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「停戦65周年・朝鮮戦争終結と日本の責任」 | コーディネーター:浅野健一さん | 参加できなかった人たちへ概要の報告 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)
☆ 白先生のお話は、私たちが信じている(信じ込まされている)歴史は本当か? そして朝鮮半島情勢の歴史的転換をふまえて私たちはどうするのか?という問 題提起でした。 ☆ 何度もテーブルを叩きながらの熱烈なお話!でした。
〇 1950年6月25日「北が一方的に朝鮮戦争を引き起こした」のは本当か
日本の植民地支配から解放された朝鮮は、新国家建設に向けて「民族国家独立 運動」を始めるが左右の対立が激化し内戦が始まる。 また、日本軍によって産業施設は徹底破壊され、インフレ、食料不足に苦しむ 共和国の創立直後(1948年)に1950年の朝鮮戦争を引き起こす余裕はない。
〇 冷戦と朝鮮戦争
1946年初頭、左右は激しく対立するようになり、この内部に生じた亀裂と対立 が米ソ冷戦と連動しながら分断に向かっていく。 そして、「トルーマン・ドクトリン」が宣布された1947年にはこれを契機とし て38度線一帯で衝突が頻発する。 ⇒ 朝鮮戦争は1950年6月25日に突発したのではない。 この1947年の段階で、南半分だけでも反共主義国家を立ち上げるという路線に 米国は突き進んでいく しかし一方、こうした動きに対抗して、左右の別なく分断を阻止し、一つの民 族国家を創り上げようとする38度線以北・以南の人々の懸命の努力が続いていた。
〇 米国と李承晩 1948年2月、南朝鮮単独選挙反対ゼネストが行われたが、同年8月、親米・反 共の李承晩を据えて大韓民国を樹立させ民族分裂、南北対立を図る。
〇 米国と「朝鮮戦争」 1949年、中華人民共和国が樹立、更にその翌年には李承晩派、総選挙で惨敗。 米国にとって、ユーラシア大陸への足場を失う(中国を失い、南朝鮮も失い)と いう危機的な情勢となる。 そのとき、1950年、朝鮮戦争が「始まる」
〇 米軍による共和国への凄まじい爆撃 米軍は日本より狭い共和国へ太平洋戦争で投下した数十倍もの爆弾を投下し、 全土を焦土化した。
.. 2018年08月24日 08:12 No.1470001
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