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■--基地あるゆえの苦しみ
++ 山本 進 (幼稚園生)…1回          

訴える沖縄に対するバッシング
 |  「沖縄の2つの新聞は本当に偏向しているのか」
 |  5/8安田浩一さんの講演会を聞いて
 └────  (千葉県原発訴訟の原告と家族を支援する会)

 5月8日(月)に、「スペースたんぽぽ」で開催された安田浩一さんの講演会に
参加しました。40名近くの参加者でした。
 ジャーナリスト・安田浩一さんの豊富な取材を基にしての白熱したお話、あり
がとうございました。
 人類館や外国人労働者差別などを例にとって、差別が差別を増幅する連鎖を断
ち切らなければならないと話していたと受け取りました。
 沖縄差別を煽っているのは自民党本部からだということも。 
 千葉県では、放射性物質は、汚泥付近の空間放射線量が1ミリシーベルト(年)
を超えると除染して保管することになっている。
 しかし、福島県では20ミリシーベルト(年)までは我慢しろという。
 差別問題としてできることからもっと声を上げねば、と感じました。
.. 2017年05月15日 08:07   No.1194001

++ 渡辺マリ (高校生)…57回       
福島第一原発事故の検証、教訓なしで進む再稼働
 |  では、第2の「フクシマ」が起きた時
 |  誰が収束を担うのか?誰が死ぬ「英雄」になるのか?
 |  5月25日(木)七沢 潔さん学習会のご案内
 └────  (たんぽぽ舎ボランティア)

  お 話:七沢 潔さん
       (NHK・ETV特集「ネットワークでつくる
       放射能汚染地図」取材、監修)
  日 時:5月25日(木)19時より21時
  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
  参加費:800円

◯第2のフクシマ
 日本は地震、津波、火山列島の国。第2の「フクシマ」が起こらないと誰が保
障できるだろう。では、その時、誰がその過酷事故の収束に向かうのか?
 その議論が全くなされていないまま、再稼働が進んでいる。
◯チェルノブイリ原発事故
 軍の兵士、民間防衛隊などが出動。
 収束作業をした28人が3か月以内に、39人がその後25年間で死亡。
 炭鉱労働者3000人が、身体障害者となり、がんなどで死亡(2011年ウクライナ国
家報告)
 これを「教訓」としたロシアは国家非常事態省を作り、山火事、列車事故など
の災害に加え、原発事故の対応に備えるようになった。
◯ひるがえって日本は?
 ・自衛隊員、消防隊員は共に高線量被曝を強いられ、自衛隊員の中には
  水素爆発で重傷を負った人がいた。
 ・緊急時特例措置
  3月12日、手動でベント弁のバルブを開けに行った作業員たちは線量の高さ
に途中で作業を諦め、その後に水素爆発が起きた。
 3月14日、緊急時特例措置として100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに
引き上げ。 (9か月後に解除)
 ・そして何と、2016年4月から、緊急時の特例被ばく限度量として250ミリシー
ベルトを正式に導入。
  原発のために250ミリシーベルトを許容せよ、ということだ。
 これが、この国がフクシマによって得た「教訓」!
◯自衛隊、消防ともに、「今後は原発サイト内の緊急作業は事業者に任せる」旨
を表明。
◯どうする?
 過酷な事故が起これば、労働者の命を犠牲にしなければならない。
 「犠牲的英雄」を必要とする原発とは?誰がその「英雄」になるのか?

.. 2017年05月18日 08:27   No.1194002
++ 渡辺マリ (高校生)…58回       
◯そうした議論なしに、再稼働は進む
  その理由:「金儲けのため」
      :核兵器をいつでも持てるように
☆七沢さんと共に「原発とは何か?」をもう一度、考えてみませんか?

.. 2017年05月18日 08:32   No.1194003
++ 小川昌之 (幼稚園生)…1回       
6.6 福島県浪江町線量測定報告会
 「測った・見た・聞いた 避難指示が解除された浪江町の放射能は いま」

 3月末に避難指示が一部解除された浪江町の、繁華街だった川添地域の空間線
量は6mSv/年を超えていました。モニタリングポストは空間線量を低く表示し、
住民はほとんど帰還していませんでした。
 私たちが測り、見て、聞いてきた「浪江町の放射能は いま」を報告します。
 日 時:6月6日(火) 午後6時半−9時15分
 場 所:文京区・アカデミー茗台(めいだい)・学習室A
     地下鉄丸の内線「茗荷谷」駅下車、「春日通り」改札を出て右折、
    春日通りを右へ 徒歩8分、茗台中学校と同じビル隣りの入口から7階へ
 報 告:
 「浪江町避難指示解除地域の空間線量」温品惇一
 「浪江町で見聞きしたこと」瀬川嘉之
 「記録動画上映」映像班(予定)
 「測定の後ろで撮った写真と会った人」O.ちゑ
 「福島の被災農家と農業はどうなるのか」
 参加費:500円
 申込先:anti-hibaku@ab.auone-net.jp 
  電話:090-3577-4844(ぬくしな)


.. 2017年05月31日 13:54   No.1194004
++ 冨塚元夫 (大学院生)…129回       
被告・国の主張は論理もない、倫理もない、あきれ果てる
 |  現在起こっている小児甲状腺がんの急増、大人の甲状腺がん、
 |  その他の健康被害の増加を無視した非倫理的主張
 |  5/24第10回子ども脱被ばく裁判口頭弁論傍聴
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 ※子ども脱被ばく裁判は、「子ども人権裁判」と「親子裁判」の2つで構成さ
れており、子ども人権裁判は、放射能汚染のない年間1mSv以下の環境で教育さ
せよという福島県内市町村に対する要求、親子裁判は原発事故の際適切な回避策
を取らずに無用の被ばくをさせた国・県の責任を追及する裁判です。

1.5月24日、原告側弁護団は被告の主張を完璧に批判しました。
 被告国・福島県の自治体は、2011年原発事故の直後4月、福島県の学校再開に
当たり、年間20ミリシーベルトという線量は子供の健康に問題ないとしました。
この裁判でも被告は20ミリシーベルトは暫定的行政措置として2007年ICRPの
緊急時被ばく状況・現存被ばく状況の目安に従っていると主張していますが、I
CRPの勧告を正しくとらえていません。

2.日本はICRPの1990年勧告を放射線防護の法体系に取り入れて、年間1ミ
リシーベルトを公衆被ばく限度としました。2007年勧告については、国はほとん
ど審議しておらず法体系にとりいれていません。国の主張は事実に基づかないも
のであるばかりでなく、現在起こっている健康被害(小児甲状腺がんの急増、大
人の甲状腺がん、その他の健康被害に増加)を無視した、非倫理的主張です。

3.国は相変わらず内部被ばくによる健康被害を無視していますが、福島県内で
はいまなお放射線管理区域の基準を超える地域が広範に広がっており、土壌汚染
レベルが高いと、土壌中の放射性微粒子が再浮遊し、呼吸によりこれを取り込ん
で内部被ばくの危険があります。
 原告側はこうした内部被ばくの証明をするために、今後専門家証人として、共
著「放射線被曝の争点−福島原発事故の健康被害はないのか」の著者3人に証言
してもらう予定です。(その1人は渡辺悦司さんで、6月3日(土)「スペースた
んぽぽ」での学習会の講師です)
 

.. 2017年05月31日 14:42   No.1194005
++ 冨塚元夫 (平社員)…130回       
また原告側弁護士は、国がSPEEDIのデータを公表しなかったこと、使わ
なかったことを正当化するのは不当であると述べました。事故以前、SPEED
Iは総務省の原子力防災行政の中心に位置づけられており、原子力災害訓練にも
活用されていました。「混乱を招く」などと事故後使わなかった理由を述べてい
ますが、責任逃れの詭弁です。

4.多くの福島県人を放射線管理区域(1平米あたり4万ベクレル以上の場所、
飲食禁止、18歳未満立ち入り禁止等)に居住させている違法性について、国は
「放射線管理区域に関する法律は、放射線に関する労働に携わる人に関する法律
で、一般公衆に関する法律でないゆえ、違法でない」と主張しています。詭弁と
しか言いようがありません。
 人間としての倫理に欠けています。一般人を対象とした法律がないならば、な
ぜ作ろうとしないか?環境基本法には放射能汚染は含まれていないそうです。

5.放射能汚染は最悪の公害ですから、放射能汚染防止法を制定しようという運
動が一部自治体から始まっているそうです。弁護団はこうした運動との連携も視
野に入れています。被告国・福島県の非論理的・非倫理的主張に対し、原告側弁
護団は事実と論理を着実に積み重ね陳述していると感じました。

.. 2017年05月31日 15:12   No.1194006
++ 斎藤武一 (幼稚園生)…1回       
トリチウムの3つの危険性・内部(放射能)ひばくする
 |  放射性水素=「トリチウム」の「正体」 (要約)
 └──── (岩内原発問題研究会)2017/04

1.水素の仲間は3人いる=「原子核」の中の「粒の数が違う」
・水素―原子核に、「陽子」1個だけ=安定
・重水素―原子核に「陽子」1個と「中性子」1個。合計2個
・三重水素=トリチウム−原子核に「陽子」1個、「中性子」2個。
      合計3個
 ♯「陽子」=プラスの電気を帯びた粒
 ♯中性子=電気を帯びない粒
 ♯原子核の周りを電子(マイナス)が回っている=全体を「原子」という。

2.トリチウムは、「放射性物質」=放射線を出し続ける
・トリチウムは、原子核の中に、「陽子」の他に「中性子」が2個あるので、
「原子核」が不安定なので、自然に原子核が崩れて、放射線を出し続ける。

3.トリチウムは、「ベータ線」という放射線を出す
・アルファ線=陽子と中性子が固まった大きな粒が飛んでくる。紙で止まる。
・ベータ線=電子が飛んでくる。アルミニウムの薄い板で止まる。
・ガンマー戦、エックス線=電磁波の一種。鉛、厚いコンクリートで止まる。

4.政府の見解。「人体の影響は少ない」と、ごまかす
・トリチウムは、ベータ線を出し、体内では、1センチも飛ばない。トリチウム
のベータ線は、エネルギー(物を壊す力)が小さいので、人体への影響は少ない」
と。

5.トリチウムは、色々な形となる
・トリチウム「水」(HTO)=水とほぼ同じ
・トリチウム「水蒸気」=トリチウムがたくさんある水蒸気のこと
・トリチウム「ガス」=トリチウムが、ガス(気体)となった状態

6.トリチウムの半減期は、いろいろある
・物理的半減期→2、3年で半分に。半減期=放射線量が半分になる時間
・生物的半減期→体内に入ったトリチウムが、排泄などで半分になる時間
 *トリチウム水=10日と短い
 *トリチウム糖=30日。糖分とくっついたトリチウムの場合
 *有機性結合トリチウム=500日。タンパク質と結合=半減期が長く危険

.. 2017年05月31日 15:19   No.1194007
++ 斎藤武一 (幼稚園生)…2回       
7.「トリチウムの3つの「危険性」。「内部(放射能被ばく)ひばく」
・体内に入り込んだトリチウムから放射線が出て、周りの細胞が破壊される。
・細胞の中にある遺伝子の中に入り込み、放射線により遺伝子を傷つける。
 遺伝子が傷つくと、遺伝子は修復するが、その時、修復に失敗する場合があり、
修復に失敗した遺伝子は異常な遺伝子となり、やがて、「がん」になる。
・トリチウムの放射線は、体内の「水」にぶつかり、「水」をバラバラにして、
活性酸素を作り出す。活性酸素は、毒のような物で、細胞を破壊していく。

8.トリチウムは、⦅蒸発⦆して、「ガス」として「海岸」にもどる
・海に捨てたトリチウムは、約40%は蒸発し、風の影響で、少なくともその半分
の20%は、海岸に戻ってくる。
・泊原発は、トリチウムを、過去25年間で570兆ベクレルと大量に捨てている。
・トリチウムは、岩内湾、寿都湾(すっつわん)に、地形と海流の関係で湾内に
「滞留」している。
 「がん」が多発している海岸線の「泊村」「岩内町」「寿都町(すっつちょう)」
「島牧村(しままきむら)」の住民は、長年、少しずつ、「放射能=トリチウムガ
ス」を吸い込んでいる。

9.汚染水からトリチウムを取り出すのは、莫大にお金がかかる
・1トンの汚染水からトリチウムを取り出すのに、2000万円かかる。
・福島第一原発では、汚染水が73万トンあり、トリチウムは、750兆ベクレルあり、
ここからトリチウムを取り出すと、13兆円はかかる。それで、海に捨てようとし
ている。いまのところ、地元の漁協は猛反対している。

10.泊原発(加圧水型)は、福島第一原発(沸騰水型)より、「トリチウム」をたく
さん発生
 原発は、ウランに火種の中性子をぶつけ、核分裂させ、熱を取り出す。すると、
新たに中性子が数多く発生する。それで、中性子の数を「ホウ酸」を使い、減ら
している。
 ホウ酸が中性子を吸収すると、トリチウムが発生する。原子力潜水艦と同じタ
イプの「泊原発」(加圧水型)はホウ酸をたくさん使っている。
 それで、泊原発では、大量にトリチウムが発生。
・大気中でもトリチウムは、発生している。
 自然界は1リットルあたり1ベクレル。


.. 2017年05月31日 15:25   No.1194008
++ 渡辺悦司 (小学校中学年)…17回       
大洗・原研での重大被曝事故/速報
 |  肺から最大2万2000ベクレルという
 |  放射性物質(プルトニウム239)が検出
 └──── (市民と科学者の内部被曝問題研究会)

 茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の核燃料の研究施設で6月6日に
あった従業員の被曝トラブルでは、肺から最大2万2000ベクレルという放射性物
質(プルトニウム239)が検出されたと報道されています。
原研自身の発表は:
https://www.jaea.go.jp/02/press2017/p17060701/
NHKの報道は:
こちら

 これは、福島第一原発事故の「被害ゼロ論」を拡散して回っている、例の量子
科学技術研究開発機構執行役員の明石真言氏が「国内では私は聞いたことがなく
大きな値だ」というほど深刻な被曝です(上記NHKニュース)。
 NHKは「どのくらい被ばくしているかはまだわかっておらず」と伝えている
ことからしても、被曝量はさらに大きいものと思われます。
 被曝した職員は専門医療機関(放医研)に搬送されたそうですが、政府や推進
派側からの報道操作や事実隠しが入る可能性があり、今後の展開に最大限の注意
をする必要があります。
 いずれにしろ大変な被曝事件であることだけは間違いありません。

※関連記事紹介(「新聞より」にも別記事掲載)

◎大洗被ばく 貯蔵容器26年間未開封
 規制委「不適切ではないと機構説明」
 体内へ総量36万ベクレルか 50代職員

 日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)の燃料研
究棟で、粉末の核燃料物質を点検中の作業員が被ばくした事故で、この粉末を原
子力機構が26年間にわたり未開封のまま保管していたことが分かった。

.. 2017年06月09日 11:43   No.1194009
++ 宮口高枝 (小学校低学年)…6回       
あらゆる科学的見地に反して、日本政府のやっている事は
 |  福島第一原発事故被害の隠ぺいと大量殺人
 |  6/3渡辺悦司さんの講演会に参加して
 └──── (脱被ばく実現ネット)

◎ 去る、6月3日(土)に脱被ばく実現ネットとたんぽぽ舎の共催で、渡辺悦司
さん(市民と科学者の内部被曝問題研究会)を迎えて講演会「福島第一原発事故
−政府・東電・マスコミは健康被害を隠蔽している」を開催しました。
 「戦時経済学」が専門だったという渡辺悦司さんは、福島第一原発事故後に大
変なことになったと気づいた。
 論文翻訳の仕事がご縁でお会いした京都大学の山田耕作氏と出合った事で、
「政府側の専門家」が健康被害を全否定している事に気付き、原発や放射線被ば
くについて本気に学び始めたそうです。

下記報告です。
 「放射能の健康被害の問題はとても簡単なのです。健康被害があるか、ないか
で、あると認めない事が問題なのです!」と講演の冒頭に話されました。
 その内容は説得力に満ち、事は簡単で、科学的知見のふるいに掛けて判断すれ
ば答えは明確。

◎ 現在、福島第一原発事故による放射能放出、放射能被害をめぐる見解は3つ
の立場がある。

1.政府、政府側専門家→ICRP(国際放射線防護委員会)のリスクモデルを
認めず、健康被害否定論の立場−
緊急時・年100ミリシーベルト、復興時・年20ミリシーベルト
 「被ばくの理科・社会」のグループなど反原発運動の中にも存在する。

2.ICRPリスクモデル→被ばくしただけリスクがある。
小佐古元内閣参与、児玉龍彦氏、葛西敬之氏(推進派)津田敏秀氏等

3.最新科学的知見の対立関係→ICRPリスクモデル(過小評価・量的質的)
を批判、
 広範な被ばく健康影響の科学的解明を目指そうとする立場
 欧州放射線リスク委員会(ECRR)故・中川保雄氏、崎山比早子氏、矢ケ崎
克馬氏、落合栄一郎氏、松崎道幸氏、本崎忠志氏、山内知成氏、野村大成氏、医
問研、市民と科学者の内部被ばく問題研ほか、われわれという場合の立場。

.. 2017年06月09日 11:49   No.1194010
++ 宮口高枝 (小学校低学年)…7回       
◎ 講演の内容はICRPの科学的知見を疑う立場で以下の部分で話された。
・国際放射線防護委員会・ICRPのリスクモデルによって被ばくの健康被害の
危険がどこまで言えるのか?被害は統計に現れ始めていないのか?

 ICRPリスクモデルの過小評価の立場でも、健康被害は事故後の子どもの甲
状腺がん多発等、福島健康県民調査などで現れており、大阪赤十字病院の小児科
部長は長く勤めた診療経験のなかでは、1例も子どもの甲状腺がんの症例を見な
かったと言っている。子供の甲状癌は稀な病気で、診療ガイドラインには、子ど
もの甲状腺癌に遭遇したら、まず放射線を疑えとある。
・最新の科学的見地から見た、ICRPのリスクによる過小評価、特に質的側面
―非癌疾患、放射性被ばくと内部被ばく、酸性ストレス、放射腺感受性、トリチ
ウム・非DNA標的(ミトコンドリア、イオンチャンネル、免疫系ほか)遺伝子
変異の「蓄積」、癌と非癌疾患、(世代間の蓄積)

◎ 最新科学知見の立場から言えば、特に質的側面である非癌疾患では、放射腺
にたいして感受性の高い人と低い人がいる。しかし、ICRPのリスクによる過
小評価での立場は感受性を平均化の原則でしか認めない。子ども、妊婦、若者、
老人まで全て同じ感受性と過小評価する事が問題なのである。

 ペトカウ効果(長時間の低線量放射線被曝の方が短時間の高線量放射線被曝に
比べ、はるかに生体組織を破壊する)等でも立証されているが、青森の遠藤先生
が指摘するトリチウムの危険性を認めず、カリウム40と同じくらいにしか見てい
ない。
 非DNA標的の中で、ミトコンドリア、特に神経系、感覚系細胞はイオンチャ
ンネル(カリウムチャンネル)で、セシウムはカリウムと似ていてカリウムのあ
るところに寄っていく性質がある。
 福島では今、難聴障害、めまいやメニュエル等の方々が増加し、ストレスのせ
いにされているが、聴覚細胞はカリウムチャンネルなので放射線影響が挙げられ
る。
 免疫系に放射線が影響すると白血球の減少が起る。最近、インフルエンザ・風
邪にかかりやすくなかなか直らない状態が起こっているのも、白血球の減少傾向
から免疫力低下による放射線の影響が考えられる。

.. 2017年06月09日 11:55   No.1194011
++ 宮口高枝 (小学校低学年)…8回       
◎ 最新の科学的知見で分かってきたことは、今までは、直接の放射線影響と考
えられて来た事が、遺伝子変異の蓄積で起こるとわかってきた。それは癌だけで
なく、アルツハイマー、パーキンソン、筋萎縮性側索硬化症(ALS)心不全、
突然死等はみな遺伝子変異の蓄積の可能性があり、増加傾向にある。
 遺伝子変異の蓄積は世代間でも蓄積が起こり、放射線によって加速性の病気が
増えていく危険があると指摘され、更に詳しく話された。

福島第一原発事故を過小評価・健康被害全否定論
政府、マスコミ、専門家の系統的な陰謀の意味→原発容認論(核戦争容認)
・福島原発爆発事故の初期被ばく測定行わず。
・放射能放出量を小さく見せかける。
・放射線測定器を人為的に低く操作。
・政府発表の空間線量の操作。
  新宿の放射線量は事故前と同じに操作(事故前0,036→現在0,037)
  大阪の放射線量は現在も東京よりも高い(事故前0,051→現在0,077)
・子どもの甲状腺癌の放射線緩和を認めない。
・被害は全くない、被ばくしても安全、安心というデマの子育て宣伝を組織。
・健康被害あるとの主張を「風評被害」と非難し、マスコミに圧力をかける。

◎日本政府の事故対応の危険な兆候
・米医師団体(PCR)の20ミリシーベルト地域への子ども帰還政策に対する日
本政府批判
・除染物を詰めたフレコンバックの中には広島原爆約5発分の放射能。フレコン
バックの寿命5年を経過し、破れて飛散し始めている。メタンガスが溜まって爆
発の危険。政府は再利用で全国に放射能をばら撒こうとしている。
・政府の放射線リスクトリック(政府のHP参照)健康リスク論では、例えばタ
バコと比べる場合、喫煙は10年間のリスク、放射能被ばくは50年のリスクを比較
している。もしも喫煙年数を50年とすると、放射線量は全員致死量になってしま
う。
 リスク「比較」は危険性を隠す為のペテン。大事なのは被ばくすればその分リ
スクが「追加」されること。
・被ばくはカリウム40も危険だが、セシウムは特定の臓器、心臓、肝臓、脳等に
蓄積するので、桁違いに危険(カリウムはイオンチャンネルによって全身に広く
拡散。セシウムは微粒子になって内部被ばく)

.. 2017年06月09日 12:03   No.1194012
++ 宮口高枝 (小学校低学年)…9回       
・トリチウムの壊変によるDNA、遺伝情報の破壊のよる健康被害の増加
遺伝障害(先天的欠損、ダウン症等)脳腫瘍、小児白血病、乳がん、死産、新生
児死亡、アルツハイマー病の死亡率の増加、認知症による死亡率の増加、
・汚染地域の山火事による放射線量上昇(山頂付近は年間60ミリシーベルト・民
間調査)
山火事、廃炉作業、瓦礫ゴミの焼却、土壌汚染の強い地域の交通機関の乗り入れ
車両汚染、原発定期点検時などによる放射能の再浮遊、再拡散の諸形態に注意、
汚染土の再利用。

◎ 渡辺悦司さんは、福島第一原発爆発事故は、広島原爆168発分と同じ量で、健
康への被害は「全くない!」という主張派は、あらゆる科学的見地に反し、日本
政府のやっている事は事故被害の隠蔽、大量殺人である。
ICRPを上手に批判しながら運動を展開しよう!と呼びかけられた。

 下記、脱被ばく実現ネットのブログに、動画と渡辺さんの当日の講演原稿
(PDF)を掲載
https://fukusima-sokai.blogspot.jp/

 目から鱗のおはなしで、脳をやわらかく、感性を磨いて、
 行動に活かし明日を生きたい。

.. 2017年06月09日 12:10   No.1194013


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