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■--原発避難訴訟
++ NHK (幼稚園生)…3回          

国に初めて賠償命じる判決 前橋地裁

 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、群馬県に避難した人など、
130人余りが起こした裁判で、前橋地方裁判所は「津波を事前に予測して
事故を防ぐことはできた」として、国と東京電力の責任を初めて認め、
3800万円余りの賠償を命じる判決を言い渡しました。
 原発事故の避難をめぐる全国の集団訴訟では、今回が初めての判決で、
今後の裁判に影響を与える可能性もあります。
 この裁判は、原発事故の避難区域や、福島県のそのほかの地域から群馬
県に避難した人ら137人が、生活の基盤を失うなど精神的な苦痛を受けた
として、国と東京電力に総額、およそ15億円の慰謝料などを求めたもの
です。
 17日の判決で、前橋地方裁判所の原道子裁判長は、平成14年7月に政府
の地震調査研究推進本部が発表した巨大地震の想定に基づき、国と東京
電力は、その数か月後には巨大な津波が来ることを予測できたと指摘し
ました。(後略) ( NEWS WEB3月17日17時10分より抜粋)
.. 2017年03月21日 09:02   No.1170001

++ 毎日新聞 (部長)…233回       
<原発避難者訴訟>原告、笑顔なき勝訴…苦労報われず落胆

 笑顔なき「一部勝訴」だった。17日の原発避難者訴訟の判決で、前橋
地裁は東京電力と国の賠償責任は認めたものの、命じられた賠償額は
原告の請求からは程遠かった。古里を奪われた代償を求めて3年半。
大半の原告が周囲に知られないように名前も伏せ、息をひそめるように
して闘ってきた。「もっと寄り添ってくれる判決を期待していたのに」。
苦労が報われなかった原告の顔には落胆の表情が浮かんだ。
【尾崎修二、山本有紀、鈴木敦子】

◇認定、137人の半分以下

 「国と東電の責任を認めさせた。心からうれしいのは間違いない」。
判決後の集会で壇上に立った原告の丹治(たんじ)杉江さん(60)はこう
言った後、言葉に詰まった。「この6年間つらいことばかりだった。納
得できるかな……」
 原発事故当時、福島県いわき市に住んでいた。夫の幹夫さん(63)はワー
プロ修理業を営み全国から注文を受けていたが、事故後、「福島にワープ
ロを送るのは…」と敬遠され、注文が激減した。
 事故の4カ月後、夫と群馬県へ自主避難した。私たちだけ逃げる選択を
した−。福島にとどまった人たちへの後ろめたさは消えない。それでも
「原発事故を繰り返してはいけない」との思いから、群馬県内で脱原発の
集会や街頭活動に積極的に参加し、避難者訴訟の原告にも加わった。
 原告は45世帯137人。丹治さんを含めほぼ全世帯の代表が法廷に立ち、
避難の苦しみや東電と国への怒りを訴えた。 (中略)

◇原告の自宅検証…原裁判長

 原発避難者訴訟で国と東電に賠償を命じた前橋地裁の原道子裁判長(59)
は1985年に裁判官となった。千葉、東京、宇都宮地裁を経て2013年から
前橋地裁で裁判長をしている。
 今回の訴訟では積極的な訴訟指揮を執り、月1回のペースで口頭弁論や
争点整理の期日を設定。昨年5月には福島第一原発の30キロ圏内にある
原告4世帯の自宅を検証した。福島地裁を除き、各地の集団訴訟では初の
現地検証だった。【尾崎修二】(3月17日21:20配信より抜粋)

.. 2017年03月21日 09:08   No.1170002
++ 毎日新聞 (部長)…234回       
<福島第2原発>「廃炉、総合的に判断」東電社長明言避ける

 東京電力ホールディングス(HD)の広瀬直己社長は17日、福島第二
原発(福島県)の廃炉について、「(事故を起こした)福島第一原発の
廃炉・汚染水対策が最大の課題。そこに集中すべきだが、(廃炉を求め
る)福島県民の思いもある。総合的に判断する」と明言を避けた。
 一方で、「廃炉にしないとは言っていない。検討している。(廃炉にす
るかどうかを)判断すれば、いの一番に福島に伝える」とも語った。
 東電関係者によると、政府・与党は、東電に対し福島第二原発全4基の
うち最も古く津波の損傷も大きい1号機を先行して廃炉にするよう要請。
東電側も「これまで態度を明確にしてこなかったが、対応を急ぐ」(幹
部)と、受け入れる方針を固めている。
 東電の福島県内の原発については、県などが全基廃炉を求めている。
第一原発はすでに全6基が廃炉を決定済みだが、第二原発の4基につい
ては方針を明らかにしてこなかった。【岡大介】
              (3月17日22:34配信より)

.. 2017年03月21日 09:18   No.1170003
++ 埼玉新聞 (幼稚園生)…3回       
被爆者の治療続けた医師・肥田舜太郎さん死去
  広島で自身も被爆

 被爆者治療と核兵器廃絶運動に献身した被爆者で医師の肥田舜太郎(
ひだ・しゅんたろう)氏が20日午前8時2分、肺炎のため埼玉県川口市内
の病院で死去した。100歳。(中略)
 日本大学専門部医学科卒。1944年軍医少尉として広島陸軍病院に赴任。
1945年8月6日、爆心地から6キロ地点で被爆。直後から被爆者救援・
治療に当たり、医師を引退した2009年までの64年間で6千人を超える
被爆者を診療した。 (中略)
 1955年の第1回原水爆禁止世界大会に参加し、放射能障害について
報告。1975年以降、欧米を中心に37カ国を海外遊説し、被爆医師として被
爆の実相を語り、核兵器廃絶を訴え続けた。福島原発事故以降は、内部
被ばく・低線量被ばくの健康被害と危険性にも警鐘を鳴らしてきた。
  (3月20日22:12配信より抜粋)

.. 2017年03月23日 08:20   No.1170004
++ 時事通信 (小学校高学年)…23回       
大飯原発を視察=「再稼働容認できない」―滋賀県知事

 滋賀県の三日月大造知事は20日、福井県おおい町にある関西電力大飯
原発を初めて視察した。
 大飯原発3、4号機は2月、原子力規制委員会の再稼働の前提となる審
査に事実上合格。三日月知事は視察後、記者団に滋賀県が求める実効性あ
る多重防護体制の構築が道半ばなどとして、「再稼働を容認できる環境に
はない」と述べた。
 視察には関電の豊松秀己副社長が同行。事故が起きた際の対策拠点とな
る緊急時対策所の建設現場や、重大事故時に原子炉を冷却する海水ポンプ
が壊れた場合の代替機器などについて確認した。
              (3月20日16:38配信より)


.. 2017年03月23日 08:25   No.1170005
++ 時事通信 (小学校高学年)…24回       
脱原発集会に1万1000人=福島事故から6年、誓い新た―東京

 脱原発を求め、東京電力福島第一原発事故による避難者らへの支援を訴
える大規模な集会が20日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれた。
 主催者によると、市民ら約1万1000人が参加。事故発生から6年が過ぎ
ても廃炉の道筋は描けず、費用も膨らみ続ける中、参加者は原発のない社
会の実現に向け、誓いを新たにした。
 「事故を起こした人たちに最後まで責任を取らせようじゃありません
か」。午後1時半すぎに屋外ステージに登壇した作家の落合恵子さんは声
を張り上げた。一部の避難者への住宅支援が3月末で打ち切られることを
批判。「もっと声を上げていきましょう」と呼び掛けた。
 福島第一原発で事故対応などに従事した後に白血病を発症し、労災認定
を受けた北九州市の男性(42)は「東電は労働者を使い捨てるような扱い
をしてきた」と訴え、東京地裁に起こした損害賠償請求訴訟で責任を追及
する決意を示した。
 「原発はもう時代遅れだ」と指摘したのはルポライターの鎌田慧さん。
原発事業によって経営が大幅に悪化した東芝などの例を挙げ、「今や原発
は完全に行き詰まって、(社会は)自然エネルギーに向かっている」と
断じた。 (3月20日16:55配信より)

.. 2017年03月23日 08:39   No.1170006
++ 毎日新聞 (部長)…235回       
<福島原発事故>3900人集団訴訟は結審 判決10月

 東京電力福島第一原発事故当時、福島県や隣県に住んでいた約3900人が
国と東電に対し、放射線量を事故前の水準に戻すことや慰謝料を求めてい
る集団訴訟が21日、福島地裁(金沢秀樹裁判長)で結審した。判決は10月
10日。全国20地裁・支部で起こされている同種の訴訟で、原告数は最多
で、全体の3分の1近くを占める。
 原告側は、東電と国が巨大津波による過酷事故が起きる可能性を認識し
ながら安全対策を怠ったと主張。除染によって居住地の空間放射線量を自
然な状態である毎時0.04マイクロシーベルト以下に下げるよう求め、実現
するまでは「平穏な生活が侵害される」として1人月5万円の慰謝料など
を請求した。国と東電は「巨大津波は予見できず、事故は避けられな
かった」と反論している。
 原告の居住地は、原発事故に伴う避難指示区域だけでなく、東電による
慰謝料の対象となっていない福島県西部や宮城、茨城、栃木3県にまで
広がる。
 同種訴訟では、前橋地裁が17日、国と東電に賠償を命じる初の判決を
出した。福島地裁の判決は、千葉地裁(9月22日判決)に続き3例目の
判決になる見通しだ。【土江洋範】(3月21日20:28配信より)


.. 2017年03月23日 09:47   No.1170007
++ 東京新聞 (社長)…1789回       
心ある裁判官いた

 神奈川県真鶴町の無職遠藤英樹さん(75)
 原発事故に対する国と東京電力の責任を認めた前橋地裁の判決は率直に
うれしい。心ある裁判官がいてくれた。全国で起こされている同様の訴訟
に良い影響が及んでほしい。原発がなくなる日まで声を上げ続ける。
    (3月22日朝刊4面「金曜日の声 官邸前」より)

.. 2017年03月23日 09:53   No.1170008
++ 東京新聞 (社長)…1790回       
弾圧の共謀     鎌田 慧(ルポライター)

 昨年12月13日以来、この欄で月1回ずつ、沖縄基地反対運動のリーダー
山城博治さんの勾留についてについて書いてきた。他に書くべきことが
なかったからではない。納得いかなかったからだ。
 幸いなことに先週土曜日、5ヶ月ぶりに保釈された。容疑は器物損壊、
公務執行妨害、傷害、威力業務妨害などと物々しいが、オスプレイ着陸帯
の工事強行に抗議してペンチで有刺鉄線を1本切ったぐらいのものだ。
 勾留期間の5カ月間、弁護団の保釈請求に対して、最高裁は二度まで
特別抗告を棄却。微罪なのに不当に長い未決拘禁だから「憲法違反の政
治弾圧」として世論が広がり世界的な話題になった。
 この不条理劇の背景には、21年前のSACO(日米特別行動委員会)合意
がある。
 米軍基地の再編強化に伴い、昨年12月、ケネディ米駐日大使(当時)が
沖縄を訪問してのヘリパッド完成の式典。その日程にむけ、防衛省も
警察庁も、なりふり構わないほど建設を焦っていた。ましてこれから
沖縄ぐるみで反対されている、辺野古への新米軍基地建設が控えている。
 保釈条件は事件関係者との面会禁止と保釈金700万円。リーダーを長期
間、強制隔離して運動つぶしを狙い、保釈したあとの行動も制限する。
「前門のアベ、後門のトランプ」。日米共謀の弾圧政治だ。
山城博治はわたしだ。
(3月21日朝刊27面「本音のコラム」より)

.. 2017年03月23日 10:25   No.1170009
++ 京都新聞 (小学校中学年)…12回       
県知事が大飯原発視察 防災対策確認「再稼働、容認できず」

 滋賀県の三日月大造知事は20日、関西電力大飯原発(福井県おおい町)を視察
した。早ければ夏にも再稼働が見込まれる3、4号機の新たな防災対策について、
関電側から説明を受けた。
 国は、被ばく回避のための防護措置や避難計画など、同原発の緊急時対応の取
りまとめを進めている。視察は、原発が集中立地する福井県の隣接県知事として、
同原発の安全対策や事故時の課題を探るのが目的。三日月知事が同原発を訪れた
のは初めて。
 三日月知事は3、4号機で事故が起きた際の現場指揮所となる緊急時対策所を
視察した。現在1、2号機の建屋内にある対策所と、新たに構内に設ける対策所
の建設現場を確認した。電源を失っても原子炉を冷やすための海水を注入できる
よう導入された大容量ポンプや電源車の説明も受けた。
 約2時間の視察を終えた三日月知事は「福島の事故を教訓に、さまざまな課題
を克服すべく対策を取っていた」とする一方、「実効性のある多重防護体制の確
立はまだ道半ば。滋賀県として、3、4号機の再稼働を容認できる環境にはない」
と従来の立場をあらためて表明した。
 この日は原発視察に先立ち、大飯原発から半径約30キロ圏の緊急防護措置区域
(UPZ)にある滋賀県高島市今津町保坂のモニタリングポストや、UPZ内の
山間地にあり9世帯12人が暮らす同町の天増(あます)川区も訪れ、避難ルート
の現状などを確認した。
(3月21日滋賀版より)

.. 2017年03月27日 08:18   No.1170010


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