|
東電と経産省に署名23万筆を提出
「2018原発のない福島を!県民大集会」実行委員会は4月23日、東電福島第二 原発即時廃炉などを求める22万8324筆の署名を東電と経産省に提出。併せて、福 島県を再生可能エネルギーの研究・開発の拠点にするべきなどとする要請書を提 出した。 都内で行われた東電への申し入れでは、県民集会の呼びかけ人の1人である大 原尚子さんが東電福島復興本社の林孝之副代表に要請書を提出。
角田政志実行委員長(県平和フォーラム代表)は「昨年も署名に取り組み20万 筆を集めたが、今年はそれを上回った。早急に第二原発の廃炉を決断し、第一原 発の収束作業に当たってほしい。第二原発の廃炉は県知事や県民の総意だ。今年 度中に決断してほしい」と強く訴えた。 東電は「まずは第一原発の廃炉をしっかり行う」「いたずらに決断を遅くして いるわけではない。重大な経営判断であり、社内で検討している」などと、今ま での回答を繰り返した。
申し入れに参加した社民党の佐藤龍彦さんは「東電や経済産業省の回答は後退 している。経産省は東電に役員を派遣し、東電に強く営業実績を求めている。被 災地の支援の打ち切りや柏崎刈羽の原発再稼働は至上命題になっている」と述べ た。た。 今年で7回目の県民集会は3月17日、初めて原発事故被災地である楢葉町で開 かれ、約3300人が結集した。今回の交渉はこの集会を受けて取り組まれたものだ。 (5月16日号「第4982号」より)
.. 2018年05月21日 12:03 No.1406001
|