 |
|
.「はがき」の値上げに大迷惑です! | 日本郵便4000億円損失の責任者は責任とったか? | 抗議・激励はがき運動の継続にご協力を! └──── 柳田 真・横田朔子(ハガキチーム)
6月1日から、「はがき」が52円から62円に値上げされる。10円の値上げだが、 率としては2割弱の大幅値上げだ。日本郵便は、今回の値上げで2017年度に300億 円超の増収を見込んでいる。(毎日新聞5月15日報道) たんぽぽ舎はがきチームとしては大迷惑である。この6年間で10種類強の「抗 議・激励はがき」を作り、6万枚強を普及してきた。 家庭でも、誰でもできる脱・反原発行動として「官製はがき3枚組と案内チラ シ」を200円で販売、普及してきたが、今回の値上げでそれができなくなる。大迷 惑たるゆえんだ。 はがきは直接相手に届く可能性が高い(署名との違い)ので、一定の効果があっ たと自負している。 今後はやむなく「2枚1組と案内チラシ」を150円(6月1日から)の予定である。 ご協力よろしくお願い致します。
10円値上げ(2割弱の値上げ)で300億円の増収を見込むというが、海外企業の買 収で4000億円の赤字を出した件はどうなったのか? 東芝出身の西室氏が主張した企業買収だと言われるが、当時の経営者はこの 4000億円大赤字の責任をとったのか-そんな話は何も聞こえてこない。 第二次世界大戦しかり(1945年終戦)。東電福島第一原発の大惨事しかり(2011年 3月11日)。 日本社会の上層部はall(オール)「無責任病」に犯されている。ここにメスを入 れるべきである。 今日の日本の政治の焦点は、共謀罪を成立させることだけではなく、指導者の 「重い-無責任・隠蔽体質体制」にこそあるといえる。
.. 2017年06月01日 08:08 No.1205001
|
++ 若本洋子 (幼稚園生)…2回
|
|
高浜原発3号機再稼働反対 | 大阪の関西電力本店前で抗議行動 | 本日より、6月1日(木)、2日(金)、5日(月)、6日(火) | 正午から1時まで、午後5時半から6時半を中心に活動 └──── (大阪府在住、メールマガジン読者)
高浜では5日アメーバデモ、6日現地行動の予定とのことですが、 昨日の報道により大阪の関電本店前では本日5月31日から上牧行動 主催者(旦那様)が抗議行動を開始されました。 2017年05月31日 高浜原発3号再稼働 高浜3号炉が6月6日には再稼働します。 それで じいちゃんは今日から関電本店前の行動にはいります。 5月31日(水)、6月1日(木)、2日(金)、5日(月)、6日(火)です。 時間は正午から1時まで、午後5時半から6時半を中心に活動をします。 その他の時間も関電前にいます。よろしくお願いします。
.. 2017年06月01日 08:19 No.1205002
|
|
++ 木原壯林 (大学生)…71回
|
|
人類史より長い未来にまで危険と不安を残す | 使用済み核燃料を増やしてはなりません! | 高浜原発の再稼働を許さず、原発を全廃して | 重大事故の不安のない社会をめざしましょう!(上)(2回の連載) └──── (若狭の原発を考える会)
1.原発を運転すると、次のような原発運転に不都合な事態が生じます
・核分裂を起こすウランやプルトニウムが減少し、中性子発生数が減少して、核 分裂反応が進みにくくなります。 ・核燃料の中に運転に不都合な(中性子を吸収し、原発運転を困難にする)各種 の核分裂生成物(死の灰)や超プルトニウム元素(プルトニウムより重い元素; アメリシウムなど)が生成します(注1参照)。 ・核燃料を閉じ込めておく燃料被覆管の腐食(核分裂によって余剰となった酸素 と被覆管の反応、放射線による腐食など)やひずみが発生します。
したがって、核燃料は永久に使用することは出来ず、一定期間燃焼させると、 ウランやプルトニウムを使い切っていないにもかかわらず、新燃料と交換せざる を得なくなります。 そのため、使用済み核燃料がたまります。 現在、日本には使用済み核燃料が17,000トン以上たまり、原発の燃料プールや 青森県六ケ所村の再処理工場の保管場所を合計した貯蔵容量の73%(2016年)が埋 まっています。原発が順次再稼働した場合、数年後には満杯になります。
国の計画では、全国の使用済み核燃料は六ケ所村に移送し、再処理して、ウラ ン、プルトニウムを取り出し、再利用することになっていました。 しかし、再処理工場の建設はトラブル続きで、すでに2兆2千億円をつぎ込ん だにもかかわらず、完成の目途(めど)は立っていません。危険極まりないこの工 場の運転は不可能とも言われています。再処理工場にある容量3,000トンの使用済 み燃料一時保管場所の98%はすでに埋まっています。
.. 2017年06月05日 08:10 No.1205003
|
|
++ 木原壯林 (大学生)…72回
|
|
※注1:使用済み核燃料の組成 使用前のウラン燃料(3%濃縮ウラン燃料)1トン中には、ウラン238が970kg、 ウラン235が30kg含まれますが、燃焼後、交換が必要になった時点では、ウラン 238が950kg、ウラン235が10kgに減少し、プルトニウムが10kg、核分裂生成 物生成物が30kgが生成しています。
2.使用済み核燃料の行き場はない 現在の科学技術では核燃料再処理は不可能
使用済み核燃料は、原子炉から取り出し、原子炉に付置された燃料プールで一 定期間(3~5年)冷却して、放射線量と発熱量が空冷保管できるまで減少した 後、特殊な容器(キャスク)に入れて保管します。 使用済み核燃料の処理・処分には2つの方向があります。
1つは、使用済み核燃料を溶解し、核燃料として再利用できるウランやプルト ニウムを分離回収して、プルサーマル炉や高速増殖炉で燃料として利用しようと する(核兵器にも利用できる)、いわゆる再処理です。 日本はこの方向ですが、後述のように、危険極まりない再処理工場の稼働は遅 れに遅れています。
他の1つは、使用済み核燃料を再処理せず、燃料集合体をそのままキャスクに 入れて、地中の施設に保管する「直接処分(ワンスルー方式)」です。「直接処分」 の方が安全で、放射性廃棄物量も少ないと考えられ、アメリカはその方向ですが、 10万年以上の保管を要し、これにも多くの問題があります。 再処理にあたっては、使用済み核燃料を再処理工場サイトにある貯蔵施設に運 びます (日本では、青森県六ケ所村)。 再処理工程では、燃料棒を切断して、鞘(さや)=燃料被覆管から使用済み核燃 料を取り出し、高温の高濃度硝酸で溶解します。
溶解までの過程で、気体の放射性物質(希ガスなど)が放出されます。白金に類 似した物質は溶け残ります。溶解したウラン、プルトニウム、核分裂生成物(死の 灰)などを含む高濃度硝酸溶液中のウラン、プルトニウムは、これらの元素と結合 しやすい試薬を含む有機溶媒を用いて取り出し(溶媒抽出)、さらに精製して核燃 料の原料とします。
.. 2017年06月05日 08:18 No.1205004
|
|
++ 木原壯林 (大学生)…73回
|
|
この過程で、硝酸の分解ガスが発生し、爆発したこともあります。また、死の 灰などの不要物質が、長期保管を要する高レベル(高放射線)廃棄物として大量に 発生します。
その処理・処分方法は提案されてはいますが問題山積です。保管を受け入れる 場所もありません。 使用済み核燃料は高放射線ですから、再処理工程の多くは、流れ系を採用し、 遠隔自動操作で運転されます。そのため、再処理工場には、約10,000基の主要機 器があり、配管の長さは約1,300kmにも及びます(うち、ウラン、プルトニウム、 死の灰が含まれる部分は約60km:継ぎ目の数は約26,000箇所)。高放射線に曝 (さら)され、高温の高濃度硝酸ほ含む溶解槽や配管(とくに継ぎ目)の腐蝕、減肉 (厚さが減ること:溶解槽で顕著)、金属疲労などは避け得ず、安全運転できる筈 がありません。 長い配管を持つプラントが、地震に弱いことは容易にうなづけます。再処理工 場は完成からは程遠い状態にあります。
3.再稼働が続けば、若狭の原発の燃料プールも7年で満杯
上記のように、再処理は不可能に近い状態ですから、使用済み核燃料は蓄積の 一方です。若狭にある原発13基が持つ使用済み核燃料貯蔵施設の容量は5,290トン ですが、その7割以上が埋まっています。関電の原内の保管プールの貯蔵割合は、 4月末で、大飯と高浜が約71%、美浜が63%に達しています。新規制基準審査未 申請の2機を含めた関電の原発9基が運転されれば、年間約370体の使用済み燃料 が発生しますから、7年程度で貯蔵限度を超え、原発の稼働は出来なくなります。
.. 2017年06月05日 08:27 No.1205005
|
|
++ 木原壯林 (大学生)…74回
|
|
4.無防備で脆弱(ぜいじゃく)な使用済み核燃料プール
一般的に、使用済み核燃料貯蔵プールは、沸騰水型(BWR)原子炉では原子炉 本体の上部に、加圧水型(PWR)では原子炉本体の横に設置されていて、被曝を せずに使用済み燃料を圧力容器からプールに移送できるようになっています。こ のプールには、燃料集合体が臨界に達しないように(核分裂連鎖反応を起こさない ように)間隔をあけて置かれ、水がはられ(例えば、燃料集合体の上部から7mの 水深)、循環していて、燃料を冷却しています。水は、放射線の遮蔽材の役目も果 たします。このプール内には最大で、10炉心分の燃料が保管されています。 使用済み核燃料貯蔵プールは、同じく核燃料の容器である圧力容器(原子炉本体) と比べて、無防備と言っても過言でないほど脆弱です。
深さ10m近くのプールが地震などで破壊され、一気に水が抜ければお手上げで す。このように、冷却水を喪失し、メルトダウンする危険性が高いことは、福島 第一原発事故で、4号機の燃料プールから冷却水が漏れ、核燃料溶融の危機にあ った事実からでも明らかです。プールに入っている燃料が、原子炉から引き抜い て、かなりの年数(例えば、3~5年)が経ったものであれば、放射線量、発熱量 もある程度は減少していますから、燃料溶融(メルトダウン)に至るまで少々はゆ とりがありますが、もし、取り出して間もない燃料が露出することになれば燃料 溶融に至ります。
一方、燃料集合体間の間隔を隔てているラックが倒壊あるいは崩壊すれば、局 所的な温度上昇による水の蒸発(→冷却機能の喪失)や核燃料の再臨界(核分裂連鎖 反応の再発)の可能性があります。 再臨界に達すれば、急な温度上昇による巨大な水蒸気爆発、水素爆発が起こり、 冷却材が供給されない状況下では火災となり、揮発しやすい成分(例えば、セシウ ム137)が世界中を汚染させます。 地震によって、巨大プールの水に周期の長い揺れ(波)が発生し、それが共振し て拡大すれば、波の力によるプールの倒壊も危惧されます。(下)に続く
.. 2017年06月05日 08:40 No.1205006
|
|
++ 木村雅英 (部長)…218回
|
|
地下鉄止めるなら原発止めろ! | 北朝鮮ミサイル危機をあおる安倍政権、 | 記者の発言を止めて原発動かす田中規制委 | 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その135 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)
去る4月29日に、東京メトロ(東京都の地下鉄)は北朝鮮が弾道ミサイルを発射 したとの情報を受け、安全確認のため約10分間、全線で運転を見合わせた。北陸 新幹線も上越妙高―金沢区間で運転を見合わせた。 それ程心配なら原発を止めるべきではないか。朝鮮半島に面して玄海(4機) ・島根(2機)・若狭(14機)・柏崎刈羽(7機)があり、稼働している川内 (2機)も伊方(3機)も朝鮮半島に近い。おまけに各原発のプールには高レベ ル放射性廃棄物が満載。 それなのに、原子力規制委は5月17日の高浜3号機再稼働を許した。
さる5月17日の原子力規制委員長記者会見で横田一記者(フリー)がこのこと を追及したところ、またまた田中委員長が本音を出した。 まず、「リスクがある中で、原発稼働をとめるどころか再稼働を認める姿勢は いかが?」に対して、担当課長が「施設の安全確保は必要。…。ただ、そこは私 どもの所掌というか、対応ではなくて、また別途、防衛省なりが対応する…」と 逃げた。 続いて「原発テロ対策をどう強化するかを政府関係者と話し合うべきでは」の 質問に、田中委員長は「しません」「していません」と答え、記者の「国民の命 と安全を守る責務を放棄しているのではないか」に「あなたはそう思うかも知れ ないけれどもしていません」と答えた。 さらに、記者が若狭勝さんの発言を引用してしゃべりだすと、委員長も進行役 も必死で記者の発言を封じたのだ。 会見映像から音声がカットされていて正確には確認できないが記者の話では 「(あいつの)マイクを取上げて」と田中委員長が指示した。そして、進行役松 浦総務課長が「もう、答えている」と叫び、職員が記者からマイクを取り上げた。
.. 2017年06月05日 09:14 No.1205007
|
|
++ 木村雅英 (部長)…219回
|
|
久しぶりで、田中委員長が今村元復興大臣と同様の反応をした。テロ対策や航 空機落下に対する備えが全く不十分であることは、川内原発再稼働への異議申立 で、広瀬隆さんと後藤政志さんが意見陳述して鋭く指摘した。この議論を再燃し たくないが故に、国民の知る権利を代行する記者に対して言論封殺をしたのであ ろう。 北朝鮮ミサイル不安をあおって戦争国家化を謀る安倍首相、原発テロ対策でき ぬままで原発再稼働を推進する田中規制委員長。どちらも真実を探求する言論を 封殺している。
.. 2017年06月05日 09:20 No.1205008
|
|
++ 木原壯林 (大学生)…75回
|
|
人類史より長い未来にまで危険と不安を残す | 使用済み核燃料を増やしてはなりません! | 高浜原発の再稼働を許さず、原発を全廃して | 重大事故の不安のない社会をめざしましょう!(下) └──── (若狭の原発を考える会)
5.原発を再稼働させれば、新しい使用済み核燃料が増え、 使用済み核燃料プールの危険度が急増する
福島第一原発事故以降、多くの原発が停止しています。したがって、燃料プー ルにある核燃料の放射線量や発熱量は、かなり減少しています。中には、もう少 し冷却すれば、乾式(空冷)保管が出来るようになるものもあります。そうなれば、 使用済み核燃料の保管は格段に容易になります(それでも、使用済み核燃料の長期 安全保管は至難です)。 しかし、原発を再稼働させれば、旧(もと)の木阿弥(もくあみ)で、放射線量と 発熱量が多い使用済み核燃料が増え、危険度は急増します。 再稼働を阻止し、原発を全廃し、重大事故の不安のない社会をつくりましょう!
6.安易に乾式中間貯蔵所を作り、燃料プールを空けて 原発の運転を継続する企(たくら)みは許されない
上述のように、原子炉から取り出して間もない使用済み核燃料の保管は、極め て危険です。したがって、原発を運転して、使用済み核燃料を生じさせてはなり ません、一刻も早く全原発の廃炉を決意し、使用済み核燃料を危険度の低い乾式 貯蔵が可能な状態にしなければなりません。 また、数万年もの長期間にわたって使用済み核燃料を、安全に乾式貯蔵する技 術と体制を整えなければなりません。 今、使用済み核燃料プールが満杯に近付いています。満杯になれば、原発の運 転は不可能になります。そこで、原発敷地内に中間貯蔵所を設けて、そこに使用 済み核燃料プールから燃料を移し、空いたプールにさらに使用済み核燃料を貯蔵 できるようにして、原発を運転し続けようとする企みがあります。 この企みが拡大すると、際限なく使用済み核燃料が増え、原発敷地内は使用済 み核燃料で溢れ、原発の危険度は急増します。
.. 2017年06月05日 09:50 No.1205009
|
|
++ 木原壯林 (大学生)…76回
|
|
なお、中間貯蔵を原発敷地内で行うことを認めれば、使用済み核燃料を引き受 けてくれる場所のない現状では、原発立地が長期保管地になりかねません。 使用済み核燃料の保管は、例え膨大な費用を要しても、現存する最高の技術と 英知を結集した施設で行わなければなりません。 そのような施設の建設を、人の命や尊厳より経済的利益を優先する電力会社に 期待することはできません。
7.「プルサーマル炉」は発熱量が下がりがたい使用済み核燃料を生む
高浜原発3、4号機のようなプルサーマル炉は、ウラン・プルトニウム混合酸 化物(MOX)を燃料としていますが、核分裂によってMOX燃料から生じる元素 は、ウラン燃料から生じるものとは異なり、使用済み核燃料になったとき、放射 線量や発熱量の減少速度も異なります。使用済みMOX燃料の発熱量は下がり難 いため、長期にわたってプール内で水冷保管しなければ(使用済みウラン燃料の4 倍以上)、空冷保管が可能な状態にはなりません。取り出し後50年~300年の使用 済みMOX燃料の発熱量は、使用済みウラン燃料の発熱量の3~5倍です。 また、使用済みMOX燃料の発熱量を、50年後の使用済みウラン燃料の発熱量 レベルに下げるには300年以上を要します。MOX燃料は、その意味でも、極めて 厄介な核燃料です。
最近の経験は、原発はなくても電気は足りることを実証しました。重大事故を 起こしかねず、危険極まりない使用済み燃料を生む原発を動かす必要はありませ ん。 原発の稼働は、電力会社の金儲けのためです。 原発事故は自然災害とは異なります。自然災害を止めることはできませんが、 原発事故は止められます。原発は人が動かしているのですから、人が原発全廃を 決意すれば良いのです。 原子力防災とは、避難計画ではありません。不可能な避難を考えるより、事故 の原因である原発を廃止することが原子力防災です。原発全廃こそ原子力防災で す。 重大事故が起こってからでは遅すぎます。原発全廃の行動に今すぐ起ちましょう! (了) (6月2日配布「キンカン」ビラより)
.. 2017年06月05日 10:16 No.1205010
|
|
|
 |