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厚労省、消費者庁、復興庁が認めた飲料水放射能「基準値」の誤り | 「日本では10Bq/kg、EUでは1,000Bq/kg」はまちがい | 実際は飲料水1リットル当たり日本は10Bq、EUは8.7Bq
◎8月9日、厚労省、消費者庁、復興庁が誤りを認める
3月に発行された消費者庁パンフ「食品と放射能Q&A」、復興庁パンフ「放 射線のホント」には、飲料水の放射性物質に関する基準が、EUでは1,000Bq/ kgなのに対し、日本では10Bq/kgと100倍も厳しいことを示す表が掲載されていま す。ue 特に「放射線のホント」では「日本は世界で最も厳しいレベルの基準を設定し て食品や飲料水の検査をしており」と銘打っています。 この「国際化」時代に、日本と外国で基準値が100倍も違うなんてことがあるで しょうか? 実際は、飲料水1リットル当たり日本は10Bq、EUは8.7Bq、米国は4.2Bqです (福島第一原発事故後のようにセシウム134と137が同量ずつの場合)。
◎私たちは8月9日、放射能基準を所管する厚労省、広報担当の消費者庁、「放 射線のホント」を作成した復興庁と話し合いました。 三省庁とも、基準値比較表の誤りを認め、厚労省がまとめる新たなデータに基 づいて改訂する意向を表明しました。 「米国、EUの飲料水基準は、緊急時のままだった」と言うけれど… なぜこんな誤りを犯したのでしょうか。厚労省は「2011年4月、日本の暫定基 準を決める時に外国の基準値と比較する表をつくったのが、そのままになった」 旨を述べています。 緊急時ではなく現在の日本の基準と、緊急時の外国の基準値とを比べれば、日 本の方が低いのは当たり前です。 本当に、こんな単純ミスが何年も「見逃されていた」のでしょうか。
◎誤った記述は訂正すべきです 誤った記述は直ちに流布を停止し、訂正すべきです。この誤りは農水省など他 の省庁にも及んでいるようです。誤った記述の流布停止・訂正を粘り強く求めて いきます。
.. 2018年08月28日 08:11 No.1459008
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