|
国に初めて賠償命じる判決 前橋地裁
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、群馬県に避難した人など、 130人余りが起こした裁判で、前橋地方裁判所は「津波を事前に予測して 事故を防ぐことはできた」として、国と東京電力の責任を初めて認め、 3800万円余りの賠償を命じる判決を言い渡しました。 原発事故の避難をめぐる全国の集団訴訟では、今回が初めての判決で、 今後の裁判に影響を与える可能性もあります。 この裁判は、原発事故の避難区域や、福島県のそのほかの地域から群馬 県に避難した人ら137人が、生活の基盤を失うなど精神的な苦痛を受けた として、国と東京電力に総額、およそ15億円の慰謝料などを求めたもの です。 17日の判決で、前橋地方裁判所の原道子裁判長は、平成14年7月に政府 の地震調査研究推進本部が発表した巨大地震の想定に基づき、国と東京 電力は、その数か月後には巨大な津波が来ることを予測できたと指摘し ました。(後略) ( NEWS WEB3月17日17時10分より抜粋)
.. 2017年03月21日 09:02 No.1170001
|