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がんになった人も、これからの人も必見ドキュメンタリー | 7/8上映「がんを育てた男」を観て | 小田 実氏の発言「もうこれでよしとしよう」 | 私もこんな風に言えるような生き方をしたい └──── (たんぽぽ舎ボランティア)
◯7月8日「スペースたんぽぽ」で上映された「がんを育てた男」を観ました。 タイトルの通り、この映画は、「がんとの闘い」ではない。 自分の「死」を怯むことなく直視することによって、その余命を「いかに生き ていくか」という一人の人間の「生きざま」を描いたものだと私は思いました。
◯肛門にがんが発見され、余命は半年から2年。骨盤内臓全摘の即刻手術、そし てストーマ造設を提案され、「頭の中がまっ白になった」木下さん。 (ストーマ:人工的に腹壁に設けた排泄口。人工肛門、人口膀胱など)
◯2つの選択: ・医師に全てを任せ、現代医療のベルトコンベヤーに乗ること ・自分の頭で考えて、自分で治療法を選ぶこと 木下さんは第2を選択します。
◯セカンドオピニオンとして「患者よ、癌と戦うな」で知られる近藤誠医師を訪 れます。近藤先生は言いました。「がんを育ててみてはどうか」。この言葉で救 われたと言います→「まだ時間はある」 そして、近藤先生以外の医師と面談する、関連する本を読み漁る…自分が納得 するまでがんと向き合う方法を探し続けます。
◯残された、「今のこの時間をどう生きるか?」 木下さんは、仕事に出かけ、映画の試写会に行き、国会前のデモに参加し続け ます。
◯例え手術が成功してもそれは問題を先送りにしただけ。 いつか、必ず私たちは病と向き合い、死と向き合わざるを得ない時がくる。 あなた、どうします? 必見ですぞ。
◯「死を意識すると、緊張がはしるね。生きる時間が意識できる」と木下さん。
.. 2017年07月20日 08:06 No.1231003
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