住民はこれまでと同様に原発を抱えて生きていけばいいと思っているのだろ う。」現地の人の話は、原発を強要された地の、国を越えた共通な問題だと思え た。ue 懇談会は山中でエコロジカルな暮らしをしている「生命と平和の村」で行われ た。ムクゲの花が咲き、鳥たちが鳴き交わす窓辺で住民の方が話された「原発は 生命を破壊するものです。」の言葉が心に響いた。
.. 2018年09月20日 08:16 No.1488001
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