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アメリカは日本が開戦するとすぐ、日本の占領政策の検討をはじめた。(日本はというと、占領政策どころでない、いついい条件のところでやめるかが、終戦対策であった。そして最悪に近いところまで終戦の手をうつことができなかった。しかも終戦阻止の内部の敵とたたかわねばならなかったから、条件はよけい悪くなった)。日本は無条件降伏をしたかしないかで論争があった。理屈はどうにでもつくから、もはや論争にはあまり意味はあるまい。もし日本が無条件降伏した場合、アメリカは「to the people of japan」という布告文のなかで、アメリカは日本国を独立国としての存在を終息させる権利を持つようになる(アメリカはそうはしないけれど権利としては持つ)ということを言おうとした。日本がポツダム宣言を受諾した結果jcs1275文書はボツになったのである。だから日本はアメリカが大日本帝国を解体させる権利をもつという考えを放棄させるところまでは戦った。犠牲が多きすぎたがその点よく戦ったというべきである。アメリカの占領政策は日本の解体をはかったかというと、これは簡単にはいえない。アメリカに都合のよいような国にしようという政策はとったであろう。そして大多数の日本国籍人が精神的に無条件降伏したかもしれない。
.. 2008年07月20日 21:40 No.138001
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