返信


■--大飯−高浜、わずか13キロ
++ 東京新聞 (社長)…1849回          

 同時被災どう避難

 原子力規制委員会に3、4号機の新規制基準への適合を正式に認められた関西
電力大飯原発(福井県おおい町)は、17日に4号機が再稼働した高浜原発と13キ
ロしか離れていない。東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第一原発と、
危機的状況に陥った第二原発間の距離とほぼ同じだ。巨大災害の発生時に想定さ
れる事故の同時発生にどう備えるのか。答えがないまま「原発銀座」の復活が迫
る。
(5月25日3面より抜粋)
.. 2017年05月31日 14:05   No.1204001

++ 京都新聞 (小学校中学年)…16回       
チェルノブイリで治療の医師講演 「福島の影響注視を」

 チェルノブイリ原発事故で被災したベラルーシで、医師として治療に当たった
経験を持つ長野県松本市長の菅谷昭さん(73)が28日、京都市下京区のひと・まち
交流館京都で講演した。事故から30年たった今も被害が収束しない状況を伝え、
東京電力福島第一原発事故の教訓とするよう訴えた。
 菅谷さんは1996年から約5年、ベラルーシに滞在し検診や治療に当たった。講
演では昨年7月、事故後30年に合わせて現地を訪れた様子を伝えた。
 手術して治療した子どもたちが家庭を築いていると紹介。「悩みを抱えながら
前を向いて生きている」と話した。
 また、チェルノブイリ原発周辺の甲状腺がんが事故の影響と認められるまで
10年かかったと指摘。福島県の現状にも触れ「甲状腺への影響を今後も注視する
ことが大切」と強調した。
 講演は市民団体「フクシマ・チェルノブイリの今を考える京都の会」(京都市
山科区)が主催した。(5月29日10:25配信の京都新聞より)

.. 2017年05月31日 16:45   No.1204002
++ 金子 通 (小学校中学年)…10回       
(たんぽぽ舎会員)

 ◆火山灰問題巡り規制委へ要請書「東電は科学的でない」
  地元専門家ら会見、厳正審査求める

 東京電力柏崎刈羽原発の敷地内外にある断層が火山灰分析によって活断層と見
なされる可能性がある問題で、分析を行った県内の専門家グループ「柏崎刈羽原
発活断層問題研究会」が29日、県庁で会見を開いた。
 研究会メンバーの立石雅昭・新潟大名誉教授(地質学)は「規制委は科学的と
言えない東電の主張を受け入れている。あらためて議論してほしい」と訴えた。
(5月30日新潟日報より抜粋。紙面のみの掲載でネット上の掲載なし)


 ◆脱原発へ協力訴え−「ゼロの会」米山知事と面談

 超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」のメンバーが29日、県庁で米山隆
一知事と面談した。現状で東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を認めないとする知事
に賛同し、脱原発を目指す活動に理解や協力を求めた。
 その後、原発ゼロの会は柏崎刈羽原発を視察し、柏崎市の桜井雅浩市長と面談。
桜井市長は「避難計画の実効性を確保するため国に働きかけるので、力添えして
ほしい」と呼び掛けた。
(5月30日新潟日報より抜粋。紙面のみの掲載でネット上で掲載なし)


.. 2017年06月01日 08:29   No.1204003
++ 東京新聞 (社長)…1850回       
バルト海上から    鎌田 慧(ルポライター)

 北フランスのルアーブル港から、バスで北西に1時間ほど、バリュエル原発を
見に行った。麦畑のなかにコンクリートむき出し、お椀を伏せたような加圧水型
4基が並んであった。電流を通した鉄条網で道路から遮断されているが、農道の
すぐ傍らを住民の自家用車が自由に通り抜けている。
 案内役の市民運動家ジェーニーの話では、そのうちの1基は運転停止、もう1
基は蒸気発生装置が倒壊して2015年から停止している。
 もう1ヵ所。40キロほど離れたパンリー原発はドーバー海峡沿いの崖の下にあ
って、一部しか見えなかった。これも2基停止、まわりには風力発電が立ち並ん
でいて、将来は海上に風力62基の大発電所がつくられ、今の送電線を使う計画が
ある。
 が、それにもジェーニーたちは反対する。核よりはましな自然エネルギー発電
とはいえ、大電力会社が中心ならさほど変わらない。市民レベルの運営が将来の
夢である。フランスはドイツやイタリアに比べて脱原発の運動は弱いとはいえ着
実に広がっているようだ。
 ピースボートで日本を離れている間、衆院で共謀罪が通過、参院でも採決強行
がはかられようとしている。秘密保護法と共謀罪を盾に、政府を批判する多様な
考え方の人間をテロリストとして嗅ぎまわり、追いまわす灰色の国は、国際的に
恥ずかしい。 (5月30日25面「本音のコラム」より)

.. 2017年06月01日 08:36   No.1204004
++ 日本経済新聞電子版 (幼稚園生)…1回       
米スリーマイル島原発閉鎖へ 電力価格下落で採算悪化

 【ニューヨーク=稲井創一】1979年に米国史上最悪の原発事故が起きたスリー
マイル島原子力発電所(ペンシルベニア州)が2019年9月末までに閉鎖する。発
電用エネルギーとしてシェールガスが台頭し、電力価格が下落。設備の老朽化も
進み同発電所の採算が悪化していた。米原発大手ウエスチングハウス(WH)が
経営破綻するなど、米国の原発産業は厳しい状況が続く。
 スリーマイル島原発を運営する米電力大手エクセロンが30日、同原発の1号機
の閉鎖方針を発表した。国際原子力事象評価尺度(INES)でレベル5の過酷
事故(福島第一原発事故は最も深刻なレベル7)を起こした2号機は既に廃炉と
なっており、今回の決定で同原発自体が閉鎖することになる。
 2号機の事故後も1号機は運転を継続していたが、2010年以降、本格化したシ
ェール革命で割安な天然ガスが発電用燃料として普及。電力価格も下落した。原
子炉が1基しか稼働していないスリーマイル島原発は規模のメリットも働かず採
算が厳しい状況が続き、このところ赤字が続いていた。(後略)
(5月31日09:32、より抜粋)

.. 2017年06月01日 08:49   No.1204005
++ 柳田 真 (部長)…222回       
週刊誌の記事を紹介します
 |  反逆老人たちが元気だ−沖縄で国会前で脱原発で
 |  「サンデー毎日」に鎌田さとしさんが執筆
 └──── (たんぽぽ舎)

 5月30日発売(6/11日付)の週刊「サンデー毎日」に、鎌田さとしさんが『もは
や失うものなし−反逆老人たちが元気だ!』沖縄で、国会前で、脱原発で、いま
シニアが最前線で闘っている−という4頁の文が載りました。
 元気の出る文章です。
中見出しは3つ、
◎辺野古闘争は「おじぃ、おばぁの運動」
◎脱原発に結集「60年安保」の大学OB
◎「反逆老人」の肖像を書き遺したい
 4頁の文章の最後の7行を紹介します。
…若者たちが学園や職場から街頭に出てくるまで、もう少し頑張ってから生を終
えようと思う。わたしたちはもはや失うものはない。反逆老人たちの肖像を、こ
れから書き遺したい。…

.. 2017年06月02日 08:09   No.1204006
++ 新潟日報 (小学校中学年)…10回       
ベント事前了解削除へ−審査申請書
  東電、新潟県知事に理解要請

 東京電力の広瀬直己社長は30日、県庁で米山隆一知事と面会し、原子力規制委
員会に提出した柏崎刈羽原発6,7号機の審査申請書の一部を削除する方針を伝
えた。重大事故を防ぐ排気設備・フィルター付きベントについて、「立地自治体
の了解の後に運用開始」などとする文言を削除する。審査会合での議論を踏まえ
た措置。この文言は県の要請を受け、県との約束事項として盛り込まれた経緯が
あり、広瀬氏は運用開始前に県の了解を得るという実態は変わらないとして、理
解を求めた。(中略)
 柏崎刈羽原発の審査申請書から「(フィルター付きベント)装置は、立地自治
体の了解の後に運用開始」などの文言を削除する方針を表明した東京電力。県と
の「約束」にあえて手を付けたのは、再稼働の前提となる原子力規制委員会の審
査を通るためだ。県にとっては地元の関与を担保する裏付けを1つ失うことを意
味し、今後の東電との関係に課題を残した格好だ。
 東電がこの「火種」となりかねない文言をわざわざ申請書に盛り込んだのは、
地元対策だった。13年7月に地元への説明なしに審査の申請を表明したため、県
などから「地元軽視だ」などと強い反発を受け、申請できない状況に陥った。申
請を急ぎたい東電は、当時の泉田裕彦知事の要請をほぼ丸のみすることで打開を
図った。
 立地地域にとって、この文言は規制委にも地元の関与を認めさせるくさびとも
言える。 泉田氏の原発政策を継承するとしている米山氏は面会後、文言削除に
ついて「じくじたる思いだ。規制委が(この文言を)認めてくれれば良かったが
…」と語った。
(5月31日新潟日報より抜粋。紙面のみの掲載でネット上に掲載なし)

 ◆ベント了解、審査申請書から削除−県、東電に約束確認

 東京電力が原子力規制委員会に提出した柏崎刈羽原発6,7号機の審査申請書
の一部を削除する方針を示したことを受け、県は31日、東電に対し、削除する場
合も両者の約束は変更がないことを確認する文書を提出した。東電が確約すれば、
削除を認める方向だ。
(6月1日より抜粋。紙面のみの掲載でネット上に掲載なし)

.. 2017年06月02日 08:34   No.1204007
++ 東京新聞 (社長)…1851回       
原発の集中立地 本当に良きことなのか

 関西電力大飯原発3、4号機が新規制基準に「適合」と判断され、関電が再稼
働を申請した大飯、高浜、美浜の七基は全て基準をクリアした。だが七基がフル
稼働した場合の安全性は、評価の外だ。
 大飯原発は原子力規制委員会の規制基準に「適合」と判断された。だが、それ
は安全を保証するものではない。電力会社はおろか、自治体にも政府にも科学者
にも、安全の保証などしようがないのが原発なのだ。
 私たちは福島第一原発事故にそのことを、いやというほど思い知らされたはず
である。 (中略)
 再稼働への最後のかぎを握るのは事実上、立地県の知事である。
 「原発銀座」との共存をこのまま続けていくことが、多くの県民、そして周辺
府県の住民にとって、本当に良きことなのか−。
 西川一誠福井県知事の英断を望む。
(6月1日朝刊5面「社説」より抜粋)

.. 2017年06月02日 08:46   No.1204008
++ 柳田 真 (部長)…223回       
週刊誌からの記事紹介
 |  北海道風力発電で健康被害の予測が約2770人
 |  石狩湾で4つの風力発電が計画中、害を認めない環境省
 └──── (たんぽぽ舎)

 「週刊金曜日」5月26日号で、かとうやすこ(環境ジャーナリスト)さんが2頁
にわたって報告しています。中見出しは3つです。
◎認めない日本の環境省
◎マスコミ排除の説明会
◎海外では100キロ沖合
2頁目の最後の11行を紹介します。
…とくに、複数の事業者が一地域に集中する場合、健康被害が発生しても住民が
発生源を特定するのは困難だ。自治体が住民と事業者の仲介を行うなど、問題解
決に向けて取り組む必要がある。
 なお「石狩湾岸の風力発電を考える石狩市民の会」は、健康被害を懸念し、事
業計画中止を求める署名運動を行っている。…

.. 2017年06月05日 09:39   No.1204009
++ 東京新聞 (社長)…1852回       
原発汚染土 公共工事で再利用 苦肉の策 安全性に問題は?

 東京電力福島第一原発の事故で出た汚染土を建設資材として再利用するための
実証事業が、昨年十二月から福島県南相馬市の津波被災地で行われている。事故
から六年たった今も、被災地にあふれ返る汚染土袋。これを減らすために環境省
がひねり出した苦肉の策に思える。安全性に問題はないのか。現場を見せてもら
った。(中略)
 県内に野積みされる汚染土は2200万立方メートルに及ぶ。大熊、双葉町に建設
中の中間貯蔵施設に運び込むはずだが、用地のうち契約済みは2割程度。
 施設の建設にあたり、国は県民に「30年後には汚染土を県外に持ち出す」と約
束した。だが最終処分場建設のめどは立っていない。八方ふさがりで、解決法は
ほかに見当たらない。
 しかし、汚染土が全国の道路や鉄道の建設資材に使われたとき、県民は再び冷
たい視線にさらされることになるのではないか。それが心配で仕方がない。
 (福島特別支局長)
(6月6日朝刊4面「坂本充孝のふくしま便り」より抜粋)

.. 2017年06月07日 09:03   No.1204010


▼返信フォームです▼
Name
Email
ホームページ    
メッセージ
( タグの使用不可 )
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用