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近くにある東海再処理工場については全く別に審査中? | 5月2日東海第二原発についての原子力規制委員会交渉に参加して
規制庁の職員は、提出してある質問事項に対して用意してきた回答に固執。別 方向での質問にも、回答の矛盾をついた質問にも、「繰り返しになりますが」と 初めの回答を何度でも繰り返す。「調べてみます」は2つほど、大体は黙る。
1.東海再処理工場が、近くにあることを追及されて、東海第二原発と再処理工 場は別々に審査していて、担当も別々で繋がりがないらしい。 津波の想定も別々、東海第二原発は24m、東海再処理工場の方は12m。違いの 理由は答えない。廃止になったと言っても、核燃料再処理工場が海水に浸かって 良いはずはないが、回答は無い。
2.さらに、東海第二原発の電気ケーブル破損については、安全系は全部取り替 えるし、それ以外のケーブルは上から被うから大丈夫?と回答。 「原子力規制委員会の責任」は?との質問に、認可を出すのは規制委員会だが、 再稼働するかどうかの最終判断は、電気事業者の責任であると責任転化。
3.原発の安全対策についての審査資料はシロヌキ・クロヌリで公開されるが、 ?(疑問)には「商業機密」部分だからと回答せず。結論だけで途中の肝心な部分 が公開されないので、市民が検証したくてもできない。 原子力規制庁は、電力会社の「商業機密」は守るが、国民の安全を守る気はな いらしい。
4.周辺自治体の再稼働同意権については、今回の日本原電と8自治体との協定 については、電力会社と自治体間の話であって、国は関与していないし、法律的 な根拠はないと回答。
5.「日本原電にお金を貸す銀行はどこか?」についても、国が関与するもので はないとの回答。 原発過酷事故を起こした国の原子力規制庁とは思えない原発側に立った対応だ と感じた。
.. 2018年05月10日 08:22 No.1396001
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