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■--渡辺悦司
++ 朝日新聞デジタル版記事の紹介 (幼稚園生)…1回          

.「セシウム、野生キノコの胞子で再飛散か 気象研など調査」
 |  
 └──── (市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)
                  
 朝日新聞デジタル版に「セシウム、野生キノコの胞子で再飛散か 気象研など
調査」という記事が出ています。
重要事項なので、ぜひご覧下さい。
 こちら

 主な内容は、「帰還困難区域の山林でキノコ胞子がセシウムの再拡散に関わっ
ている可能性がある」ということです。
 「浪江町北西部の山林で大気中の粒子を集め、金沢大の牧輝弥准教授(微生物
生態学)が遺伝子解析したところ、キノコ類の割合が高いことが判明」したと。
 同記事は、線量が夏期に5倍ほどに上昇する現象があることを指摘した上で、
「上昇時の濃度を人の被曝(ひばく)線量に換算すると、自然界からの年間被曝
線量(2.1ミリシーベルト)の1万分の1以下」だとして、「人体への影響は考え
られないほど低い」と強調しています。
 具体的な数値としては、「胞子の放射能濃度を測ると1グラムあたり最大143ベ
クレルを検出」されたと書かれています。
 そうだとすると、1キログラム当たりでは14.3万ベクレル、政府の指定放射線
廃棄物の基準8000ベクレル/kgのおよそ18倍になります。
 胞子そのものの放射線濃度は、生物濃縮の結果極めて高いレベルです。
 朝日新聞は大阪大学の二宮和彦助教(放射化学が専門とのこと)の発言を引用
していますが、それは「セシウムを含むキノコ胞子が飛散している地域の空気を
吸っても健康に全く影響ないレベル」というものです。
 これは、はっきり言って嘘です。
 記事が、一方で、政府の指定放射性廃棄物基準(これは異常に高い危険な水準
ですが)の20倍近い濃度の放射性微粒子が飛散しているという事実を指摘しなが
ら、他方で、そのような放射性微粒子が飛散している空気を吸っても「健康に全
く影響がない」と公然と主張するのなら、詐欺的な主張をしているのは明らかで
す。
.. 2017年03月10日 08:38   No.1167001

++ 渡辺悦司 (小学校中学年)…12回       
胞子のように、粒径の小さい放射性微粒子は、
(1)高い割合でが肺の奥(肺胞など)に沈着し、
(2)ナノサイズのものはそのまま体内に取り込まれ、しかも、
(3)容易には体外に排出されないで、
(4)長期にわたり放射線を照射し、周囲の組織を被曝させます。
 したがって、微粒子に含まれる放射能量が数値的にわずかに見えても、極めて
危険です。
こんなことは、放射化学の専門家なら誰しも分かるはずです。
 また、朝日新聞の記事を書く記者なら、研究調査する前から「健康に全く影響
がない」などと断定することなどできないことは、当然既知のことのはずです。
 これらのことから、上記の朝日新聞デジタルの記事は、「放射性セシウムがキ
ノコ類の胞子によって拡散されており、その放射能濃度は放射性廃棄物の政府基
準の18倍に上るという重要な事実を指摘している」と同時に、「その事実の意味
について、一方的に何の根拠も挙げずに『健康に全く影響ない』という虚偽の主
張」をしており、極めて危険な内容を含んでいると言わなければなりません。
 放射性微粒子の特別の危険性については、われわれは、かねてより、とりわけ
て強調してきました。
 われわれの本、『放射線被曝の争点』(遠藤順子、山田耕作氏との共著緑風出
版)でも、1章を割いて取り上げております。

.. 2017年03月10日 08:45   No.1167002
++ 木村雅英 (部長)…202回       
.「風評被害」、「科学的」、「合理的」、「整合性」と称して
 |  放射線防護基準を緩めるな!
 |  田中委員長職員訓示(イチエフ事故から6年にあたって)が示す
 |  被ばく強要と再稼働推進
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その129
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

 3月10日に行われた「田中委員長職員訓示(東京電力・福島第一原子力
発電所の事故から6年にあたって)」が、今の委員長の姿勢を如実に現し
ている。
 是非ご一読を。 こちら

1.福島の現状の分析

 以下は、イチエフへの「心配」を軽視し当事者意識が薄すぎるが、
 福島の現状を簡潔に示している。

○11市町村のうちこれまでに5市町村、新たに4自治体の避難が解除され
たが、避難解除の自治体の帰還率は10%〜20%に留まる。
○住民の帰還を妨げているのはイチエフについての心配だけではない。
 「帰還した後の仕事や生活のこと、子どもの教育のこと、病院のこと。
事故前と違う放射線の環境下で暮らすことへの健康不安、眼前、目の前に
山積みになっている除染廃棄物に対する不快感など、様々な課題が山積し
ています。」
○県外の住民への差別やいじめによって、言葉に尽くせない苦悩と怒りに
苦しんでいます。
○原発事故の被害は、時間とともに解決すると言うよりも「先の展望を見
出せないままに6年が経ってしまった」

2.被ばくの強要

 問題は、「原発事故の被害は、時間とともに解決するというよりもむし
ろ問題が複雑化し、課題が増えている」として、次の説明で県民に被ばく
を強要することだ。

○「年間1mSv」という目標値と、現実に達成できる除染のレベルとの
間に開きがある。
○「空間線量から年間の被ばく線量を推定する方法についても、もっと
現実に即した見直しが必要」
○食品の摂取基準、出荷基準、海水浴場の使用基準、田畑の作付制限など
放射線防護に関するさまざまな基準が、「実態として整合性のある合理的
な基準にはなってい」ない。国が提示する基準は、国民にとって極めて
重いもの。

.. 2017年03月15日 07:57   No.1167003
++ 木村雅英 (部長)…203回       
○様々な放射線防護に関する基準や規則について、常に科学的な検討を
加えることは、地味な仕事かもしれませんが極めて重要な仕事。
○「判断の先には、国民の健康や生活があり、福島県の復興、風評被害の
問題があります。新たに生まれ変わる放射線審議会には、科学的な立場
から合理的かつ整合性のある放射線防護基準を提示して頂けることを
強く願っている」

 福島に寄り添うように表現しながら、「風評被害」、「科学的」、
「合理的」、「整合性のある」を持ち出して、放射線防護基準を緩める
ことを放射線審議会に要請しているのだ。
 原子力規制委員会と放射線審議会による被ばく強要を許してはいけない。

3.再稼働の推進

 検査の役割が重要、審査や基準に新しい知見に応じて改善、再処理
施設をはじめ核燃料取り扱い施設の審査も大詰め、廃炉と廃棄物の安全
確保も重要と述べながら、「科学的・技術的な基盤に立ち、中立的・
合理的な規制に取り組んで頂きたい」と結んでいる。
 不合理で緩やかに過ぎる「新基準」と「審査」で沢山の「合格」を
出しておきながら「中立的・合理的」と言っても誰も信じない。

.. 2017年03月15日 08:05   No.1167004
++ 山田昌郎 (小学校中学年)…10回       
第14回サクラ調査(2017年度)のお知らせ
 |  調査対象のサクラは「ソメイヨシノ」です
 └──── (サクラ調査ネットワーク)

 たんぽぽ舎の「サクラ調査」は,原発からの放射性廃棄物などによる環
境汚染が生物に及ぼす影響を調べるため,2004年に始まりました。
 昨年は、10都県から43本のサクラ(ソメイヨシノ)の調査結果が寄せら
れました。調査では,サクラの花を1個ずつ見て,14項目の異常花内訳の
いずれかに該当するかどうか調べていきます。
 1本の木について1000個の花を調べることを目安にしていますので,な
かなか大変だと思いますが,これまで10年以上続けている方も何人かい
らっしゃるので,楽しい面もあるのだと思います。
 2013年以降の調査報告集は,たんぽぽ舎ホームページ
( こちら )の「原発とさくら調査」のページに掲載
しています。
 新たに調査にご参加をご希望される方がいらっしゃいましたら,調査報
告集をご参考に調査(調査対象のサクラは「ソメイヨシノ」です)されて,
結果をメールまたは郵送でたんぽぽ舎までお寄せください。
どうぞよろしくお願いいたします。

.. 2017年03月23日 08:05   No.1167005
++ 快医学ネットワーク (幼稚園生)…1回       
.「内部被ばくからいのちを守る
 |   肥田舜太郎先生お話会ブックレット」のご紹介
   『自分のいのちの主人公になる』
 

 昨年6月におこなったお話会の内容が本になりました。
 肥田先生最晩年の貴重なお話しの結晶です。
 特別寄稿:鎌仲ひとみ「人間が人間になした最大の犯罪の後に
            一人の人間にできること」
     :守田敏也「いのちを自分で管理する
           肥田先生の教えを世に伝えたい」
 編者:NPO法人快医学ネットワーク
 値段:300円(10冊以上注文は送料無料)
お読みになりたい方は以下に注文下さい。
快医学ネットワーク事務局/Tel:0338142290
こちら


.. 2017年03月29日 09:04   No.1167006
++ 木村雅英 (部長)…208回       
間髪を入れず週刊「女性自身」にかみつく原子力規制委員会
 |  原発建屋カバー撤去による線量上昇?
 |  それとも山林汚染がひどいから?
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その131
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

 3月21日発売の週刊誌「女性自身」の記事
 <【驚愕報告】福島原発建屋カバー撤去で放射能汚染急増中都内で
  4.5倍、福島で65倍!!>
 に対して、原子力規制委員会が早々と3月24日に次の見解を発表した。

<平成29年3月21日女性自身の記事について
 平成29年3月21日(火)発売の「女性自身」において、平成28年9月13日
から11月10日に実施された東京電力福島第一原子力発電所一号機の建屋カ
バー撤去に伴い、環境中の放射性物質(定時降下物)の濃度が上昇している
との記事が掲載されております。
 その中で、原子力規制委員会に問い合わせたところ「いま数値が上
がっていることと、建屋カバー撤去との関係は否定できません。」との回
答があったとの記事が掲載されていますが、事実関係は以下のとおりです。
事実関係:
 福島第一原子力発電所における平成28年9月から平成29年1月までの敷
地内及び敷地境界のダストモニタのデータ及び敷地境界のモニタリングポ
ストのデータについて確認してきておりますが、これまでのところ異常な
数値は確認されていません。
(第52回特定原子力施設監視・評価検討会資料1(抄)参照)
 したがって、降下物の数値の変動と建屋カバー撤去工事及びその後の
作業との関係はないと考えております。
参考 第52回特定原子力施設監視・評価検討会資料1(抄)
>(こちら

 これについての「女性自身」編集部は「記事に掲載した通りの回答が
あったことは事実です」「(記事の内容を)訂正するつもりはありませ
ん」と答えたそうだ(J−CASTニュースより)。
 

.. 2017年04月05日 10:08   No.1167007
++ 木村雅英 (部長)…209回       
一方、福島県のモニタリング担当に尋ねたところ、カバー撤去による
線量上昇は確認していない、原子力規制委員会と見解は同じと答えた。
 が、細かく「女性自身」記事の観測データについて尋ねると、バケツに
水を張っておいてひと月後に測った時に、線量が大きく出たことはあり、
記事のデータが間違いとは言えない。しかし、線量の季節変動が激しく、
冬場は西風が吹くと線量が上がることがあり、カバー撤去原因とは言えな
いと答えた。

 モニタリングのデータを一瞥してもカバー撤去影響を現すデータは私
には見つけられず、規制庁職員が「女性自身」記者に間違って答えた可
能性があると思う。
 それにしても、発売後早々に東電の発表データまで活用して記事批判を
した規制委、「科学的・技術的」を標榜しているのだから、モニタリング
データを照らし合わせて、線量上昇の原因を追及して記事の真偽を論ずれ
ばいいのにそれをしない。
 年間20mSv以下の区域を「避難指示解除」とする棄民政策を強行してい
る年度末に、各地の空間線量の議論が巻き上がったらまずいと判断したか
らであろう。
 実際に、大熊町の最新3月24日のデータで毎時40μSv(年間350mSv)を
観測しているところもあり、イチエフ構内よりも空間線量が高いところが
多々あるのだから。
 また福島県も、規制委や経産省や東電に任せるのではなく、実データに
基づいてしっかりと県民の命と健康を守ってもらいたい、と思った。


.. 2017年04月05日 10:32   No.1167008
++ 渡辺秀之 (大学生)…88回       
東電福島第一原発事故避難者の住居を奪うな!
 |  東京電力は福島第一原発事故の責任をとれ!
 |  福島県の小児甲状腺ガンが184人になった!
 |  放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
 |  4/5第43回東電は責任をとれ!東電本店合同抗議の報告
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

◎本抗議の様子は、たんぽぽ舎新HPでご覧下さい。
 新HP こちら
サブメニュー「東電本店合同抗議」、「九州電力東京支社前抗議」

■時折、強風が吹く中、4月5日(水)17時30分から18時15分まで、「再稼働阻止
全国ネットワーク」主催の「玄海原発、再稼働するな!」九州電力東京支社抗議
行動(有楽町電気ビル前:JR有楽町駅出口すぐ)が行われた。参加者は約60人。

■引き続き、18時30分から、東京電力本店前で「原発事故避難者の住居を奪うな!
東京電力は福島第一原発事故の責任をとれ!東電の情報隠しは許せない!放射能
汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!」のコールが鳴り響いた。
 呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」であり、126の賛同団
体と共に、第43回東電本店合同抗議行動が行われた。参加者は約70人。

■オープニングコールの後、多摩川太鼓の演奏があった。最初に、東電福島第一
原発事故により東京に避難中の鴨下さん(ひなん生活をまもる会:代表)から、
「避難指示区域以外からの避難者に対する応急仮設住宅の提供を2017年3月末で
打ち切られた。
更に、4月4日の記者会見で、東電福島原発事故の自主避難者が帰還できないこ
とについて、“基本的には自己責任”などとした今村雅弘復興大臣の発言は、原
発事故被害者の感情を逆なでするものであり、断じて許すことはできない。」と
の怒りを込めた抗議アピールがあった。
 続いて、脱被ばく実現ネットからの抗議アピールがあった。そして、日本音楽
協議会による「音楽での抗議」が行われ、歌声が夜空に響いた。
 

.. 2017年04月10日 08:32   No.1167009
++ 渡辺秀之 (大学生)…89回       
更に、情勢報告として、柳田真さん(たんぽぽ舎共同代表)が、「東電柏崎刈羽
原発の再稼働に向けた安全対策に、東電は6800億円の費用を投じた。しかし、自
主避難者(約2万6千人)の住宅費用は、年間わずか80億円であり、加害者の東
電は、自主避難者の住宅費を保障する責任がある。再稼働に向ける費用を、自主
避難者の住宅費に回すべきだ。」との発言があった。
 その後、「あらかぶさん裁判を支援する会」、「たんぽぽ舎」、「脱被ばく実
現ネット」の3団体から、アピール、関連イベント告知があった。
 最後に、ドンパン節(柏崎刈羽バージョン)を全員で歌い、多摩川太鼓の演奏で
締めて19時40分に終了。
なお、カンパ額は27000円です。ご支援、ありがとうございます。
抗議終了後、有志8名による懇親会が近隣の居酒屋で、和やかに行われた。

◆次回の東電本店合同抗議
日時:5月10日(水)18:30より19:45(5月連休のため、第2水曜日に変更)
場所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、
地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分
 東電本店前に、ぜひ多くの参加をお願いします。
 引き続き賛同団体を募集中!


.. 2017年04月10日 08:39   No.1167010


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