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■--サクラ記者会見
++ 柳田 真 (幼稚園生)…4回          

新潟・原発周辺でサクラの大異常・発見

日 時:7月29日(火) 午後3時〜4時
       説明4人×10分、質問20分位
会 場:参議院議員会館第6会議室(開場2時30分)
       (50人室)

           内 容

1.柏崎刈羽のサクラの異常・地図と写真・・現地(新潟県)から
      近藤ゆき子(刈羽村生命を守る女性の会)
2.全国のサクラの状況・数字
      司会 柳田 真(サクラ調査ネットワーク)
         奥田智子(     〃    )
3.柏崎刈羽原発の事故時の放射能
         槌田 敦(元理化学研究所、元名城大学教授)
4.米国スリーマイル島原発事故での植物の異常
         菅井益郎(國學院大教授、市民エネルギー研究所)

  ※資料を用意します(サクラパンフ5集)カラー含む40頁の小冊子。


            趣 旨

1.私たちは「サクラと環境汚染・放射能汚染」を調べ発表している市民団体です。相談役は市川定夫(埼玉大名誉教授、遺伝学、ムラサキツユクサ研究)、事務所はたんぽぽ舎(環境市民団体)内にあります。

2.5年間、全国各地で「サクラと環境、原発」を調査してきましたところ、今年、新潟柏崎刈羽原発周辺で「サクラの大異常」が発見されました。サクラの正常形は花ビラ5枚、ガク5枚ですが、そうでないものが多数みつかったのです。それは、花ビラの変形、重なり、矮小化、花ビラ4枚や6枚、ガクの異常などなど・・・。
変形の数量は、昨年は5本の木、4609花を調べて異常は143、異常花率は3.1%でしたが、今年は4本の木、4000花を調べて、異常は912、異常花率は22.8%とグーンとはね上がりました。全国平均は2.89%です。

3.5年間、全国を調べて、今年、新潟柏崎刈羽のみが異常に高い異変サクラを検出した原因は何でしょうか。サクラの芽が育つといわれている昨年の6月〜8月頃のできごととしては、新潟県中越沖地震と柏崎刈羽原発の重大事故(火災、放射能放出)があります。東京電力の発表でも通常時を上まわる、かなり大量の放射能(ヨウ素など)を出しました。サクラの大異変と原発事故との関連を考えざるをえません。

4.記者会見では、柏崎刈羽から、調査された方が写真をもって上京され、発言されます。私どもサクラ調査ネットワークが、全国の数字と市民調査の意義を述べ、2人の学者が柏崎刈羽原発の放射能の放出と米国スリーマイル原発事故の時の植物の異常発生(写真あり)を述べます。

5.詳細は記者会見でご説明します。そのさい、写真、地図、資料集を用意します。

6.日本を代表するサクラの大異常と地震で傷ついた原発の放射能との関連、という重大な発表になると思います。ぜひとも取材していただけるよう、お願いいたします。

主催:「サクラ調査ネットワーク」

   記者会見・連絡担当 柳田 真
.. 2008年07月27日 08:30   No.139001

++ 山崎久隆 (小学校高学年)…22回       
柏崎刈羽原発から放出された放射能

 原発が事故を起こした際、常に「放射性物質の放出があるか無いか」「その人体や環境への影響はどうか」が問題となる。
 その観点から見ると、今回の中越沖地震に見る放射性物質放出問題は、そうとう軽く扱われたと言わざるを得ない。
 確かに機器の損傷から放射性物質を放出するに至った美浜原発2号機事故とは、状況は異なるかもしれないが、放出したヨウ素についてならば、ほぼ同じ水準の放出であったのだから、その差はやはりあったと言わなければならない。
一番大きな要因は、中越沖地震のもたらした損傷や破壊が大きくクローズアップされる中で、「影響はない」とされたこと、そしてただでさえ地震の影響で大きな被害を受けた地域の人々にとって、これ以上放射性物質の放出などで「風評被害」を受けることは避けたいという心理も働いていたのだろう。
 しかし現実には放出はあったのであり、その影響は多かれ少なかれ存在していた。
 しかも放出された中にはヨウ素が多く含まれており、人体や環境への影響を心配しないわけにはいかない。

.. 2008年07月27日 08:58   No.139002
++ 山崎久隆 (小学校高学年)…23回       
 閉じ込め失敗

 今回の地震では、放射性物質を封じ込めることに失敗し、少なくても東電発表で4億ベクレルのヨウ素を放出した。その他にも放射性物質に汚染された塵や水もそれぞれ200万ベクレルと9万ベクレル放出している。
 この量を東電は「人間の被曝線量で評価すれば基準の1000万分の2程度」などと言うが、放出量自体の多さをごまかす詭弁である。
 ヨウ素だけをとっても、この量はたとえば91年2月の美浜原発2号機の蒸気発生器細管破断事故で放出された3.4億ベクレルに匹敵する。この事故はレベル2とされた。
 排気筒からの放出なので大気中で拡散し、高濃度のヨウ素に曝されることはないというわけで、被曝評価が1000分の2(ミリシーベルト)とされたのであろうが大気中で薄くなったからといって、被曝は比例して減るとは限らない。
 さらに放出経路も看過できない。
 沸騰水型軽水炉(BWR)である柏崎刈羽原発は、タービン建屋まで放射性物質が来る。従って、タービン建屋も放射線管理区域として指定されており、密封管理を原則としているはずだ。
 ところが、タービン建屋は崩壊しなかったのに、復水器から気体を引き出す「空気抽出系統」のポンプがダウンしたため、気体状のヨウ素がタービンの軸を伝って「グランド蒸気排風系統」という別系統のラインから出た。蒸気中のヨウ素などがいわば「逆流」するように吸い出されたのだ。
 「グランド蒸気」とは、通常運転時は綺麗な水を主蒸気で気体にしてタービンの回転軸に送っている。これにより、放射性物質に汚染された主蒸気系統からの蒸気が外に漏れないようにしている。起動時や停止時のように主蒸気の温度が下がる場合はボイラーからの蒸気を使っている。
 この系統は主蒸気系統とは異なり、ヨウ素などを吸着させるためのフィルターが無かった。もともと放射性物質が混入することはないという前提で設計されているからだが、しかしそのような系統でも原子炉一次系と直結していたのだからあまりにもお粗末な設計であろう。
 グランド蒸気排風機は、そのままタービン建屋から排気筒に放出されている。
 では、そのヨウ素はどこから発生したのか。
 東電の説明は、全て原子炉水中に溶けていたものが遊離したものだという。燃料体からの漏えいではないことを強調していた。
 燃料体には微量のウランが表面に付着をしている。燃料製造時に粉末状になったウランが被覆管外表面に付く。そのウランが運転中に核分裂をする。その結果ヨウ素が炉水中に存在することになるのだという。
 どちらにせよヨウ素には変わりはない。
 ヨウ素の中には半減期が短いものがいくつかあり、その点を考慮すると、放出した段階でのヨウ素量は7億ベクレルにも達する可能性があると槌田敦さんは言う。
 核分裂直後の炉水中のヨウ素が、フィルターなどの無い系統を伝わって外部に出た。それを未然に察知することも出来ないばかりか、このグランド蒸気排風機は地震発生後も動き続け、止められたのは丸2日後の7月18日午前10時56分であった。
 ここから放射性物質が放出されていることに気づいていなかったのである。

.. 2008年07月27日 09:05   No.139003
++ 柳田 真 (小学校低学年)…5回       
☆☆★5年目のサクラ調査結果の発表会をおこないました★☆☆
柏崎刈羽原発周辺でサクラの大異変を発見
国会内での記者会見が充実内容で盛況

7月29日(火)午後、国会内(参議院議員会館会議室)で、サクラ調査5年目の全国結果について、報道陣や一般の関心者に発表する会がおこなわれました。
 全国で市民が連携して5年間しらべてきた結果、今年はじめて新潟県内の柏崎刈羽原発の付近でサクラの大量の異変が発見されたこともあり、その原因も含めて、関心を呼んで、当日は報道関
係12社(うちテレビ局2社)と関心を持つ人など50名弱の参加で盛況でした。
 中味も新潟現地からの報告も含め、4名の方から発表があり、充実した内容であった(参加者から)と好評でした。

はじめに「サクラ調査ネットワーク」の世話人の柳田が、記者会見の趣旨を話しました。
 イ.5年間、全国各地で「サクラと環境・原発」を調査してきましたところ、今年、新潟柏崎刈羽原発周辺で「サクラの大異常」が発見されました。サクラの正常形は、花ビラ5枚、ガク5枚ですが、そうでないものが多数みつかったのです。それは、花ビラの変形、重なり、矮小化、花ビラ4枚や6枚、ガクの異常などなど…。変形の数量は、昨年は5本の樹、4609花を調べて異常は143、異常花率は3.1%でしたが、今年は4本の樹、4000花を調べて、異常は912、異常花率は22.8%とグーンとはね上がりました。全国平均は2.89%です。
 ロ.5年間、全国を調べて、今年、新潟柏崎刈羽のみが異常に高い異変サクラを検出した原因は何でしょうか。サクラの芽が育つといわれている昨年の6月〜8月頃のできごととしては、新潟県
 中越沖地震と柏崎刈羽原発の重大事故(火災、放射能放出)があります。東京電力の発表でも通常時を上回る、かなり大量の放射能(ヨウ素など)を出しました。サクラの大異変と原発事故との関連を
考えざるをえません。本日の4人の発表によって内容が具体化し、鮮明になることと思います。
 ハ.サクラが咲くのは4月なのにサクラ調査の発表がなぜ7月か?−と疑問の声も寄せられましたので経過を説明します。九州から北海道までのサクラ調査が4〜5月、6月に集計(6月に中間発表もしました)して、7月一杯、編集・原稿あつめにかかりました。皆、ボランティアの市民ばかりなので、多少、時間がかかりました。

全国のサクラの調査結果について奥田智子さん(前東洋大学教授)が発表。2008年は全国44地点で118本のサクラの樹、12万9658の花を調べた。その内訳は、原発現地は25本の樹2万7954の花、異常花
率は5.63%(2007年は2.64%)。原発より遠隔地(30km外)は、93本の樹、10万1944の花ビラを調べ、異常花率は1.95%(2007年は1.67%)。
 両者を足すと、118本のサクラの樹、12万9658の花を調べ異常花率は2.89%(2007年は1.86%)。
 今年の異常花率が高かった理由としては、柏崎刈羽原発周辺のサクラの異常花率が突出して高くなったことがある。

.. 2008年08月03日 08:16   No.139004
++ 柳田 真 (小学校低学年)…6回       
新潟県柏崎刈羽原発周辺のサクラの調査結果について、現地刈羽村「生命を守る女性の会」の近藤ゆき子さんが多くの写真と地図をもとに説明。今年は本当に異常花が多かった。昨年とは大違いだった。色もおかしかった。又、サクラ以外の色々なものが巨大化していると感じている。サクラ調査の数字的には、4本の樹、4000花を調べて、912の異常花を発見、異常花率は22.8%(2007年は3.1%)。
 なお、今年7月16日(昨年、中越沖地震の起きた日)にサクラの枝を念のため調べたところ、芽がついていた。

3番目に物理学者、元理化学研究所の槌田敦氏が「柏崎刈羽原発7号機の放出したヨウ素」についてA4判、2頁のレジメに基づいて説明。それによると、7号機の放出放射能(ヨウ素)は、東京電力発表で約4億ベクレル。これに半減期の短いヨウ素132と134は東電発表がないがこれらの発生確率はほとんど同じ値なので約3億ベクレルを加算してヨウ素の放出量の合計は約7億ベクレルとなる。
 原発は常時ヨウ素を放出している。その放出実績は、1年間で100万ベクレル程度である。これと比較すると、7号機は、1年で放出する量の700倍ものヨウ素を2007年7月16日と17日の2日間で放
 出したことになる。
 東京電力は、ヨウ素が大気によって十分に薄まると仮定して、生体への影響はなかったと断定する。大気中での煙の密度に濃淡ができるのは常識である。東京電力の希望的説明は当てにならない。
 そして、ヨウ素は甲状腺以外の遺伝子に関係する器官も攻撃する。
 その証拠が今回発表のサクラの異常である。生体への影響はあったのである。
 サクラの遺伝子がやられた、それが今回のサクラの異常だ。

菅井益郎(國學院大學教授、市民エネルギー研究所)さんが「米国スリーマイル島原発事故での植物の異常」について、現地で撮った写真映像で説明。(米国スリーマイル島原発事故は1979年3月28
日2号炉でメルトダウン事故が発生したもの)
 次々に見つかってしまう異常な植物の数々−茎がキノコみたいに太くなってしまったたんぽぽの花や、メーブルの葉の異常、そして切られてしまった木の写真など、実物映像で説得力ある説明で
した

東京新聞6月8日号に「サクラに異変―柏崎原発周辺、昨年の直下型地震事故影響か」の報道(6段記事)が出ています。6月の中間報告の内容が要領よくまとめられ、東電側も取材して書かれた内容になっています。(文責、柳田 真)

.. 2008年08月03日 08:31   No.139005


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