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桜島が大規模噴火したら… 手つかずの降灰対策 鹿児島市が検討 東京ドーム120個分を想定
2017年08月22日12時01分配信 https://t.co/ffIO9CEek9?amp=1
桜島で大正噴火(1914年)級の噴火が起き、大量の灰が市街地に降り注いだ ら?。こうした想定に基づき、鹿児島市が有事の際の対応の検討に乗り出した。 桜島住民の避難手順やその後の避難所運営の計画作りは進めてきたが、降灰対 策は手つかずのままだった。市は本年度中にも新たな対策をまとめ、地域防災 計画に盛り込む方針だ。 きっかけは2015年8月に行われた桜島の噴火警戒レベル4(避難準備)への 引き上げ。噴火はなかったが、桜島上空の風向きから、市街地が降灰被害に 遭う恐れがあった。市は昨年、桜島住民を市営バスで避難させる方針を示すな ど避難計画作りに力を入れてきたが、市街地などの対応は定めていなかった。 想定によると、噴火2時間後には市街地に灰が1センチ積もり、一般車や路 線バス、市電がストップ。16時間後には灰が1メートルに達し、車が埋まり、 木造家屋も倒壊する。鹿児島湾(錦江湾)には大量の軽石が浮かぶという。噴 火は断続的に続き、降灰量は1日半で東京ドーム120個分になる。 (中略) 【ワードBOX】大正噴火 1914(大正3)年1月12日、桜島の東西両山腹から爆発。噴煙は高さ8,000 メートルに到達した。噴火は1日半続き、6億トンの灰が島内や大隅半島に 降った。溶岩を含む噴出物は約30億トンと推計され、島内6集落が溶岩流に 埋まり、大隅半島と陸続きに。鹿児島湾ではマグニチュード7.1の地震が発生 し、鹿児島市街地でも家屋倒壊の被害が出た。噴火と地震の死者・行方不明 者は58人。
.. 2017年09月01日 08:24 No.1245005
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