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■--<福島第一>2号機圧力容器外に高線源か
++ 河北新報 (小学校中学年)…12回          



 東京電力が進める福島第一原発2号機の原子炉格納容器内部調査で、格
納容器の壁と圧力容器の間にある空間で高い推定放射線量が相次いで測定
された。圧力容器の外側にも、高線量の原因となる放射性物質が存在する
可能性を示す結果で、溶融燃料(燃料デブリ)取り出し作業の支障となる
恐れもある。
 東電は1月末、カメラ付きのパイプを格納容器に差し入れ、内部を撮
影。映像のノイズから空間放射線量を推定した。圧力容器を支える台座
(ペデスタル)から約2メートル離れた地点で、過去最高となる毎時530
シーベルトを計測した。
 今月9日には、台座に延びるレールに自走式ロボットを投入。台座から
4メートル離れた地点で、最高値を更新する推定650シーベルトを観測し
た。高線量の影響でカメラが映らなくなり、レール上の堆積物を除去する
作業を2時間ほどで打ち切った。(中略)
 東電はより多くの情報を集めるため、線量計付きのサソリ型ロボットを
月内に投入する考え。レール上に残った堆積物を乗り越えて進めるかどう
かなど、実物大の模擬施設などを使って検討している。
 実測でも高い放射線が確認された場合、溶融燃料取り出しに向けたロ
ボットや機器類の耐放射線性を強化する必要に迫られる。
  (2月13日より抜粋)
.. 2017年02月22日 18:42   No.1156001

++ 日本経済新聞 (小学校中学年)…11回       
原発免震棟、性能不足か 柏崎刈羽 東電、2014年に把握

 東京電力は14日、原子力規制委員会の会合で、柏崎刈羽原子力発電所
6、7号機(新潟県)の事故対応拠点である免震重要棟が、新規制基準
で求められる性能を大幅に欠くことを明らかにした。これまで想定され
る地震の揺れの一部には耐震性不足だとしていたが、どの揺れに対して
も不足だと説明を変えた。2014年に判明したが、社内連絡が悪く報告が
遅れたという。
 会合では規制委の更田豊志委員が「これまで受けてきた説明と著しく
トーンが異なる」と発言し、東電の対応を批判。これまで報告が遅れた
原因などを改めて説明するよう東電に求めた。(後略)
  (2月15日 朝刊より抜粋)

.. 2017年02月22日 19:07   No.1156002
++ 茨城新聞 (部長)…204回       
火山灰の追加調査要求 規制委、東海第二を現地調査

 日本原子力発電(原電)東海第二原発(東海村白方)に対する適合性審査
の一環で、原子力規制委員会は13日、現地調査を実施した。火山の噴火
で原発敷地内に降り積もる火山灰の厚さに関し、石渡明委員は「さらに
調査が必要」と述べ、原電側に想定の根拠となる追加の調査を求めた。
(後略)(2月14日クロスアイより抜粋)

.. 2017年02月22日 19:28   No.1156003
++ 毎日新聞 (部長)…224回       
<柏崎刈羽原発>新潟知事ら東電に不信感 耐震性説明で

 東京電力が柏崎刈羽原発(新潟県)の「免震重要棟」の耐震性を事実よ
り高く説明していた問題で、新潟県の米山隆一知事と柏崎市の桜井雅浩市
長は15日、東電に対し不信感をあらわにした。東電が目指す同原発6、7
号機の再稼働に向けた地元同意に影響する可能性もある。
 再稼働に慎重な姿勢を示す米山知事はこの日の記者会見で「東電の説明
が疑わしくなり、対話しようという話が根底から覆ってしまう。反省して
きちんと説明してほしい」と述べ、原因や対策に関する説明を求めるとし
た。
 再稼働の「条件付き容認」を掲げて昨年11月に初当選した桜井市長は
「非常に遺憾だ。東電の体質はいまだ改善途上だと見せつけられた。再稼
働を認める条件を厳しいものにせざるを得ない」と強調した。
 また、原子力規制委員会の田中俊一委員長も15日の記者会見で「非常に
重症」と述べ、東電の体質に問題があるとの認識を示した。
 田中委員長は「(2014年に)評価した時点できちっと発表すべきだ。
そこを謙虚にやらないと審査はできない。信義の問題だ」と、東電の対応
を厳しく批判した。 (2月15日より)


.. 2017年02月22日 19:56   No.1156004
++ 時事通信 (小学校中学年)…18回       
田中規制委員長「東電は重症」=柏崎原発の耐震性問題

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は15日の定例記者会見で、柏崎刈羽
原発(新潟県)の免震重要棟の耐震性に関して誤った説明を続けていた東
京電力について、「社内的な情報連絡が大事なところで抜けているのは、
かなりの重症だ」と不快感を示した。
 田中委員長は「耐震性の再評価をしたのが3年前。その時点で報告すべ
きだ。ここに至るまで何も言わなかったのが問題だ」と指摘。再稼働に向
けた柏崎刈羽6.7号機の審査について「もっと謙虚にやってもらわない
と審査できない。非常に重症だと思っている」と非難した。
 柏崎刈羽6.7号機は福島第一原発と同じ沸騰水型原子炉(BWR)の
中では最も早く審査が進み、BWR初の合格が有力とみられていた。
 田中委員長は「柏崎刈羽が先行していたが、他の電力会社の動きがあれ
ば何ら予断を持たない」と述べ、審査の先行きに影響が生じることも示唆
した。 (2月15日より)

.. 2017年02月22日 20:16   No.1156005
++ 東京新聞 (社長)…1761回       
6年で町の毛細血管が全部、壊れてしまった
  原発 避難解除控え富岡町
  生活インフラ・放射線 住民消えぬ不安

 2011年3月の東京電力福島第一原発事故から間もなく6年。政府は今
春、福島県富岡町など4町村で避難指示を解除(帰還困難区域を除く)す
る方針だが、地元住民からは帰還に慎重な声が目立つ。生活インフラは
整わず、放射線への不安も消えない。線量計では測れない歳月の重みに
あえぐ街を歩いた。(中略)

 国の指示解除は拙速 福島大の今井照教授(自治体政策)の話

 国の避難指示解除は拙速だ。東京五輪をにらみ、原発事故を終わった
存在にしたいという思惑があるのだろう。既に解除した地域の帰還率が
低いのは当然だ。買い物や病院などの生活環境は整っておらず、放射線
量も事故前と比べてかなり高い。廃炉までは長い道のりで、原発がまだ
存在していることへの不安も大きい。自治体は同じようなハコモノを整
備しているが、今後、維持費などが足かせになる。復興予算の使い方が
間違っている。まだ戻れない人たちへの生活支援を拡充すべきだ。
 (2月17日夕刊8面より抜粋)

.. 2017年02月23日 07:41   No.1156006
++ 時事通信 (小学校中学年)…19回       
緊急時対策所を調査=柏崎耐震性「東電に説明責任」−規制委

 原子力規制委員会は16日、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽
村)で設備や機器の現地調査を行った。
 審査中の6、7号機で事故が起きた場合の対応拠点として、5号機原子
炉建屋内に設置予定の「緊急時対策所」を中心に視察した。
 緊急時対策所は3号機に設置する予定だったが、東電は地震による液状
化現象で防潮堤が損傷する恐れがあるとして、5号機に変更していた。原
子力規制庁の職員ら24人は3班に分かれ、対策所の構造や緊急時対応で使
用する通路を確認した。
 同原発では他に、事故対応拠点として免震重要棟の使用が検討されて
いるが、東電は耐震性について規制委に誤った説明をしていた。
 現地調査の後、取材に応じた規制委の更田豊志委員長代理は審査への影
響について明言を避けたが、「信用に関わる問題として、東電には説明責
任がある」と指摘した。東電の姉川尚史常務は「事実関係を踏まえた上
で、対策を取るよう努力している」と話した。
(2月16日18:40配信より)

.. 2017年02月23日 07:47   No.1156007
++ MBC南日本放送 (幼稚園生)…1回       
川内原発停止など求め市民団体が知事への署名を提出

 反原発を訴える市民団体が17日三反園知事に対し、「川内原発を運転
しないよう九州電力に申し入れてほしい」などと求める署名を提出しま
した。
 提出された署名は、「川内原発の安全性が確認できない」として知事
に対し、稼働中の1号機の停止を九電に申し入れ、定期検査中の2号機
の再稼働を認めないよう求めるもので、全国から集められた4万4774人
分です。
 この団体が去年12月に提出したおよそ7万3000人分とあわせると、11
万7628人分となります。下馬場学共同代表「全国の思いをぜひ重く受け
止めていただきたい。」
 知事は、専門委員会が16日提出した意見書を踏まえ、年度内に原発の
安全性についての判断を示す考えです。(後略)
  (2月17日19:18配信より抜粋)

.. 2017年02月23日 08:37   No.1156008
++ 東京新聞 (社長)…1762回       
後悔しないために来た

 千葉県市川市の新村貞男さん(91)
 妻の実家が福島県二本松市にある。人のつくるものは始末できるもので
なければ。原発は片付けられない。企業が近視眼的にもうかればいいと
思って原発をつくっている。勝てばもうかると始めた戦争と同じ流れだ。

 川崎市中原区の自営業手伝い岸和子さん(55)
 母が長崎で被爆している。子どもが3人いるが、原発事故の時、情報が
分からずに3日間動けず、「子どもに何かあったら」と本能的に怖く
なった。後悔しないように何かしようと思ってここに来ている。
    (2月18日朝刊27面「金曜日の声・国会前」より)

.. 2017年02月23日 08:45   No.1156009
++ 茨城新聞 (部長)…205回       
帰還少なく定住進む 茨城県への福島原発事故避難者

 東京電力福島第一原発事故で福島県から県外への避難者が減少傾向に
ある中で、茨城県に避難している人たちは福島に帰還する動きが少ない
と指摘されている。福島と隣接し、太平洋に面した気候も似ていること
から、定住先とする人も増えている。避難者支援も新たな段階に入って
いる。
 復興庁などによると、福島から県外への避難者は3万9818人(1月時点)
で、昨年同月と比べて3452人減った。今年1月時点で茨城県には3702人
おり、都道府県別で東京の5223人、埼玉の4029人に次いで多かった。
  (中略)
 本県のピーク時(4023人)からの減少幅はわずか321人だ。
 本県の避難者が減らない背景について、茨城大の原口弥生教授(社会学)
は、避難指示区域からの避難者が多い本県特有の事情を挙げる。16年春に
実施したアンケートでは、回答した避難者約340人の8割以上を占めた。
 避難指示区域以外からの自主避難者は山形などに多かったが、今春で避
難先住宅の無償提供が打ち切られる。一方、避難指示区域では避難長期化
を見込んで帰還を断念する人も増えたという。(後略)
   (2月17日「クロスアイ」より抜粋)


.. 2017年02月23日 08:50   No.1156010


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