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1985年80%の子どもが健康だった 1986年4月たった1つの原子炉が爆発し 今日(※)、汚染地域の健康な子どもは20%に満たない | 調査報告「チェルノブイリ被害の全貌」 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)
「……福島第一原発事故より2年(※)が経過したいま、早くも人々は当初のあの 大きな衝撃を忘れ去っているかのように見える。 一方、住む家や生業を失い、避難生活を強いられている方は17万人以上とも言 われており、不安な生活を強いられている。 その上、原発の事故現場は依然として不安定であり、大きな余震が来た時に燃 料冷却プールは倒壊しないのか、傷だらけの原子炉への冷却水注入に支障は生じ ないのか、溜まる一方の高濃度汚染水をどう処理するのか、累積する原発作業者 の被曝をどうするのか等々、解決困難な問題は山積しているが、安心材料は1つ としてないといって良い。 それにもかかわらず、政府は原発再稼働に向けて準備をしている。…」 調査報告「チェルノブイリ被害の全貌」: 日本語版序:「いま、本書が翻訳出版されることの意味」 崎山比早子さん より抜粋
※本書の発行は2013年
目次の抜粋 第1部 チェルノブイリの汚染−概観 第2部 チェルノブイリ大惨事による人びとの健康への影響 第3部 チェルノブイリ大惨事が環境に及ぼした影響 第4部 チェルノブイリ大惨事後の放射線防護
ロシア・ウクライナ・ベラルーシ現地の膨大な記録を総覧し、 「死者数98万5000人」という衝撃的な数字を報告した 決定版データ集、待望の翻訳。 2013年4月岩波書店発行 B5判 297頁 定価(本体5000円+税)
.. 2017年11月08日 12:06 No.1283001
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