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行方不明だった2歳の子どもが無事見つかりました。68時間も1人で生きていたとは奇跡です。2歳児を発見したのは、東日本大震災・熊本地震・西日本豪雨などでボランティア活動を続けていた尾畠春夫氏(78歳)です。地形を見た瞬間に子どもの行動を推測して、わずか20分で発見したというのですから驚きです。
また警察に引き渡さず自分で抱っこして連れて帰ってきたのも頑固です。警察も面子がありますから大変だったことでしょう。警察や消防を含め可能であれば、尾畠さんの意見や経験を確りとまとめておくことは大切なことだと思います。2歳児の行動を予測するという、尾畠氏の経験を確りと聞いて共有して欲しいと切に願います。
過去に、子どもを見つけた経験から、迷った子は、上に行くと知っていました。何故だかを研究すれば、幼児心理学となります。これを直感して山道を登り、幼児を発見しました。母親は、もうダメかと思っていたと言う。東日本大震災での尾畠氏は瓦礫から思い出の写真やランドセル・日記・図画帳・学用品・指輪・時計など探していました。
探したものを洗って綺麗にして、遺族に渡すため、テントの床に並べています。絵日記を読み、亡くなった子どもが書いた文字をしばらく見ていた尾畠氏が、慟哭する映像が残っています。金目の物を狙う泥棒と間違えられない為に、ジャンバーの背中には、太いマジックで「大分県日出町 尾畠春夫 ボランティア」と書かれています。
赤い服を見ると被災地の人が安心するとして、オレンジ色の服を着ています。服は、28年目だと言うので所どころ黒い糸で縫ってあります。尾畠氏のボランティアは、60歳のころから18年、欠かさず続けられています。全国の被災地では、オレンジの服と手書きのゼッケンが映りだされています。
「とくダネ!」のフリーアナウンサーの小倉智昭(70歳)が、CMの合間に泣いた目で、言葉に詰まり、「自分は40歳でゴルフを覚え一体何をやってきたのでしょうね。」と言っていました。人に、そう思わせるものがあるのです。政治家が、被災地に作業服で行くのは票取りの演技です。救済どころか、瓦礫ひとつ拾うことはないでしょう。
.. 2018年09月01日 10:06 No.1477001
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