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原発事故から6年へ 都内の避難者らに聞く 熊本美弥子さん 住宅提供打ち切り 訴訟を準備 困っている人声上げて 山内悟・敬子さん夫妻 こんな状況で帰れるか 山田健太・専修大教授 関心高める紙面の工夫を
東京電力福島第一原発事故から間もなく6年。私たちはどう「ふくし ま」と向き合い、報じるのか−。東京新聞は社内勉強会の一環として、 福島から東京都内で避難生活を続ける3人と、ジャーナリズム全般に詳 しい専修大学文学部の山田健太教授を東京都千代田区の本社に招き、避 難生活の現状や報道のあり方などについて意見交換した。(中山高志) 「一番の問題は、3月で住宅の提供が打ち切られることです」。福島 県田村市から葛飾区の都営住宅に避難する熊本美弥子さん(73)は切り出 した。(中略) 「原発事故前の状態に戻ったとは言えないにもかかわらず、帰れと言 われること自体が納得いかない」。熊本さんは、自宅敷地の土壌の放射 性セシウムの濃度を独自に測定した結果を示し、打ち切りの理不尽さを 強く訴えた。(後略) (2月18日朝刊19面「メトロポリタン」より抜粋)
.. 2017年02月23日 09:04 No.1158001
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