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■--改めて知った放射能の恐怖
++ 東京新聞 (社長)…1784回          

  町野静子 84(千葉市花見川区)

 春まき準備で畑にいた時、グラッときて尻もちをついた。携帯電話がな
りだし大地震を知った。大急ぎで家に帰り、浴槽に水を張った。戦中から
水に対する習慣だった。岩手の友に電話は通じず、津波の映像にこの世の
終わりを見た思いがした。
 計画停電に生活を合わせた。しばらくして浄水場の水汚染を広報車が知
らせて回り、幼児のみ給水するという。農家なので食糧燃料等に不安はな
いが、水は県営水道なので心配だった。
 タケノコやシイタケの出荷が、放射能検査の結果停止になった。福島
第一原発から遠いのに、改めて放射能の恐ろしさを知った。
 6年たつのに自主規制しているものもある。原発汚染は終了とした人は
何を基準としたのか。大地を守り命を守れと叫びたい。
(3月14日朝刊5面「発言・私の東日本大震災3」より)
.. 2017年03月15日 08:24   No.1168001

++ 東京新聞 (社長)…1785回       
脱原発 希望に向かって 国会前デモ

 国会と首相官邸前では11日、毎週金曜日に官邸前で脱原発を訴えている
首都圏反原発連合の主催のデモがあり、約8000人(主催者発表)が「福島第
一原発事故を忘れるな」「原発をなくせ」と声を上げた。
 国会前に設けられたステージでは、著名人や野党の国会議員らがスピー
チ。同連合の中心メンバー、ミサオ・レッドウルフさんは「希望に向かっ
て声を上げ続けよう」と呼び掛けた。
 千葉県市川市の派遣社員、近藤晶代さん(50)は「時間がたつにつれ事故
の話題が減っているのはおかしい。忘れていないことを示したい」と
参加。
埼玉県三郷市の団体職員、深川智加(ともか)さん(35)は「事故を省
みず、原発再稼働を進める国に怒りを感じる。被災者に寄り添いたく
て」と憤った。
 神奈川県大和市の松義一樹さん(68)は「6年前の衝撃で考え方が180度
変わった。世の中のために自分のできることをしたい」と話した。
(3月12日朝刊29面より)


.. 2017年03月15日 08:29   No.1168002
++ 東京新聞 (社長)…1786回       
◆「福島の女たち」微力でもあらがう
  「事故なかったことにしないで」3・11「原発いらない」デモ続く

  東日本大震災から6年となった11日、福島県在住や県出身の女性たち
でつくる市民団体「原発いらない福島の女たち」が、福島市中心部をデモ
行進して脱原発を訴えた。原発事故後、子どもたちを守るため、真っ先に
立ち上がったのも福島の女性たちだった。事故がなかったかのような動き
にあらがい、声を上げ続けている。 (後略)
(3月13日朝刊24面「こちら特報部」より抜粋)

.. 2017年03月15日 08:34   No.1168003
++ 東京新聞 (社長)…1787回       
森友学園    鎌田 慧(ルポライター)

 首相夫人は水戸黄門のような政府職員を介助役に全国を漫遊。講演先の
幼稚園は子どもたちに「安倍首相ガンバレ!安保法制国会通過よかったで
す」と叫ばせていた。まるで独裁国家のミニチュア版。
 経営者は安倍内閣を支える日本会議幹部の一員。政治家を使って国有地
を格安で払い下げさせたのが露見して「安倍晋三記念小学校」の存在が明
らかになった。さすがに「安倍」の冠は外されたが、名誉校長の安倍夫人
はホームページで「優れた道徳教育を基として、日本人としての誇りを持
つ、芯の通った子どもを育てます」と生徒募集の広告塔を務めていた。
 それでも首相は「妻は私人」と言い張る。教育勅語教育に感激して感謝
状を贈った稲田朋美防衛大臣の夫は、この幼稚園の顧問弁護士。こっちも
「夫は私人」と言い抜ける。責任を妻や夫に押しつけるのは追い詰められ
た政治家の常套手段だ。
 世論の追及に小学校の認可申請は取り下げられた。が、問題は政治家を
利用した経営者の去就ではなく、教育を支配しようとする政治の動きだ。
 戦後、国家に従属しない教育を目指したのが教育基本法だった。憲法を
支える教育理念を破壊したのが第一次安倍政権。いま国のために死ぬ教育
勅語を復活させようとしている。腐敗の土壌に建設された「安倍記念小学
校」の崩壊がなにか象徴的だ。
 (3月14日朝刊29面「本音のコラム」より)

.. 2017年03月15日 08:40   No.1168004
++ 京都新聞 (小学校中学年)…11回       
 ◆「バイバイ原発」2500人、京都市内を行進

 東日本大震災の発生から6年を迎えた11日、原発廃止を求める集会「
バイバイ原発」が、京都市東山区の円山公園音楽堂で開かれた。
 参加した約2500人は集会後、京都市中京区の京都市役所まで練り歩き、
「原発いらない」と声を張り上げた。
 福島から京都への避難者や市民がつくる実行委員会が主催。集会では、
福島県飯舘村で酪農業を営んでいたが被災後、避難生活を余儀なくされて
いる長谷川健一さん(63)らが講演した。
 集会後のパレードでは、「バイバイ原発 きょうと」と書かれた横断幕
を掲げながら、太鼓のリズムに乗せて「命が大事」「再稼働反対」などと
訴えていた。 (3月12日10:58配信より)

.. 2017年03月17日 08:32   No.1168005
++ 東京新聞 (社長)…1788回       
生きづらさ抱えて

 東京都世田谷区の元会社員阿部貢さん(42)
 病気で思うように働けず、生きづらさを抱えている。でも、もっと病気
が重い仲間もいる。そんな自分たちの命を守ってくれよ、と言いたい。
彼らはここに来て声を上げられないから、自分がここで何ができるかわか
らないけれど、来る。
      (3月15日朝刊4面「金曜日の声・国会前」より)


.. 2017年03月17日 09:06   No.1168006
++ 産経新聞 (小学校中学年)…10回       
小泉純一郎元首相「どうかしている。発想がわからない」
  安倍晋三政権の原発輸出政策を批判

 小泉純一郎元首相は8日付でインターネット上に配信された情報サイト
「AbemaTV」のインタビューで、安倍晋三政権が成長戦略の柱に掲
げる原発輸出について「どうかしてる」などと批判した。
 小泉氏はインタビューで「原発に頼らないで太陽、風、地熱、水力、
潮力、さまざまな自然エネルギーを使って経済発展させるほうがはるかに
安全でいい国になる」と述べ、原発ゼロの持論を展開。その上で、原発輸
出について「どうかしてるよ。安全でもないのに。その発想がわからな
い」と非難した。
 安倍首相が原発政策を変更する可能性について「もうここまで行っ
ちゃってるんだから無理だろう」と指摘。首相に原発政策の転換を促した
と明かした上で「(安倍首相は)苦笑してるだけだった。反論はしてこな
い。安倍さんも信じちゃってる」などと述べた。
 一方、自民党の半数程度が内心では小泉氏の持論に賛成しているとした
上で「首相が『やる』といえばできる。国民だって支持する。(小泉氏が
断行した)郵政民営化よりも原発ゼロの方が簡単だ。郵政民営化は全政党
反対だったんだから」と主張した。(3月10日15:54配信より)

.. 2017年03月17日 09:15   No.1168007
++ 河北新報 (小学校中学年)…16回       
<法廷に立つ避難者>苦しみ・不安 分かって

 東京電力福島第一原発事故の損害賠償などを東電や国に求める集団
訴訟のうち、全国初となる判決が17日、前橋地裁で言い渡される。係争
中の集団訴訟は少なくとも全国18地裁で27件あり、原告は1万1400人に
上る。古里を奪われた怒りや避難生活での苦しみ、判決への期待…。
訴訟に寄せる原告たちの思いを取材した。
(福島総局・阿部真紀、柴崎吉敬、高橋一樹)

◎原発事故集団訴訟(中)失った古里
 <働く喜び奪われ>

 「『国破れて山河あり』と言いますが、今の私たちには山河もありま
せん」
 1月20日、福島地裁郡山支部。大柿誠一さん(68)の訴えが法廷に響
いた。
 福島県浪江町の津島地区は、東京電力福島第一原発事故で帰還困難区域
となった。住民が起こした集団訴訟には、大柿さんら約700人が参加して
いる。地区民のほぼ半数に当たる。
 慰謝料の増額のほか「原状回復」を求める。原状回復とは、阿武隈山地
に抱かれた自然豊かな津島地区の放射線量を、事故前の水準に戻すことを
指す。

 大柿さんは高校卒業後、地元を離れて化学メーカーに就職。23歳の時、
出張先で誤って顔に有機酸を浴び、両目の視力を失った。
 失意に沈んだが、古里での再出発を決意。「津島なら知り合いがいる。
土地勘もある」。資格を取り、労災事故から8年後、浪江町内に鍼灸
(しんきゅう)院を開いた。
 津島では自宅の裏山を愛犬とよく歩いた。幼い頃から慣れ親しんだ場
所。鍼灸院は軌道に乗り、町外からも患者が訪れるようになった。

 古里でつかみ直した働く喜びと生きる楽しさは、原発事故で再び奪わ
れた。今は本宮市に再建した自宅で妻と暮らす。不案内な土地で1人で
出歩くことはほとんどない。
 津島地区を含む帰還困難区域は6年たった今も、避難指示解除の見通
しが立っていない。国は昨年、区域内に復興拠点を整備する方針を示し
たが、地域全体の将来像は不鮮明なままだ。
 「国のやり方は一方的に映る。事故をなかったことにされたくない。
古里を奪われて苦しんでいる人がいることを、国や東電に忘れてほしく
ない」(中略)
 

.. 2017年03月21日 08:13   No.1168008
++ 毎日新聞 (部長)…231回       
<泊原発>近くに海底活断層 耐震評価見直し要求 規制委

 原子力規制委員会は10日、北海道電力泊原発(北海道)の立地する
積丹(しゃこたん)半島が過去の地震で隆起した可能性を否定できない
として、原発近くの海底に活断層があると認定し、耐震評価の見直しを
同社に求めた。泊原発の審査がさらに長引く可能性がある。
 規制委が認定したのは、同半島西岸沖を南北に走る長さ約20キロの活断
層で、原発から最短約10キロにある。これまで複数の研究者が、西岸の平
らな海岸地形は地震で半島が急激に隆起した証拠だとして活断層の存在を
指摘してきた。これに対し、同社は「ゆっくり隆起しながら浸食されたも
の」と主張し地震との関連を否定。規制委も一度は同社の主張に同意した。
 しかし、規制委が昨年、この海岸地形を2回調べ直した結果、1793年の
地震で隆起した青森県西津軽地方の海岸地形とよく似ていることが判明。
海底には、活断層が動いたことを示す地形のたわみや隆起によるとみられ
る岩盤の露出など、地震活動に特徴的な地形がみつかった。規制委は「原
発の安全性を考慮すると、活断層を仮定すべきだ」と同社に指摘した。
 泊原発は1〜3号機のうち3号機が審査終盤を迎えていたが、津波や
液状化で防潮堤や防波堤が壊れる恐れが発覚し、再稼働が大幅に遅れる
見通しになっている。【酒造唯】(3月10日18:23配信より)

.. 2017年03月21日 08:24   No.1168009
++ 毎日新聞 (部長)…232回       
<原発避難者訴訟>東電と国に賠償命じる 前橋地裁

 東京電力福島第一原発事故に伴い、福島県から群馬県に避難した住民ら
45世帯137人が東電と国に約15億円の損害賠償を求めた訴訟で、前橋地裁
(原道子裁判長)は17日、東電と国に3855万円の支払いを命じる判決を言
い渡した。原発事故全国弁護団連絡会によると、同様の集団訴訟は全国
20地裁・支部で約1万2000人が起こしており、今回が初めての判決。

 原告は避難指示区域からの避難者が6割、自主避難者が4割。いずれも
国の審査会が示した「中間指針」に基づいて東電から一定額の慰謝料を受
け取っているが、「古里を奪われた被害の実態に見合っていない」とし
て、1人一律1100万円を求めて2013年9月から順次提訴した。

 第一原発は11年3月11日に10メートル超の津波に襲われ、全ての電源を
喪失し事故が発生した。裁判の主な争点は、(1)東電や国は津波を予見
し、事故を回避できたか(2)国が東電に安全対策を取らせる規制権限が
あったか(3)国の指針に基づく東電から避難者への賠償額は妥当か−
の3点だ。

 原告側は、政府の地震調査研究推進本部が02年に「福島沖でもマグニ
チュード8級の津波地震が起こりうる」と示した「長期評価」や、この予
測をもとに東電が08年、想定津波を最大15.7メートルと試算した点から
「東電は巨大津波を予見できたのに防潮堤建設などの対策を怠った」と
指摘。国についても「津波対策を取るよう東電に命令しなかった」として
対応は違法だったと主張した。

 これに対し、国や東電は「長期評価は確立した科学的知見とは言えず、
巨大津波は予見できなかった」と反論。国の中間指針を超える新たな賠償
は必要ないとも主張していた。
 原発事故を巡っては、東電の旧経営陣3人が業務上過失致死傷罪で強制
起訴され、刑事裁判でも責任が問われている。【尾崎修二】
              (3月17日15:11配信より)

.. 2017年03月21日 08:50   No.1168010


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