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■--テロリストの「分別」に世界が救われた!?
++ 柳田 真 (部長)…217回          


   ニューヨークの世界貿易センタービルに旅客機が
 |  突っ込む事件で首謀者語る
 └────  (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

○テロリストの「分別」で世界が救われた」と書くと、皆なビックリ、または反
発するだろう。
 師岡カリーマさん(アナウンサー)の文章には「その根拠」が示されている(東京
新聞4月22日・本音のコラム)
 2001年9月11日、米国ニューヨークの世界貿易センタービルに旅客機が突っ込
んだ事件の首謀者とされるアルカイダ幹部2人に最初で最後のインタビューを許
されたジャーナリストが著書で明かしている内容だ。
 「標的として、当初はいくつかの原子力発電所が候補にあがった。だが、収拾
がつかなくなる可能性があるので、やめた。今のところは」

○実は16年前、2001年のテロのあとすぐ、たんぽぽ舎のスタッフのOさん(本をよ
く読む人)から聞いた一言が忘れられない。
 「今回のテロで、テロリストは原発をわざと避けたそうですよ。テロリストの
良識でしょうかね?」。
 原発の被害が広範囲で、破局的で、のちのちまで大きく響く(単なる一過性のも
のではない)ことを知っていたのだろう、彼らは。

○「テロとの対決」とか、「テロを防ぐための凶(共)謀罪が必要」とか…、いろ
いろ言われるが、根本はテロを生みだす土壌をなくすこと。
 差別と貧困をなくす努力を示すことだ。危険なものは作らないことだ。
 まず第一に原発の再稼働をやめてもらいたい。
 電力会社と安倍自公政権に望む。共謀罪は必要ない。

○以下、4/22「本音のコラム」全文

 『テロの標的』 師岡カリーマ (アナウンサー)

乗っ取られた旅客機がニューヨークの世界貿易センタービルに突っ込んだ瞬間
の衝撃は、今も鮮明に記憶している人が多いだろう。2001年9月11日の米同時多
発テロでは、他にも国防総省本部が攻撃を受けた。超大国の金融と防衛の中枢を
標的に、極めて周到に準備された奇襲攻撃。世界最強の軍隊と諜報機関をもって
しても、防ぐことはできなかった。
 
.. 2017年05月19日 08:26   No.1199001

++ 柳田 真 (部長)…218回       
 この事件の首謀者とされるアルカイダの幹部2人に、最初で最後のインタビュー
を許された男がいた。エジプト人ジャーナリスト、ユスリー・フーダだ。この会
見の舞台裏をフーダは後に著書で明かしており、邦訳もある。その中で首謀者の
一人はこう語っている。「標的として、当初はいくつかの原子力発電所が候補に
挙がった。だが収集がつかなくなる可能性があるので、やめた。今のところは」。
 テロリストの「分別」に世界が救われたという、皮肉。今のところは。
 地震多発国が原発を持つべきではないということは証明されたが、想定外のテ
ロが発生する世界で原発が稼働しているのも、考えてみればずいぶん楽観的だ。
9・11のような手際の良さで飛行機が突っ込んでも、原発を守れるのか。
 東京五輪を開催するために「共謀罪」が不可欠だというが、大会の安全を確保
するなら、まず脱原発が先決ではないか。
   (4月22日東京新聞27面「本音のコラム」より)


.. 2017年05月19日 08:31   No.1199002
++ 吉原 毅 (幼稚園生)…1回       
書籍の紹介
 |  原発ゼロで日本は発展する!
 |  タイトル「黙って寝てはいられない」
 |  小泉純一郎/談 吉原 毅/編 扶桑社
 |  第7章「原発ゼロ」で安心して経済成長できる社会を…
 └──── (解説:吉原 毅) (上) (2回の連載)

◯加藤寛先生との繋がりで小泉元首相が二代目名誉所長に

 私が「原発ゼロ」で小泉さんと行動をともにするようになったのは、2012年4
月に城南信用金庫の「友の会」設立総会で講演をしていただいたことがきっかけ
でした。
 その翌年(2013年1月)、慶応大学時代のゼミの先生で親しくさせていただいた
加藤寛名誉教授が、「日本再生最終勧告 原発即時ゼロで未来を拓く」というご
著書をまとめられた直後に亡くなられました。
 加藤先生に城南総合研究所の初代名誉所長を引き受けていただいたこともあっ
て、本社でお骨を一時的に預かってお葬式をしました。その時、小泉さんが突然
来られて御線香をあげられたのです。
 そんな縁から、城南総合研究所の二代目名誉所長を小泉さんにお願いし、快諾
していただきました。
 それ以降、加藤先生が最後に訴えた「原発即時ゼロ」を目指して、行動をとも
にしています。

 川内原発再稼働が迫っていた2015年6月に小泉さんが鹿児島で講演をした時も、
柏崎刈羽原発の再稼働を認めない泉田裕彦・新潟県知事に会った時も、大間原発
の凍結を訴える工藤寿樹・函館市長を激励した時も一緒でした。
 2015年6月に泉田新潟県知事と食事をしながら意見交換をしましたが、「福島
原発事故の検証が終わるまで再稼働をするべきではない。いまだに地震か津波か
原因が特定されていない」という知事の話に対して、小泉さんは「なるほど、頑
張ってください」と共感していました。
 川内原発再稼働が迫っていた鹿児島での講演では、小泉さんは「日本の原発テ
ロ対策は不十分」と指摘していました。ベルギーのテロで原発が標的の一つにな
っていたことを予見するかのような警告を発していたのです。改めて「先見の明
がある」と感じました。

.. 2017年05月19日 08:39   No.1199003
++ 吉原 毅 (幼稚園生)…2回       
2015年10月に工藤市長と懇談した時にも、函館の対岸に建設中の「大間原発」
(青森県大間町)が原発テロに対して脆弱との説明を聞くと、「沿岸から乗り込ま
れたらおしまいだね」と小泉さんは頷いていました。
 津軽海峡は外国の潜水艦や不審船が行き交う国際海峡で、「ふつう領海12海里
で22キロメートルぐらいあるが、津軽海峡は3海里で5.5キロメートルしかありま
せん。テロ船であろうが、不審船であろうが、あっと言う間です。福島第一原発
の事故で分かったことは、海から機関銃を持って乗り込んで行って電源を全部切
れば、福島と同じことが起きるということです」と工藤市長は説明しました。
 さらに工藤市長が「常に自衛隊の艦船がいるわけでもないし、海上保安庁が見
張っているわけでもないから、すぐですよ。イスラム国みたいなものに同調する
ようなテロリストが出てきたら、もう一発ですよ」と警告を発すると、小泉さん
が「特殊潜航艇を造られたら、もう一発だね。戦前、日本はシドニー湾まで攻撃
しているのだから」と答えるやりとりもありました。
 稼働していない原発でも、原発テロのリスクを抱えています。使用済核燃料を
水冷しているプールが攻撃され、水が抜かれたらメルトダウンを起こしてしまう
からです。

◯「原発ゼロ」は、日本国を思う人たちの結論

 警察官僚出身の亀井静香・衆院議員(元金融・郵政改革担当大臣)も原発テロの
リスクを指摘しながら、「原発は絶対に再稼働すべきではない」「イスラム国は
日本をテロの対象に加えてくる。安倍首相が挑発するのはとんでもない」とはっ
きり言っています。小泉政権時代に自民党を離党した亀井さんは、元警察官僚の
保守派政治家です。
 そんな亀井さんが、「原発事故が万が一起きた場合、福島原発事故の対応を見
ても分かるように、警察官や自衛隊員や消防署員の方々が命がけで収拾に当たら
ないといけない。たかが電気会社の金儲けのために、自衛隊員や警察官や消防署
員の命が失われることがあってはならない」と訴えていました。元警察官僚とし
て「国民の安全を守るためには『原発ゼロ』が当然」と言うのです。私もまった
く同じ考え方です。 


.. 2017年05月19日 08:50   No.1199004
++ 吉原 毅 (幼稚園生)…3回       
天皇陛下も2016年の新年の挨拶で「日本は地震が多い国です。危険なことがな
いように」と仰っています。「原発は再稼働をするべきではない」とは直接言え
なくても、お言葉の端々からそう感じます。
 現に皇室関係者からも「天皇陛下は『原発再稼働はするべきではない』という
考えです」ということを聞いています。
 日本国の事を考えたら「原発ゼロ」というのは、日本国を思う人たちの結論な
のです。「そんなことはどうでもいいから金儲けのことを考えよう」という原発
推進の人たちは“国賊”といえます。

◯「電力会社の倒産=電気が来なくなる」ではない

 小泉さんは「原発事故以降、“ほとんど原発ゼロ”で5年間できている」とい
う話をされていますが、私も同意見です。このまま原発を止め続けても、日本が
困ることはない。
 「原発即時ゼロ」こそ、現実的なエネルギー政策なのです。
「電力会社の経営が苦しくなる」という主張もありますが、「仮に会社が潰れて
も会社更生法ですぐに立ち直れます。事業は続けられます」と反論しています。
「会社を潰す」というのは、「それまでの経営者が辞める」ということであって
「社員は仕事を続けることができる(事業は存続する)」ということです。

 会社経営によっては珍しい話ではなく、国民にとっても、「電力会社の倒産=
電気が来なくなる」ということではないので、たいした問題でありません。
 「間違った路線を取り続けた経営者がその責任を取って辞める」というだけの
話です。
 「原発再稼働しないと倒産してしまう」と訴えている電力会社の経営者は、
「責任を取りたくない」と自己保身に走っているだけの話です。

 例えば、会社更生法が適用された日本航空も新しい会社として生まれ変わり、
事業は続けられた。電力会社も同じです。間違った原発依存路線を取った経営者
が責任を取って辞めるというだけの話です。 (下に続く)

.. 2017年05月19日 08:57   No.1199005
++ 金子 通 (小学校低学年)…6回       
(たんぽぽ舎会員)

 ◆柏崎原発「地域の会」委員大量交代−監視機能低下を懸念

 東京電力柏崎刈羽原発の安全性について立地地域の住民が議論する「原発の透
明性を確保する地域の会」は4月末で、委員20人のうち10年在籍したベテラン委
員2人を含む10人が退任した。前回2015年の改選でも、ベテラン委員ら11人が代
わったばかり。関係者からは、経験の浅い委員が増えて監視機能の低下を懸念す
る声も出ている。
 地域の会は、推進派と反対派が同じテーブルで議論する全国でもまれな存在で、
取り組みは高く評価されてきた。(中略)
 元委員の1人は「以前であれば(柏崎原発の免震棟で耐震性不足が発覚した直
後に)臨時会を開くか、免震棟問題の議論を中心に定例会で追及していた。以前
より東電への追及が甘くなった」とチェック機能の低下を懸念する。
 この元委員は「今後もベテラン委員が抜けて、経験の浅いメンバーが増えるこ
とで、東電への監視力が弱まる恐れがある。新しい委員にはしっかりと勉強して
臨んでほしい」と訴える。
(5月18日新潟日報より抜粋) (紙面のみの掲載でネット上に掲載なし)

.. 2017年05月19日 09:25   No.1199006
++ 中嶌哲演 (小学校低学年)…6回       
.「あとからくる者のために」
 |  2017.5.15関西電力本社前で断食声明
 └────  (若狭の一住民・ー仏教者として)

・福島第一原発震災から6年、ますます,過酷・深刻化している「フクシマ」の
被災者たちに心を寄せ、その抜本的で包括的な救済(法的・財政的な整備など)を
願い、また、若狭に「第二のフクシマ」を断じて繰り返させないことを願って、
今朝から断食を始めました。
(1)関西電力は、高浜原発4・3号機の起動を延期し、再稼働を再検討し、断
念すること。
(2)国は、大宝(701)と天正(1586)の大地震・津波に関連して、高浜・大飯原発
の近傍と冠島の海面下を公明正大に調査し、検証すること。
(3)広範な住民・市民のみなさんは、いつでも、どこでも、だれでもできる一
食断食、ー日断食などで、再稼働反対を表明し、その食費を反対運動資金にあて
る共通の口座に振り込んでいただくこと。

 関西電力は、高浜3・4号機、大飯3・4号機の再稼働のために、すでに数千
億円の新安全対策費を投じ、高浜1・2号機、美浜3号機、大飯1・2号機の延
命にもさらなる高コストを迫られています。その巨額の対策費を脱原発のための
準備に転換するならば、離反しかかっている消費者も踏みとどまり、共感し、支
持することでしょう。

 もし理不尽にも(1)が強行突破されても、少なくとも(2)の確約が得られ
ない限り、私は断食を続行する決意です。この私の主張と行為が単なる独断や軽
挙妄動でないことを、過去4度におよぶ断食声明によってもご判断いただければ
幸いです。
 フクシマ以後、今日に至るまで、あらゆる世論調査は再稼働反対が賛成をはる
かに上回っていることにも配慮してください。(3)の持続的な広がりをも確信
し、期待しております。

 (2)について。関西電力は私たち若狭の住民の度重なる要望に耳を傾けませ
んでしたが、国の調査によって、高浜の海岸から500mの内陸部を襲った天正の大
津波の痕跡が発見されました(昨年)。高浜原発はその地点から7kmです。
 

.. 2017年05月20日 12:27   No.1199007
++ 中嶌哲演 (小学校低学年)…7回       
また、大宝の大地震によって陥没した大島(東西2.4km、南北6.4km)の山の頂上
が海面上に残ったというのが、冠島の由来です。その海面下に階段状の人工遺跡
がダイバーたちによって発見され、話題のスポットになっているのです。
 冠島から宮津湾内へ13km、海岸から500m、海抜40mの真名井神社に、大宝の大
津波をせき止めたという伝承をもっ古い「波せき地蔵」がまつられています。
 高浜原発4基は冠島から12km、内浦湾の奥懐深く位置しています。関西電力は、
最大6.7mの津波にそなえた8mの防潮堤で足りるとしています。
 地震学者をはじめ歴史学者や考古学者などの本格的な調査が望まれる所以です。
 高浜原発(をはじめすべての原発)の再稼働に私が反対する根本的な理由は、決
して上記に尽きるものではありません。その根本的な理由として、

 第一に、冒頭で表明したように、再稼働よりも、福島第一原発震災の被災者た
ちの全面的な救済、福島第一原発事故の原因究明と後始末こそ最優先すべきだか
らです。

 第二に、1基の大型原発が1年間稼働するだけで広島型原爆1000発分の「死の
灰」を生成、蓄積せざるを得ないからです。国内の原発群はすでに同120万発分に
達していて、再稼働はそれの増加につながり、後世代へ巨大な負担をのこすこと
になります。
 また、原発内の被ばく労働者の累計は、広島・長崎の原爆被爆者65万人に迫ろ
うとしています。膨大な放射性物質が放出・拡散すれば、いかなる惨禍に見舞わ
れるかを、フクシマから十二分に学ばなければなりません。この一事だけでも、
再稼働は許されないはずです。

 第三に、麻薬的な原発マネーにより国内植民地化された「立地(集中)地元」の
過去と現在から目をそらし、もっともらしい個別の安全論議に終始しているから
です。
 関西圏の火力発電所は12か所37基が瀬戸内海側に林立しているにもかかわらず、
関西電力の原発は若狭の3町に11基が集中し、超高圧電線で関西圏に送電されて
きたのです。
 「必要神話」はともあれ、「安全神話」は福島や若狭に1基目の原発が設置さ
れた時、原理的に崩壊していたのであり、2011年3月11日に現実的に完全崩壊し
たのでした。
 そのフクシマ後においても、30km圏内の住民に避難指示が出されるのは、平常
時の10000倍の放射線

.. 2017年05月20日 12:33   No.1199008
++ 中嶌哲演 (小学校低学年)…8回       
被ばくを強いられる状況になってから−という大事故の発生
も織り込み済みの再稼働!このように「立地・周辺地元」の棄民政策は貫徹され
ているのです。
 従来の枠組みは、地元立地自治体と立地県の同意だけで原発を推進、強行でき
たのですが、大津地裁の高浜原発差し止めの決定によって揺るがされました。
 若狭の原発電力の「消費地元」の市民と自治体が今こそ広範に声を上げ、関西
電力にブレーキをかけていただかないと、もろともに「被害地元」の憂き目を見
ることになるのではないでしょうか。

 第四に、わが地震列島が動乱周期に突入しているからです。福井地裁の樋口判
決の警告通り、「万が一」の事故・事態は、遠い未来の仮定ではなく、チェルノ
ブイリやフクシマで起こった既定の事実であり、近未来にも起こり得ることであ
り、「少なくともかような事態を招く具体的危険性が万が一でもあれば、その差
し止めが認められるのは当然である」と重説されていることを想起しましょう。
 15基もの原発集中化を余儀なくされ、憂慮し、苦闘してきた福井県下の17市町
の住民のみなさん、これまでその電力を享受されてきた、あるいは若狭に連帯・
支援を重ねてくださった関西の市民のみなさん、「第二のフクシマ」を繰り返さ
せないために、再稼働反対の声をそれぞれの府県知事に届け、関西電力にプレー
キをかけるよう求めてまいりましょう。最後に、積年の若狭のー仏教者としての
想いもふまえて訴えます。

 「…/あとからくる者のために/山を川を海を/きれいにしておくのだ/あああと
からくる者のために/みなそれぞれの力を傾けるのだ/あとからあとから続いてく
る/あの可愛い者たちのために/未来を受け継ぐ者たちのために/みな夫々自分で出
来る何かをしてゆくのだ」(坂村真民『詩集・詩国』より)
 今年5月に、私も遅ればせながら初孫をさずかりました。爺馬鹿(じじばか)と
しても、その初孫とすべての子どもたちに、せめてもの贈りものをしたいのです。
  合掌

※中嶌哲演師は声明にある関電前の3日間だけではなく、それからも
 福井県庁のロビーにて断食を続行されておられます。
 5/19若本(大阪)より

.. 2017年05月20日 12:39   No.1199009
++ 事故情報編集部 (幼稚園生)…2回       
書籍の紹介
 |  『わが子からはじまる・食べものと放射能のはなし』
 |  2011年8月初版 クレヨンハウス・ブックレット 002
 

「クレヨンハウス・ブックレット」創刊にあたって

 「知らなかった、知らされなかった、知ろうとしなかったわたしたちが、ここ
にいる。それらすべてを丸ごと背負って、わたしたちは、いま、ここから、再び
のはじめの一歩を踏みださなくてはならない」
 これは、チェルノブイリ原発事故(1986年4月)の直後、わたしが書いた脱原発
のメッセージの一部だと、25年たったいま、人から教えられた。
 あの時も「そう」考えていたのだ。それにもかかわらず、「ここまで」きてし
まった。
 わたしたちはすでに知っている。決して事故を起こさない機械はなく、老朽化
も含めて、原子力発電所がひとたび事故を起こしたら「どう」なるのかも。
 自然への畏敬を忘れ、この地震大国に54基もの原子力発電をつくってしまった
責任は、ほかでもないわたしたち大人にある。
 わたしたち大人の愚かな選択のために、子どもたちは、原子力発電の被害者と
して生まれて、生きていく社会になってしまった。(後略)
 2011年夏    落合恵子(クレヨンハウス主宰)

目次の紹介
はじめに  3・11以降の「食」の原則
第1章 いま、わたしたちが「食の安全」のためにできること
第2章 放射線の人体への影響
第3章 放射線を除去する、食品の調理・加工の仕方
第4章 3・11後の食生活
    −放射能の取り込みを防ぐために大切なこと−
第5章 現状を乗り越え、子どもたちに、原発のない社会を残していくために
第6章 Q&A 質疑応答
 本書は、2011年6月11日にクレヨンハウスで行われた「原発とエネルギーを学
ぶ朝の教室」での講演をもとに、2011年7月15日現在の状況やデータに基づき加
筆、修正の上再構成したものです。

.. 2017年05月22日 12:21   No.1199010


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