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崖っぷちに追い詰められているのは原発推進側… | | 韓国の熱意あふれる若者の話に元気と希望をわけてもらった | 8/4-5若狭高浜を訪ねて └──── (たんぽぽ舎会員)
◎ 8月4〜5日、高浜での集会「原発にたよらない町づくりを目指して」(主催 :「若狭の原発を考える会」)に参加しました。 往きの特急電車内で隣り合った同年代の女性は、これから原発を考える集まり に行くのですと話すと、「私の夫は若狭周辺の原発で働いていた作業員でした。 甲状腺がんで死んで、今日7回忌の墓参りに行くのです。」と寂しそうに話して くれました。 講演会では山崎隆敏さん(サヨナラ原発福井ネットワーク、『なぜ「原発で若 狭の振興」は失敗したのか』の著者)のお話…「使用済み核燃料の貯蔵施設は 20年以上前から問題になっていて、崖っぷちに追い詰められているのは原発推進 側であること、観光業や製造業の伸び・労働人口一人当たりの課税所得は原発の ない市町のほうが大きい所があること、原発立地の経済的効果はあまりないこと」 を資料から読み取り説得力がありました。 地元住民、議員、中嶌哲演さんたちから大飯再稼働についてなどお話がありま した。
◎ 韓国から来日した「脱核」(脱原発)運動を進める3人の若者の話も記憶に残 りました。韓国人は「日本でしか地震はない」と言っていたが、2016年9月原発 13基の集中する慶州にM5.8の地震が発生し、韓国の世論はこのあと「原発を作る のはよそう」となっていった。 原発事故・有害物質の無断放流・一般の3倍の高さの世界最大規模送電線建設、 それらにともなう韓国電力(略してカンデン!)の反対運動への妨害や賄賂は地 域共同体を破壊していった。 韓国の生産エネルギーに対する再生エネの割合はわずか1.4%(日本16.3%、ド イツ30.4%、スイス62.4%)今後再生エネを増やしたい。 文大統領は原発ゼロを目指す公約で当選したが、最近「建設中の原発について は世論に聞く、公論会にかける」など言動が少し変わってきていて脱核へいくの かはっきりしない。
.. 2017年08月18日 08:28 No.1242001
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