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■--トリチウム
++ 斉藤武一 (幼稚園生)…4回          

「放射性水素」=「トリチウム」の「正体」
 |  「トリチウム」が出すベータ線は細胞の中にある遺伝子の中に
|  入り込み遺伝子を傷つける
 └──── (岩内原発問題研究会)

1.「トリチウム」の3つの「危険性」「内部(放射能)ひばく」

 イ.「トリチウム」が出すベータ線は、体内では10ミリしか飛ばないが、飛ぶ
速さは、非常に速い。細胞の大きさは0.01ミリなので1000個の細胞を突き抜けて
いく。細胞は傷つく。
 ロ.「トリチウム」は、細胞の中にある遺伝子の中に入り込み、放射線により
遺伝子そのものを傷つける。遺伝子は修復されるが、修復に失敗する場合があり、
修復に失敗した遺伝子は異常な遺伝子となり、やがて「がん」になる。
 ハ.放射線は、体内の「水(分子)」にぶつかり、「水(分子)」をバラバラにし
て、「活性酸素」を作り出す。「活性酸素」は、毒(サビ)で、細胞膜を破壊して
いく。

2.「トリチウム」は、「ガス」や「水(雨)」として「沿岸」「内陸部」へ

 イ.泊原発は、過去25年間で570兆ベクレルの「トリチウム」を海へ捨て、排気
筒(煙突)からは、「トリチウムガス」として空へ放出。(空に放出された量は北海
道電力は測定していない)
 ロ.海へ捨てた「トリチウム」は、約40%は蒸発し、「トリチウムガス」とな
り、その半分の約20%は海岸へ。海からと煙突からの「トリチウムガス」は、風
で沿岸、内陸部に運ばれ、空気中で「トリチウム水」となり、雨に混じって降っ
てくる。
 ハ.「がん多発」の沿岸の泊村、寿都町、岩内町、島牧村をはじめ内陸の町村
で、「トリチウム」の雨が降り、住民は、長年、放射性物質を吸い込んでいる。
(内部ひばく)
 ニ.「トリチウム」は、岩内湾、寿都湾に、地形と海流の関係で湾内に「滞留」
している。

3.汚染水から「トリチウム」を取り出すのは、莫大にお金がかかる。

 イ.1トンの汚染水から「トリチウム」を取り出すのに、2000万円かかる。
 ロ.福島第一原発では、汚染水が73万トンあり、「トリチウム」は750兆ベクレ
ルあり、「トリチウム」を取り出すとなると13兆円かかるので、海に捨てようと
計画。
.. 2018年09月01日 08:26   No.1476001

++ 斉藤武一 (小学校低学年)…5回       
4.泊原発では、福島第一原発(沸騰水型)より、たくさん「トリチウム」が発生

 イ.原発は、ウランに火種の中性子をぶつけ核分裂させ、熱を取り出す。→ 
ロ.中性子が数多く発生する。→ ハ.中性子の数を「ホウ酸」を使い減らす。
→ ニ.「ホウ酸」が中性子を吸収すると「トリチウム」が発生。
 原子力潜水艦と同じタイプの「泊原発」(加圧水型)は、「ホウ酸」をたくさん
使っているので、大量に「トリチウム」が発生。

※参考記事
 トリチウム 危険知って 道がんセンター 名誉院長が講演

 【岩内】北海道がんセンター名誉院長の西尾正道さんが3日、岩内地方文化セ
ンターで「放射線とがん」と題して、がんの放射線治療を手がけてきた経験を踏
まえて講演した。
 後志・原発とエネルギーを考える会主催。西尾氏は、東京電力福島第一原発事
故の汚染水内に大量に存在するほか、北海道電力泊原発からも放出される放射性
物質トリチウムについて解説。「政府はエネルギーが低いから影響ないというが
それは大うそ」と指摘した。 西尾氏は「トリチウムは蒸気でも水でも体の中に
取り込まれる。細胞核に入り、遺伝子を構成する塩基に放射線を与え、遺伝子構
造そのものをおかしくしてしまう」と述べ、がん発生に関連しているとの見方を
示した。 (2016年12月6日北海道新聞より)

.. 2018年09月01日 08:40   No.1476002
++ 柳田 真 (社長)…340回       
(放射性)トリチウムが安全なら、東京湾へ放出せよ
 |  福島県南相馬市前市長 桜井勝延さんの「福島からの訴え」
|  茨城県水戸市で開かれた東海第二原発STOP大集会1000人
 └────  (たんぽぽ舎、とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)

○9月1日(土)、2日(日)2つの集会と1つのデモが茨城県水戸市で開かれた。
 1つは、東海第二原発再稼働STOP!茨城県大集会(1000人)と市内デモ、2
つめは再稼働阻止全国相談会(22回)である。
 11月27日が日本原電・東海第二原発の40年運転終了の日。3ヶ月弱に迫った重
大な日を前に、ストップ大集会は盛り上がった。(主催者の予想を超える参加者)
その後開かれた全国相談会も内容の濃い集まりとなった。
当日の内容の一端を紹介する。(詳細は別途)

○東海第二原発ストップ大集会は10人の挨拶と訴えがあったが印象深かったのは
「福島からの訴え」という桜井勝延南相馬市前市長の話。

・7年半前の福島第一原発大事故で、日本のマスコミは南相馬市へ誰も来ず、見
捨てられた民、見捨てられた市になった。
・(放射性)トリチウムが安全と言うならば、東京湾へ放出せよ。日本の保守は米
国から押しつけられた原発にNOを言え!(米国に押しつけられた憲法NOという
保守の人々を思い出した)。
 南相馬市は「原発いらない市」宣言をした…等、自らの体験に基づいて7年前
の福島第一原発事故のこと、日本の原発政策を痛烈に批判された。
 「市長だった時の発言よりもずっと、良かった」これは聞いていた人々の実感。

○「トリチウムが安全なら東京湾へ放出せよ」も強烈な発言で東京電力会長・社
長や規制委員会の更田委員長らに聞かせたかった。
 安全というならばトリチウムを放出した東京湾の水を毎日飲んで生活してもら
いたい。
 原発を進めたい人々(原子力ムラ=原子力帝国の人々)がつくった神話「原発の
安全神話」と同じたぐいのものだ。

・トリチウムは水と混じって区別できない。ベータ線は身体の内部に入って遺伝
子を傷つけ、やがてガンになる。トリチウムの海洋放出をやめて「安全な陸上部
保管せよ」
 日本にはその技術があり、費用もオスプレイ3機分(300億円)だ。

.. 2018年09月04日 08:16   No.1476003
++ 冨塚元夫 (課長)…177回       
空間線量の日本と世界の基準は年間1ミリシーベルト
 |  「子ども・被災者生活支援法」を守れ
 | 8/30原発被害者集団訴訟千葉第二陣結審を傍聴して
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

◎ 涙を誘う原告「自主避難者」の訴え、苦しい避難生活の連続−チェルノブイ
リ法があったなら!と思いました。
 弁護団の最終弁論はパワーポイントを使って、緻密な論理展開をしました。
 東電の津波対策先延ばし、国の規制権限不行使、予見可能性、結果回避可能性
の証明、2002年推進本部の長期評価を取り入れて対策取るべきという政府・他電
力会社の方針に反し2008年東電だけ先延ばしした結果の東電福島第一原発事故。
 茨城県の東海第二原発(日本原電)は、防潮堤強化など、対策を取った結果かろ
うじて事故を回避できた。
 千葉二陣の原告はすべて自主避難者、福島市やいわき市、南相馬市から紆余曲
折を経て千葉に移住してきた。自宅は未だに放射能が強く、帰れる状態にない。
庭や家の周りの土壌は平米当たり4万ベクレルを超えている。(一般人が入れな
い放射能管理区域)
 除染は中途半端にしかされてない。空間線量は年間1ミリシーベルトをはるか
に超えている。

◎ 弁護団は日本と世界の基準が年間1ミリシーベルトであることを詳しく証明
した。
 東電側弁護士は相変わらず、年間100ミリシーベルト以下では健康被害は出ない
という1990年代に否定された論理を繰り返し、今や年間20ミリを下まわっている
からなんの補償も必要ないと主張している。20ミリ近い所に帰ったならば5年経
てば100ミリの被曝になるから、健康被害が出るのではないか?このような犯罪的
な政策がなぜ採られているのか、まったく理解できない。(チェルノブイリ法は
年間1ミリシーベルト以上の場所にいれば、生まれたばかりの子どもも人生の後
半に100ミリシーベルトに達するので、健康被害を防ぐために避難の権利がある区
域と定めて、移住の支援をすることを決めました。)

.. 2018年09月04日 08:27   No.1476004
++ 冨塚元夫 (課長)…178回       
◎ 子どもが体調を悪くして心配のあまり自宅を離れた原告たちが多いのです。
今でも用事があって自宅に戻ると本人も体調悪くすると訴えています。原告5人
が陳述しました。初めての陳述をした原告もいます。声を振り絞って発言し、終
わった途端にふらふらで退場しました。避難する前に避難先の子どもの学校のこ
とを役所に問い合わせしたら、インターネットで調べろと言われたそうです。仕
事をするにも避難者とわかると首(解雇)になったり、差別されたり理不尽な事ば
かりだったそうです。避難するまえは国が助けてくれると思っていたので本当に
失望したそうです。

◎ 私はそれを聞いてチェルノブイリ法があれば、学校も仕事も住宅も面倒みて
もらえるのにと思いました。
 しかし、チェルノブイリ法はなくとも、日本には「子ども・被災者生活支援法」
があります。
 この法律で原告を助けることはまったくできないのでしょうか?
 国が法律違反の意図的無作為を行っていると思います。国はこの立派な理念法
の基本方針つくりを伸ばし、骨抜きにし、ほんのわずかな支援政策でごまかし、
被災者の意見を聞かず法律違反を続けています。
 国に少しでもこの法律を守らせて原告が満足できる金額を勝ち取ってほしいと
思います。

.. 2018年09月04日 08:34   No.1476005
++ 渡辺悦司 (大学生)…83回       
トリチウム含有汚染水の海洋放出に反対!が噴出、賛成は皆無
 |  政府・規制委員会・東電の意図は莫大な量のトリチウムと共に
|  取り切れなかった莫大な量の他の放射性物質も同時に海洋放出すること
 └────  (市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)

 8月30・31日のトリチウム含有汚染水の海洋放出をめぐる政府の公聴会では、
賛成論は1人だけで、反対が噴出しました。
 河北新報オンライン(9月1日)は以下のように伝えています。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180901_61016.html

 同紙は、31日公聴会を、「『海洋放出』への賛成は皆無で、結論を急ぐ政府や
東電への不信感が噴出した」と評価しています。
 これは、内部被曝問題研究会やその他多くの市民団体に結集した多くの方々の
努力の成果だと確信しますし、大いに勇気づけられます。
 トリチウム以外の残留放射性物質では、濃度が発表された、ストロンチウム
90とヨウ素129の量が「半端ない」ように感じます(朝日新聞8月21日)。
https://digital.asahi.com/articles/ASL8N4CR7L8NUGTB004.html?
_requesturl=articles%2FASL8N4CR7L8NUGTB004.html&rm=350

(1)ストロンチウム90―福島第一原発事故大気中放出量の1000分の1程度

 暫定的な計算ですが(チェックお願いします)、新聞発表通り141Bq/Lの濃度だ
と仮定すると、溜まっている汚染水およそ100万トン(10億リットル)に対しては、
1410億Bq(1.41×10の11乗すなわち0.141テラBq[テラ−10の12乗])となります。
 ストロンチウム90の福島第一原発事故による大気中放出量は、政府推計で1.4×
10の14乗Bq(0.14ペタBq[ペタ−10の15乗])ですから、その1000分の1程度を、
今回放出しようというわけです。

.. 2018年09月05日 08:31   No.1476006
++ 小出裕章 (中学生)…30回       
プルトニウム製造装置としての「原子力発電所」 (上)
 |  福島第一原発の重大事故により
|  原発が巨大な危険を抱えた施設であることが事実として示された
|  即刻、原子力発電はやめるべきだ
 └──── (元京都大学原子炉実験所)

 安倍政権が世論を無視して原発再稼働を進めている。一方で、プルトニウムの
保有量は約47トン。長崎型原爆4000発分に相当し、日本はプルトニウム大国にな
っている。こうした事実について、小出裕章さんに電話インタビューした。
                     (文責・人民新聞編集部)

1.日本のプルトニウムの現状について

 人類は、木材から始まって石炭・石油・天然ガスなどの資源を燃やしてエネル
ギー源にしてきましたが、これらの発する熱量と核分裂による熱量は桁違いです。
 例えば1kgのウラン235の核分裂によって発する熱量は同量の石油の200万
倍です。だから原爆という途方もない爆弾が作られたわけです。
 広島・長崎の日が近づいていますが、長崎原爆は、プルトニウム239という
自然界には存在しない物質を原料に作られました。

 このプルトニウムを人工的に作り出す方法として開発されたのが原子炉です。
 日本で「原子炉」というと「核の平和利用」と呼ばれる「原子力発電所」を思
い浮かべますが、そもそも原子炉は、原子爆弾を製造するために作られた施設で
あることは、開発当初の学者も政治家もみんな知っていました。
 原子炉を日本に導入した政治家も学者も、プルトニウム239を手に入れたい
という思惑をもって原子力発電所を建設し稼働してきたのです。

 既に日本は、プルトニウムを47トンも保有していますが、日本は、70数年前に
アジア諸国を侵略し2000万人を殺した歴史をもつ国ですから、長崎型原爆4000発
分のプルトニウムを持つことは、国際的に到底許されません。
 そのため、「日本のプルトニウムは、発電所で燃料として使う」「使い道のな
いプルトニウムは保有しない」という国際公約をしています。

.. 2018年09月06日 08:09   No.1476007
++ 小出裕章 (中学生)…31回       
 ただし、プルトニウムを燃やす原子炉は、ウランを燃やす原子炉とはまったく
構造が違います。そのため日本政府は、高速増殖炉「もんじゅ」を1兆円超の金
を投入し続けてなんとか動かそうとしましたが、結局、動かないまま廃炉が決定
しました。

 さらに、核燃料再処理施設も破綻しました。日本は核燃料廃棄物からプルトニ
ウムを取り出す再処理技術を開発するために、青森県六ヶ所村に再処理工場を建
設しましたが、これも結局破綻しました。
 つまり、核燃料サイクルの中核である高速増殖炉も核燃料再処理も全て破綻し
て、プルトニウムを燃料として使う道は完全に断たれてしまいました。

 このため日本政府は、ウランを燃やすための原子炉にプルトニウムを混ぜて燃
やすという「プルサーマル」計画を立ち上げざるを得ないところまで追い込まれ
ています。
 日本で稼働している原子力発電所は、ウランを燃やすために設計された原子炉
です。この原子炉に、プルトニウムという非常に扱いにくい核物質を混ぜて燃や
すのですから、当然事故のリスクは高まります。
 これは灯油を燃料にする石油ストーブにガソリンを入れて燃やすようなもので
す。灯油の代わりにガソリンを入れれば火事になります。
 プルトニウムは原爆の材料で、管理が難しいし再処理も難しく、経済的にも膨
大な費用がかかります。それでも「プルサーマル」をやるしかないところに追い
込まれています。

2.進む原発再稼働

 原発再稼働の問題ですが、日本政府はプルトニウム処理という大義名分のため
にも東海第二原発、高浜原発と次から次へと再稼働せざるを得なくなっているの
です。
 再稼働に向かうもうひとつの大きな理由は、原発を全て停止して原発から撤退
すれば、原発関連施設が全て不良債権になってしまうことです。

.. 2018年09月06日 08:18   No.1476008
++ 小出裕章 (中学生)…32回       
 プルトニウムも、これまでは資産として計算されていたのですが、今度はゴミ
になってしまって、電力会社の重みになります。
 原発自体も、今は資産ですが、運転しないとなると、廃炉のために膨大なお金
がかかるのです。
 さらに廃炉にした原発施設は不良債権化して、電力会社の資産が大幅に失われ
赤字に陥ってしまいます。そこで、少しでも先延ばしするために再稼働に向かっ
ているのだと私は思います。
 しかし、福島第一原発事故によって原発が巨大な危険を抱えた施設であること
は、事実として示されたのですから、即刻原子力発電はやめるべきだと思います。

.. 2018年09月06日 08:42   No.1476009
++ 渡辺悦司 (大学生)…84回       
原発推進派のマスコミ トリチウム汚染水海洋投棄について
 |  決してうまく行かないことを、ぜひ見せてやりましょう。
 └────  (市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)

 原発推進派のマスコミ、読売と産経の社説に、トリチウム汚染水海洋投
棄についての公聴会の問題が取り上げられています。

 https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20180903-OYT1T50166.html
 https://www.sankei.com/column/news/180904/clm1809040001-n1.html

 産経などは、安倍首相を前面に押し立てて、「トリチウム・アンダーコン
トロール」宣言をやり、それを突破口として、海洋投棄を強行しようとい
う主張ですが、どうもこれが推進派のもくろんでいることのようです。
 これは、彼らの強さではなく、彼らが困難に直面しているということを
表していると考えるべきでしょう。

 こちらは、やるべきことをやって、このような試みがもし行われたとし
ても、安倍の責任を重くするだけで、決してうまく行かないことを、ぜひ
見せてやりましょう。
 

.. 2018年09月10日 09:15   No.1476010


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