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危険手当 大幅「中抜き」 業者証言、日額300円の例
東京電力福島第一原発の収束、廃炉作業で、事故直後から放射線量の高 い現場で働く作業員らに支払われてきた危険手当が大幅に中間搾取(中抜 き)され、支給時に日額「300円」に減額された事例があったことが、本紙 が入手した内部資料や関係者の証言で分かった。これまでも中抜きの横行 は公然とささやかれてきたが、具体的に裏付けられたことはほとんどな かった。 東電によると、危険手当は「(工事の)設計上の労務費の割り増し 分」。工事費に上乗せする形で業者に支払っており、事故直後からの「 従来分」と、2013年12月以降の発注工事から上乗せした「増額分」の2 種類ある。 東電は金額の詳細を明らかにしていないが、広瀬直己社長は国会など で、それぞれ日額「1万円」が代表例だと説明している。(中略) 書類は、二次下請けから三次下請けへ支払われた工事費の項目があり、 2種類の危険手当のうち「従来分」に対応する手当が「震災対応協力金」 の名目で記載されている。放射線量の高い順に(1)原子炉建屋や建屋と 同レベルの環境下は「2500円」(2)その他の構内は「1000円」 (3)免震重要棟や入退域管理棟施設内が「300円」−となっている。 (後略) (4月2日朝刊1面より抜粋)
.. 2017年04月05日 10:41 No.1176001
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