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.「東電元幹部5人は22兆円を払え」と新しい横断幕 | 「水素爆発のため対策が取れなかった」と訳のわからぬ主張 | 5/17東電株主代表訴訟第40回口頭弁論(東京地裁)に参加して └──── (たんぽぽ舎ボランティア)
◎ 2012年6月14日の第1回口頭弁論からすでに6年間40回という長きに及んで いますが、いまだ結審がいつになるか不明です。 ひとつの理由は、現在急速に進んでいる刑事裁判(検察審査会が起訴を決定し た東電元幹部3人に対する刑事裁判)の原告・弁護団とこの裁判の原告・弁護団 は以前から協力して進めてきており、刑事裁判で次々に出てくる新証拠をこちら にも活用したいという原告側の考えがあります。裁判長もその進め方に理解を示 しています。
◎ 公判が始まる前の東京地裁前アピールには、新しい横断幕も登場しました。 「勝俣、武藤、武黒、清水、小森は22兆円払え」と書かれています。いつもの ように堀江鉄雄さんと木村結さんが東京電力は責任を取れと訴えました。 井戸川克隆前双葉町長と武藤類子さんも参加してスピーチしました。お二人と も原告です。傍聴者は40人くらいでちょっと少ない感じがしましたが、原告席は 満員(20人くらい)でした。
◎ 裁判長が論点を整理し、被告東京電力側に対し「防潮堤、タービン建屋等の 水密化、非常用配電盤・可搬式機材(電源車)の高所配置の事故防止策をおこな ったとしても、津波や水素爆発によって瓦礫が散乱していたため作業する時間的 余裕がなく、原発のメルトダウンは防げなかった。したがって結果回避可能性は なかったゆえ、被告に責任はない」という被告側の主張には説明が必要ゆえ、書 面にして夏休み明けに提出するよう指示がありました。 そもそも水素爆発はすでに重大事故で、これを防ぐために対策を採るべきだっ たにもかかわらず、水素爆発のため対策が取れなかったというのは訳のわからぬ 主張です。 原告も裁判長も理解できず、裁判長が説明せよという指示をしたのも当然です。
.. 2018年05月21日 10:26 No.1400002
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