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観光客の避難 想定してる? 40年を超えたオンボロ原発を動かすリスクは高すぎる
主婦 石川章江(茨城県土浦市)
老朽化した原発再稼働が現実的になってきました。避難計画も全く進んでいな いことの報道が少なく、特に茨城県外に暮らす人たちは、自分とあまりかかわり ないように思っている感じがします。 ネモフィラのブルーやコキアの赤に染まる丘の景色が大人気の「ひたち海浜公 園」へ出かけると、ここから10キロも離れていない場所に「東海第二」があり、 皆が景色を楽しんでいる丘の上からも見える場所にその古い原発があることを、 ここにいる人はほとんど知らないのだろうなぁ、と思います。 もし、丘がブルーに染まる5月の連休中に事故が起こったら…。 30キロ圏内に暮らす96万人に来園客最大で1日10万人の数が加算という事態も。 来園客の避難計画も想定されていると思えません。 海外のお客さまも来るようになった茨城の名所の至近距離で、40年を超えたオ ンボロを動かすリスクは高すぎると思います。 (12月8日朝刊5面「発言より」)
.. 2017年12月15日 08:59 No.1304002
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