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末期がんを宣告された人たちが自分の目的に向かって挑戦したところ、免疫力が上昇したという実例があります。また、がん患者に漫才を聴かせ、おおいに笑ってもらったあとで免疫力を測定したら、向上していたという臨床報告もあります。
女性が恋をすると美しくなるというは、わくわくした気分で遺伝子が活動して、肌を美しくするホルモンを分泌させるからだと考えられているそうです。つまり、心の持ち方ひとつで、眠っていた遺伝子が目覚めるきっかけになるのです。
一般に悪いといわれているストレスも、必ずマイナスにばかり作用するとは限りません。深い悲しみを経験した事が、眠っていたいい遺伝子を目覚めさせるきっかけになることもあります。
遺伝子を目覚めさせる効果が一番はっきりと現れるのは、思いきって環境を変えたときでしょう。環境を変えると、身も心も新たな刺激を受け、それが意識の変化となって、遺伝子が目覚めるきっかけとなるはずなのです。
人間の遺伝子の数が魚と同じぐらい、ハエの倍にすぎないと聞いて、びっくりした人も少なくないでしょう。科学者の中でも、「なんだ、そんなものだったのか」と驚いている方もいたそうです。
だが、人間の思考や行動が魚やハエとは比べものにならない位、複雑で高度なもので、両者のあいだには、先天的な大きな差があるのです。経験や環境によって遺伝子が目覚める割合が大きいという要因があるのでしょう。
人間は環境や経験次第でいくらでも能力をのばすことができるし、飛躍したいと思うなら、自分から積極的に環境を変えていくことも必要だと思うのです。
.. 2018年02月07日 06:08 No.1328001
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