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「原発ゼロでもやっていけることを証明した」
「この6年間、原発がなくても全国で電力が足りなくて、停電になった ことがなかった。原発ゼロでやっていけることを証明したことになるんで す!」 元総理の小泉純一郎氏がまたまた吠えた。自然エネルギーの大いなる世 界を描いた映画『日本と再生 光と風のギガワット作戦』の完成披露試写会 に“推薦人”として登場。かねてから提唱している原発ゼロへのアツーイ 思いを力強く語った。
監督を務めたのは20年にわたって原発の危険を訴え全国で差し止め訴訟 を繰り広げてきた弁護士の河合弘之氏。これまで世間に原発問題を理解し てもらおうと自ら映画監督になり『日本と原発』『日本と原発 4年後』 を製作。官民一体となった“原子力村”の構造をバッサリぶった斬る内容 で、約10万人もの観客を動員。 「映画を見てくださった方々から“原発を止めてもかわりのエネルギー はどうするの?”という声がたくさんあって。その質問に逃げるわけには いかないと思い製作しました」
そこで今回着目したのが自然エネルギー。ドイツや中国、アメリカなど を旅し、風力や地熱など急速に普及する自然エネルギーの最前線を徹底 紹介。 「原発がなくても自然エネルギーだけでやっていけるんだっていう、 すごく説得力のある映画。何よりも世界中を飛び回って取材した、河合 先生のエネルギーもすごい(笑)」と、その仕上がりは小泉氏も舌を巻 くほど。 「原発関係の会社の幹部たちや原子力専門家のみなさんは、頭のいい人 たちばかりなんですよ。そんな彼らが、どうして原発に展望がないことが わからないのか不思議でしょうがない。学業成績優秀なのもあまり関心し ないなって思うようになってきたね(笑)」
小泉氏は記者から東芝の原発事業問題など、“原子力村”について問 われるとこう警鐘を。 「福島の原発事故で、より議論が活発化した日本のエネルギー政策。 この作品に豊かな日本を取り戻すためのヒントが隠されているのかもし れない―。」 (2/21(火)22:30配信より)
.. 2017年02月23日 11:57 No.1160001
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