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■--深刻!東京圏の放射能汚染
++ 渡辺悦司 (小学校中学年)…13回          


   チェルノブイリでは避難の権利が保障されるレベル
 |  予測最大値 年間18万人の発がんと9万人の死亡増
 └──── (市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)

1.東京各地で除染基準(0.23μSv/時)上回る汚染実測値

 福島原発事故で放出された放射能による汚染は、福島県やその周辺地域にとど
まらない。日本の首都であり物流と経済活動の最大の集積地であり政治的経済的
支配の中心地である東京圏が、極めて深刻で危険な汚染状況にある。
 福島原発事故時の放射性降下物の量で、東京は福島・茨城・山形に次いで多か
った(宮城は震災により観測不能)。

 事故原発から放出された5度の放射性プルーム(原子雲)のうちの一つが東京
上空を通過したからである。
 福島原発から放出された後にまず広範囲に平地や山に沈着した放射性物質は、
その後風により二次的・三次的に拡散した。
 とりわけ土煙や土埃、さらには胞子・花粉など、生物濃縮を介した微粒子とし
て再飛散が進んでいる可能性がある。
 さらに『週刊 女性自身』2017年4月4日号は、昨年9月に行われた1号機の
建屋カバーの撤去によって、福島だけでなく東京など関東各地の放射性物質の降
下量が急上昇している可能性があると伝えている。
 事故原発からは現在も、デブリ内で持続する核分裂だけでなく、無謀で不用意
な廃炉作業などに伴う放射性物質の放出が続いているからだ。
 また福島にとどまらず関東圏においても、焼却場での汚染ゴミの大量焼却が行
われている。それによる放射性微粒子も飛来し沈着していると考えられる。

 これらの危険に対して、政府も行政も完全に無視しており、東京圏は無防備な
状態のままである。詳細はわれわれの共著『放射線被曝の争点』(緑風出版)を
ぜひ参照いただきたい。

 ジャーナリストの桐島瞬氏らは、東京各地における放射線量を実測し、多くの
地点で、政府が除染を実施すべき基準としている線量(0.23マイクロシーベルト/
時)を上回っていることを明らかにした。東京の放射能汚染は、多くの地点におい
て、チェルノブイリであれば十分「避難の権利」が与えられる水準(1〜5ミリシー
ベルト/年)なのだ。
.. 2017年04月19日 08:07   No.1182001

++ 渡辺悦司 (小学校中学年)…14回       
2.東京圏の被害予測
  過小評価されたICRPモデルでも
  50年間に13万人の発がんと3万人のがん死

 桐島氏のデータから、日本政府が放射線政策のベースとして採用している国際
放射線防護委員会(ICRP)のリスクモデルを使って、大雑把ではあるが、東
京圏での放射線被曝の被害がどの程度の規模になる可能性があるか推計すること
ができる。
 概数で、いま東京圏の人口を1000万人とし、この住民全員が、桐島氏らによる
実測結果の放射線レベルで毎年の追加被ばくをする場合を仮定してみよう。
 格段に高かったはずの事故直後の初期被ばくも、チェルノブイリでは外部被ば
くの3分の2として算入されている内部被ばく量も捨象しよう。福島事故以前の
東京の空間線量は、文部科学省のデータ(「はかるくん」)によれば0.036マイク
ロシーベルト/時だった。

 他方、2015年2〜3月の桐島氏の全実測値の平均は0.3075マイクロシーベルト
/時。事故による放射線量の上昇分は1年間に換算して約2.4ミリシーベルト/年で
ある。被ばく量と被ばく人数をかけた「集団線量」としては、およそ2.4万人・シー
ベルト/年に相当する。
 ICRP2007年勧告の表に掲げられているリスク係数によれば、1万人・シー
ベルト当たりの過剰ながん発症は約1830人、そのうちの「致死性リスク」すなわ
ちがん死は約450人である(掲載されている5つの数値の最大値と最小値の中央値、
「遺伝性」は除いた)。

 つまり、ICRPのリスクモデルでは、福島事故放出放射能による1年間の追
加の被ばくにより、東京圏では生涯期間についてがん発症が約4400人増加し、が
ん死が約1100人程度追加的に生じる予測となる。
 50年間で計算すれば、セシウム137など長寿命放射能の50年間の減衰を考慮
して、リスクを約6割とすると、およそ13万2000人のがん発症と3万2000人ほど
のがん死が予測されることになる。
 これは東京圏の住民だけでの話だ。人口約4500万人の関東圏全体をとれば、こ
の4.5倍である。ICRPの著しく過小評価されたモデルで計算した場合でさえも、
これほどの被害が出る可能性は十分に予測可能である。

.. 2017年04月19日 08:19   No.1182002
++ 渡辺悦司 (小学校中学年)…15回       
3.実際の被害は約40倍(関東圏全体で毎年約40万人、
  50年間で1200万人の致死リスク)がん以外も広範囲の健康被害が!

 政府と政府側の「専門家」たちは、ICRPモデルを知らないはずがない。知
っていながら、福島事故の放射能被害が「全くない」という露骨な嘘とデマで人々
を欺そうとしている。
 実際には、ICRPのリスク係数には大きな過小評価がある。ICRPに批判
的な欧州放射線防護委員会ECRRは、その過小評価率を約40分の1としている
ため、数を40倍に補正する必要がある。
 すると、東京圏の人口約1000万人で、1年間の追加的な被ばくにより過剰に生
じる生涯期間のがん発症とがん死は、毎年およそ18万人と4万人強になる。50年
間では、およそ520万人と130万人程度という膨大な人数になる。

 だが、ICRPによる被害の過小評価は、上で見たような量的な側面だけにと
どまらない。ICRPは、基本的・本質的に、原発や核利用を推進するための機
関であるからだ。
 ICRPは、低線量被ばくの影響もがんだけしか認めず、心臓病からアレル
ギー、流死産や遺伝的影響、神経疾患にいたる広範囲の非がん疾患のリスクを認
めていない。微粒子、酸化ストレス、トリチウム、免疫低下・異常、非DNA標
的などの特殊な危険性を認めない。

 よって、非がん死をがん死と同程度になると仮定すると、数は倍になる。つま
り、東京圏の住民の致死リスクは、毎年でおよそ9万人、50年間では260万人。人
口4.5倍の関東圏全体の致死リスクは、毎年およそ40万人、50年間では1200万人と
なるのだ。

 各個人の放射線影響に対する感受性には、顕著な差異がある。乳幼児や若年層、
女性、がん関連遺伝子に変異を持つ人々(人口の約1%)など、感受性が著しく
高い人口集団が存在する。だが、ICRPは、「平均化」の原則の下に、個人間
の放射線感受性の差異を認めず、単一の被ばく基準を当てはめる。これは、高感
受性の人々の生存権・人格権の否定に等しい。

.. 2017年04月19日 08:29   No.1182003
++ 渡辺悦司 (小学校中学年)…16回       
放射線被ばくとの関連性の高い血液がんや白内障、周産期死亡が増加するなど、
東京圏での健康被害の顕在化を示す現象はすでに現れている。
 このような中で、東京や関東圏から関西や以西への避難者の人々が、「関東か
らの避難者たち」という組織を立ち上げ、避難のアドバイス、情報交換やその他
の連帯活動を開始した。それは、避難者の運動のみならず被ばく反対の運動にお
ける重要で大きな一歩前進となるであろう。
     (4月5日発行「人民新聞」通巻1611号より人民新聞編集部の
      許可を得て転載)

.. 2017年04月19日 08:39   No.1182004
++ 柳田 真 (部長)…204回       
2017年「サクラと環境・原発」調査報告書が届いています
 └────  (たんぽぽ舎)

 たんぽぽ舎サクラ調査ネットワークが毎年おこなっている『サクラと環境・原
発』調査報告書がいくつも届いています。
すでに調査をされた方はたんぽぽ舎まで郵送してください。
どうぞよろしく

 最近到着したものを紹介します

・東京・杉並区 塩沢幸子さん
・東京・杉並区 高野ゆうこさん
・東京・品川区 生活者ネットワーク
・宮城県仙台市 高篠文明さん
・岐阜県岐阜市 河口るり子さん

 なお、調査報告集(異変桜見つかる−環境悪化 原発放射能か?)は毎年1冊発
行し1〜9集(9集は2012年発行)までパンフレットで発行されています。
 2013年以降は、たんぽぽ舎のホームページに載っています(2013〜16年)のでど
うぞ、そちらをご覧ください。

.. 2017年04月25日 08:15   No.1182005
++ 小若順一 (小学校低学年)…6回       
かなりの放射能が関東まで飛んで来ています
   1週間後までは放射能を防ぐ日常生活にしてください
   4月29日に福島県浪江町の十万山で発生した山火事は
   大きく広がり消えていません

            (『食品と暮らしの安全』)

 原発から10kmの山で大規模な山火事が起きていることは、原発事故に近い規模
の汚染が発生していることを意味します。
放射性ガスは発生しませんが、放射能が付いたチリが飛んできます。
 さいたま市与野本町にある編集部では、通常0.07〜0.08マイクロシーベルト/
hを示す値が、今は0.08〜0.1マイクロシーベルト/hになったので、かなりの放射
能が関東まで飛んで来ています。
この山火事が鎮火して、1週間後までは放射能を防ぐ日常生活にしてください。

・外出時は防塵マスクを付けてください。
・雨にはできるだけ濡れないように。
・洗濯物を外に干してはいけません。
・空気清浄機は、フィルターを新しくして強めのモードに。
・飲用水は浄水器を通したものか、ペットボトルを飲みましょう。
・野菜は、ハウス野菜を選びましょう。


.. 2017年05月04日 17:51   No.1182006
++ NHK福島 (幼稚園生)…1回       
続報】<浪江町帰還困難区域の山火事続く>
    ( NEWS WEB 福島放送局04月30日19時30分)

 原発事故による帰還困難区域となっている浪江町の山林から、4月29日夕方、
火が出て、少なくとも10ヘクタールが焼け、丸1日が経った今も燃え続けていま
す。人や建物に被害は出ていませんが、福島県は自衛隊に災害派遣を要請し、5
月1日、あらためてヘリコプターでの消火活動が行われる予定です。
 4月29日午後4時半ごろ、浪江町井出の山林から「煙が上がっている」と消防
に通報があり、福島県や宮城県などのヘリコプターが4月30日朝早くから、消火
にあたりました。火は、30日午前7時半すぎにいったん、ほぼ消し止められたも
のの、強風で再び勢いを増し、さらに燃え広がったため、福島県は30日正午、自
衛隊に災害派遣を要請し、ともにヘリコプターで消火作業にあたりました。
 出火から丸1日余りがたった30日午後5時現在、少なくとも10ヘクタールの山
林が焼けたということですが、人や建物への被害は出ていないということです。
30日の消火活動は日没とともに打ち切られましたが、福島県などは5月1日午前
5時過ぎから、再び、ヘリコプターで消火を行う予定です。
 現場は、原発事故の影響で放射線量が比較的高い帰還困難区域で、出火した時
間帯には、浪江町のほかの場所でも雷によるとみられる火事が起きていたことな
どから、警察は、落雷が原因の山火事とみて調べています。

.. 2017年05月04日 18:29   No.1182007
++ NNN (幼稚園生)…1回       
浪江町で山林火災 人立ち入れず自衛隊出動
   日本テレビ系4/30(日)17:15配信
こちら

 福島第一原発の事故で人が立ち入れない福島県浪江町の山林で火災が発生し、
自衛隊などが消火活動にあたっている。山林火災が発生したのは、浪江町の十万
山。福島第一原発の事故で帰還困難区域に指定される場所で、29日午後に町の
防犯見守り隊から通報があった。
 防災ヘリなどが出動して消火活動にあたり、一時、鎮圧状態となったが、強風
にあおられて再び燃え広がった。福島県によるとこの火災でけが人はいないが、
既に山林の7万平方メートル以上が延焼したという。現場は原発事故後、長期間、
人が立ち入っていない場所で、地上からは近づくことができず、県は自衛隊や隣
県にも防災ヘリの出動を要請し消火活動を続けている。

.. 2017年05月04日 19:14   No.1182008
++ 福島民友新聞 (幼稚園生)…4回       
.十万山、消火に苦慮 福島・浪江、隊員に放射線対策も
   5/2(火)07:59配信
こちら

 東京電力福島第一原発事故で帰還困難区域になっている浪江町井手の十万山で
4月29日に発生した山林火災で、県や陸上自衛隊は1日、ヘリコプターで上空か
ら消火活動を続けたが鎮火できず、同日午後6時30分に活動を終了した。
 人の立ち入りが通常できない帰還困難区域内の山林火災は、地上での消火活動
に制限が多く、関係者は対応に苦慮している。
 「現場まで登山道を歩いて1時間。付近には水利施設もない」と県の担当者。
加えて帰還困難区域のため地元消防団員は活動できない。浪江町消防団の佐々木
保彦団長(69)は団員が活動できないことに加え「県内外に散り散りに避難してい
る。災害に対する即応性は大きな課題」と危機感を募らせる。
 地上で活動できる双葉地方消防本部の隊員にも壁が立ちはだかる。同本部によ
ると、小雨で火の勢いが弱まったため、隊員45人が1日午後3時ごろから水タン
クを背負って入山、30分ほど消火活動に当たった。
 しかし隊員は通常装備に加え、放射線対策のため防護服と全面マスクを装着し
た。大和田仁消防長(56)は防護服での活動自体が困難な上、「原発事故後、進入
路を整備していないため、倒木や高線量の場所が行く手を阻んでいる」と通常の
現場との違いを説明する。
 県によると、現場周辺の放射線監視装置(モニタリングポスト)の値に目立った
変動はないという。

県が線量測定器2台設置

 県は1日、火災現場近くにある双葉町の石熊公民館と大熊町の野上一区地区集
会所に大気中の塵(ちり)などを採取して放射線量を測定する機器を各1台設置
した。測定結果は調査中で2日以降、公表するとしている。

.. 2017年05月04日 19:20   No.1182009
++ 河口るり子 (幼稚園生)…1回       
変わりゆく桜〜桜のいのちがずっとつながれていきますように
 |  11年目のサクラ調査−地道でもしっかりと影響を与え
 └────  (岐阜県在住)

○ 今年は満開。調査の日に雨が降ったり、場所によって開花状況の違いもあり、
数日サクラ調査を行いました。
 花の寿命が短く感じたのは私だけでしょうか。
 笠松の桜は今年も花弁が3枚、4枚、6枚(通常は5枚)だったり、雄しべの花
弁化など、一目で奇形とわかるものが多くありました。
 またガク弁や花弁のつき方の異常、ギザギザ花弁そのものの矮小化も多く見ら
れました。
 昨年の調査から枝枯れしたものが切られ、先端には梢枯れが目立ってきたので、
花数も少なく、全体像も寂しく感じられます。
 おぶさ桜町の桜並木は、木そのものが枯れてしまった木が増え続けています。
 昨年、椿洞(つばきぼら)で花がつかなかったのは、マイマイ蛾の影響だとわか
りました。

○ 環境はいろいろな要因が関わりあって、絶え間なく変化し続けています。
桜や他の動植物の奇形、異変によってその要因が原発の放射能汚染や大気汚染な
どであり、人の健康被害も医療費の拡大で示されていることでしょう。
長年のサクラ調査を続けてきたことで、人間社会のあり方、一人ひとりの生き方
が問われていることだと思います。

○ この異変に、もっとも敏感に対処してきた人たちは、ほんの一握りだと思っ
てきましたが、東北震災をきっかけに、自然環境の大切さを願い、行動し始めた
人が増えてきたと思っています。
サクラ調査も地道でもしっかりと影響を与えてきたことも、皆様の行動のお陰と、
感謝いたします。希望がもてます。ありがとうございます。
桜のいのちがずっとつながれていきますように、心より祈ります。

.. 2017年05月15日 07:57   No.1182010


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