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・スピーカーで「原発反対」を訴えたところ、高浜の畑の老人たちから「おまえ ら、原発の電気を使ってるやろ!」と罵声(ばせい)を浴びました、こんなこと はめったににないので、少しへこみました。 ・おおい町大島の男性に「わしらを責めに来たのか」と言われ、複雑な心境にな りました。 ・高浜商店街で店先を掃いている女性にチラシを渡して「原発に反対しています」 というと、「若い人は都会の大学に行って、そこで就職するから誰も帰って来な い。私らもう死ぬだけだからいいんや」と、そこに別の女性が話しに加わってこ られ「いいや、私は福島の事故を見て考え方が変わった。やっぱり原発はあかん」 と3人で原発論議になった。帰り際「あんた、よう声かけてくれたなぁ。しゃべ れてよかったわ。」とおっしゃった。 ・「反原発」の旗や、スピーカーを鳴らしながら歩いていると会釈する中、高校 生や、手を振る小学生がいます。あまり都会ではない光景に心が安らぎます。 ・かつて原発労働者だったという老人は、「わしら放射能の怖さなんか何にも教 えられなかった。胸につけた線量計がピーピーなり出すけど、そこら中で鳴って いるから誰のが鳴っているかもわからず、仕事をしていた」とリアルな話に驚い た。仲間は70代で多くが亡くなったとおっしゃった。 ・名田庄での長い立ち話。「住民はみんな反対なのに町長や議員は何で賛成する のか分からない」とのこと。
この他にも、アメーバデモの参加者は、計1,000人以上の方々と直接お話を聞き ましたが、80〜90%が原発反対あるいは原発に疑問を持っておられることが分か りました。原発立地でも、脱原発・反原発の隠れた声が多数であることを実感し ています。 以上のような、いろんな声に教えられ、また、励まされてきました。身体は疲 れるけど、気持ちは何もしんどくない、楽しいと感じるようになりました。 都市部の人にこの話をすると「へえー。チラシ配って『ありがとう』って言わ れるの、いいなー」と興味を示されます。 このことは、2月25-26日の若狭湾岸一斉チラシ配布(拡大アメーバデモ)に参 加された皆さんも実感されました。
.. 2018年06月18日 10:08 No.1423005
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