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.「憲法の3原則」をこわす・殺す「原発」はNO! | 基本的人権、主権在民、平和主義の3つを破壊する原発やめよ └──── (たんぽぽ舎共同代表)
〇日本国憲法は9条で世界的に有名だが、実は新憲法は、戦前の大日本帝国憲法 をと比べて、3大特色=三大原則といわれる。基本的人権と主権在民と平和主義 の3つである。 この3つは第2次大戦で300万以上の日本人死者と焼土となった国土、2,000万 人以上のアジアの人々の死者のうえに、その反省の上に築かれた貴重な宝物でも ある。 1945年の日本敗戦以来70年をこえる日本の平和はこの日本国憲法の存在(とそ の実現の運動)にも多くを負うている。
〇ところが原発はちがう・憲法と全く異質なものである。 原発は立地選定から、立地決定、建設、運転、廃炉までの「全過程」でこの憲 法に抵触し、こわし、憲法を破壊しつづけている。 原発の存在そのものが憲法の基本精神−原則と相反するのである。 原発=プルトニウムが原爆の材料であり憲法の平和主義を破壊するものである。
〇原発が建設時から運転〜廃炉までずっと憲法の3大原則を破壊しつづけてきた 事実は東京圏の近くの中部電力浜岡原発(1−5号機)の実例からもわかる。浜 岡建設のとき、用地買収のとき巨額の金が動いた。札束で頬っぺたを叩くかのよ うに基本的人権も主権在民も無視しておこなわれた。 静岡現地へ行くたびに聞いた(私たちは、たびたび浜岡支援に静岡へ出かけた) 聞かされたのである。
〇映画「しろうお」には、原発建設時の推進側のあくどいやり方が描かれている。 みてほしい。 日本の原発54基(未完成を含めれば70〜80基)の建設のとき、運転のとき、日本 国憲法の3原則と住民が、原発推進側からどのように扱われ、憲法の3原則が無 視されてきたかを−若き憲法学者たちはぜひ調査し、記録を残してほしい。憲法 と住民の未来のために。
(初出:2018年4月27日金曜官邸前と5月3日「憲法集会」で 配布のたんぽぽ舎ビラ)
.. 2018年05月11日 08:41 No.1395009
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