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放射性物質の首都圏への影響についてシミュレーション | 東京23区から神奈川県まで避難が求められる区域(20μSv/h) └──── 〔環境経済研究所(技術士事務所)〕
東海第二原発の再稼働が議論となっていますが、過酷事故の可能性は否定でき ません。さらに近接する日本原子力研究開発機構東海再処理施設には、東海第二 原発の炉心・使用済燃料プールの合計を上回る放射性物質がより無防備な状態で 貯留されています。 かりにいずれかが緊急事態に陥った場合に、関係者も退避せざるをえず双方の 対処ができなくなる可能性があります。 こうした状況を想定し放射性物質の首都圏への影響についてシミュレーション を行いました。
一般に「30km圏」という考え方がありますが、これは影響がその範囲で収ま ることを意味するものではありません。 影響は放射性物質の放出シナリオ(いつ・どんな核種がどれだけ出てくるか) や気象条件により大きく異なりますが、シミュレーションの例では、東京23区か ら神奈川県まで避難が求められる区域(20マイクロシーベルト/毎時)が発生す る可能性があります。
.. 2018年06月29日 09:12 No.1437001
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