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○福島からの避難者が数千人、新潟にいます。原発を抱える新潟は福島の隣県で、 原発事故というのはリアルなものです。3.11事故に加えて、もう一つの背景とし てあったと思います。
○今までのおまかせ政治ではダメなのだと言うのが広がっていく。地方レベルで 見ると、60年安保よりよりも遥かにアクティブです。地方が自立的にいろんな運 動が始まりました。2014年、市民連合新潟が誕生しました。2016年の参院選、二 千数百票差で森ゆう子さんが勝つ。そこで負けていたら、知事選はなかったかな と思います。
○市民連合と野党で良い人間関係です。衆院選は安保法制とTPPでありました。 農協は県全体では自民党支持です。中央対地方という、そういう選挙の軸もあっ たのではないかなと思います。「中央の思い通りにはならないぞ」という、そう いう民意があったのではないかと思っています。参院選で勝利した森ゆう子さん が選対本部長で、選挙が上手です。ゲリラ作戦をやる方です。
○知事選は女性の票がたぶん圧倒的にこっちに来たという気がします。皆様に役 に立つこれからのことで、新潟県では民主党と共産党は一緒にできない。「連絡 調整会議」を行い、そこに両党に参加してもらいました。知事選の時、候補が決 まるのは公示の直前でしたから、何も事前活動をできませんでした。 でも、選挙ができたのは、参院選の時には人間関係があって、携帯電話ではお 互いの党派を超えた連絡網が入っていたのです。人間関係です。メディアは、選 挙期間中は中立ですが、記者を同志にしておくことも大切です。
○これからやらなくてはならないのは、政策協定です。市民が政治家をモニタリ ング、育てていきます。タウンミーティングです。当選した後が大変です。知事 の場合は、鹿児島県の三反園さんのようになるかも知れなくアフターケアが大切 です。「新潟の新しい未来を考える会」(年会費2,000円)を設立し、会費はタウ ンミーティングに役立てます。
.. 2017年04月12日 08:18 No.1178006
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