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■--輸出原発
++ 東京新聞 (社長)…1744回          

川内620ガル、大飯856ガルなのに、トルコ400ガル
   揺れ小さめ想定 日仏合弁 建設コスト減狙いか

 日仏合弁会社がトルコ北部で建設を目指しているシノップ原発を巡り、
原発を襲う地震の揺れ想定は最大加速度400ガル程度と、日本側が小さめ
に評価していたことが7日、原発立地の調査関係者への取材で分かった。
 日本の原発よりも小さく見積もられ、国内なら原発規制基準を満たさな
い可能性が高い。専門家は、予定地周辺の地質や地形を考えると「日本の
基準に照らせば、少なくとも500ガル程度は必要だ」としている。耐震化
工事などで建設コストが高くなるため、小さくしたのではないかとの見方
もある。
 トルコも日本と同様、有数の地震国。(中略)
 シノップ原発は、三菱重工業とフランスの原子力大手アレバ社との合弁
会社が加圧水型原発(出力110万キロワット級)を4基建設する計画。
トルコ政府との契約に成功すれば、2023年の運転開始を目指す。
 日本の研究者によると、黒海沿岸にあるシノップ原発予定地の周辺には
活動性が疑われる断層も多く、1968年には西側でマグニチュード(M)6
程度の地震もあった。トルコの研究者の中には大地震が起きる可能性を指
摘する声もあるといい、現地では反対運動が起きている。 (後略)
   (1月8日朝刊3面より抜粋)

.. 2017年01月18日 11:43   No.1144001

++ 東京新聞 (社長)…1745回       
原発は本当に必要か  高校生 笠 愛実(17)

 私は原子力発電は続けるべきはないと考える。
 確かに、現代社会に電気は欠かせない。自然エネルギーで発電すること
はできるものの、大量に電気を作り出す原子力発電は捨てがたいかもしれ
ない。
 しかし、私たちは無駄に電気を使っていることも、よく考えなければい
けないと思う。その結果、環境汚染や地球温暖化などの新たな問題が深刻
になってきている。それでもなお、事故が起きれば重大な環境破壊を招く
原子力発電が必要なのだろうか。
 2011年に起きた東日本大震災では多くの被害が出たが、復興を遠のかせ
ているのは、原発事故によって大量の放射線が流れ出たことだ。その汚染
は、長い年月がたっても完全に消えることはないと言われている。なぜ、
人や地球に害があるものを作り続けているのか。
 大震災の直後に実施された節電対策では、都会であってもやろうと思え
ば、電力使用を減らせることを示した。個人レベルでの節電が難しけれ
ば、国全体で節電に対する意識を変えるべきだ。
 電気は生活する上で必要不可欠な存在だが、原子力発電はリスクが大き
すぎる。そして、事故が起きたときの被害は、現状で原子力政策を進める
大人たちの世代よりも、私たちのような若い世代や、その子どもたちの方
が多く受けることになる。
 次世代にリスクがあるものを、今生きている大人が作るのは無責任すぎ
ると言えないだろうか。
 私たちは今こそ、原子力発電の削減への努力をして、自然エネルギー開
発に国力を注ぐべきだ。
   (1月18日朝刊5面「発言」・ミラーより)


.. 2017年01月19日 08:21   No.1144002
++ 時事ドットコムニュース (幼稚園生)…1回       
◆原発40基、詳細点検せず=配管腐食、
  再稼働の川内・伊方も−電力各社

 運転中や運転可能な全国の商用原発42基のうち40基で、重要設備である
中央制御室の空調換気配管の詳細な点検が行われていなかったことが14
日、原発を保有する電力9社と日本原子力発電への取材で分かった。中国
電力島根原発2号機(松江市)の換気配管では腐食による穴が多数見つ
かっており、事故が起きた場合に機能を維持できない恐れがある。
 中国電は昨年12月、運転開始後初めて島根2号機で配管に巻かれた保温
材を外し、腐食や穴を発見。必要な機能を満たしていないと判断し、原子
力規制委員会に報告した。再稼働した九州電力川内原発1、2号機(鹿児
島県)や関西電力高浜原発3、4号機(福井県)、四国電力伊方原発3号
機(愛媛県)の点検でも保温材を外していない。点検方法は各社の判断に
委ねられており、規制委は全国の原発の実態を確認する。
 中央制御室は原発を運転・監視する中枢施設で、運転員が24時間常駐す
る。通常は配管を通じて外気を取り入れ換気するが、事故発生時には外気
を遮断し、機密性を保つ機能が求められる。
 原発を保有する各社によると、島根2号機と北陸電力志賀原発1号機
(石川県)を除く40基で、保温材を外さないまま配管の外観点検が行われ
ていた。
 40基には東京電力福島第二原発の4基も含まれる。外気取り入れ口付近
の目視点検や異音検査などが実施された例はあったが、配管の保温材を全
て外した上での目視確認は行っていなかった。
 一方、北陸電は2003年に志賀1号機の配管でさびを発見。保温材を外し
て点検し、06年に取り換えた。
 規制委は島根2号機で見つかった腐食について「規制基準に抵触する可
能性がある」とみている。中国電は「海に近いため塩分を含んだ空気が配
管に流れ込み、腐食が進んだ可能性がある」と説明している。
 日本の原発は発電用タービンを回した蒸気を海水で冷却し循環させるた
め、海辺に立地している。(後略)
    (2017/01/14より抜粋)

.. 2017年01月19日 08:31   No.1144003
++ 東京新聞 (社長)…1746回       
汚染牧草焼却 続く不安
  岩手・一関 原発事故の農業廃棄物

 東京電力福島第一原発事故で飛散した放射性物質を含む農林業系廃棄物
が、約2万6千トンの岩手県一関市。同県内では最も多い。国の基準(1
キログラム当たり8000ベクレル)以下の汚染牧草と一般のごみを一緒に焼
却する混焼が進むが、処理場周辺の住民、廃棄物の長期保管を強いられる
農家の不安が続いている。(後略)
(1月11日朝刊25面「こちら特報部」・話題の発掘より抜粋)


.. 2017年01月19日 08:38   No.1144004
++ 毎日新聞 (部長)…218回       
◆<女川原発>2号機にひび1130カ所 規制委、調査へ

 東北電力は17日の原子力規制委員会の安全審査会合で、審査中の女川原
発2号機(宮城県)の原子炉建屋の壁(鉄筋コンクリート製)1137カ所
に、ひびやはがれがあることを明らかにした。東日本大震災やその余震な
どが原因とみられる。東北電は「安全上の影響はないが補修や補強をす
る」と説明。規制委は現地調査する。
 東北電によると、目視点検により、ひびは1130カ所、はがれは7カ所で
見つかった。ひびは全て幅1ミリ未満だが深さは測っておらず、貫通して
いる可能性もある。はがれの総面積は約0.03平方メートルだった。放射線
量が高い場所などは点検しておらず、損傷箇所はもっと多いとみられる。
会合では、材料に砂岩を使っている女川原発のコンクリートはひびが入り
やすいことが問題視された。 (後略) (1月17日より抜粋)

.. 2017年01月19日 08:49   No.1144005
++ 毎日新聞 (部長)…219回       
◆「お金が大事なのか」審査合格に市民団体ら憤り

 玄海原発3、4号機が18日、原子力規制委員会の審査に合格した。
佐賀県玄海町の原発前と佐賀市中心部には同日、それぞれ脱原発を求
める市民団体のメンバーらが集まり、「原発は被ばく労働なしにはあり
得ない」と書かれたのぼりなどを掲げ、住民に不安を残した中での審査
通過を批判した。
 原発前に集まったのは「玄海原発反対からつ事務所」のメンバーら約
10人。事故時の周辺住民の避難計画の実効性が不十分なことなどを非難
した。
 玄海町の岸本英雄町長は17日、地元同意の表明時期を「2月いっぱい
にできたらいい」と発言。18日も「やっと決めていただいた。町議会に
議論をいただき地元の理解を発表したい」と語り、早期の再稼働を目指
す姿勢を強めている。
 玄海原発反対からつ事務所代表で佐賀県唐津市の薬剤師、北川浩一
さん(69)は「住民の健康被害より、お金が大事なのか。福島第一原発の
事故を忘れたのか」と憤った。 (1月18日より)


.. 2017年01月20日 08:08   No.1144006
++ ハンギョレ新聞 (幼稚園生)…2回       
韓国忠清(チュンチョン)地域の市民団体
  「使用済み核燃料再処理実験止めよう」共同対応
  24の市民団体が参加した「核再処理実験阻止30キロ連帯」発足
  「大田だけの問題ではない 半径30キロ内の住民すべてが危険」

 韓国忠清地域の市民団体が韓国原子力研究院の使用済み核燃料再処理
実験を止めようと、共同対応に乗り出した。
 大田(テジョン)環境運動連合、世宗(セジョン)参与連帯、公州(コン
ジュ)民主団体協議会、核のない社会のための忠清北道行動など、忠清
地域24の市民団体が参加した「核再処理実験阻止30キロ連帯」(30キロ
連帯)は17日午前、大田市儒城区(ユソング)徳津洞(トクチンドン)の韓
国原子力研究院前で記者会見を開き、「大田市民の持続的な問題提起に
もかかわらず、原子力研究院は計画どおり使用済み核燃料を利用した
乾式再処理実験(パイロプロセシング)を強行しようとしている。
これに対し、原子力研究院から半径30キロメートル内にある大田、
世宗、忠清南道、忠清北道地域の市民団体が参加し『核再処理実験阻止
30キロ連帯』を公式発足する」と明らかにした。
 使用済み核燃料(高レベル放射性廃棄物)は発電用に燃やして残った核
燃料を原子炉から取り出したものであり、強い放射線を放出して生命体
に致命的だ。パイロプロセシングは、電気化学的な処理で使用済み核燃
料からウランを抽出する技術である。
 2015年11月に締結した「韓米原子力新協定」により、パイロプロセ
シング実験の前半過程を韓国でできるようになった。原子力研究院は、
原子力発電所から移して保管中の3トンほどの使用済み核燃料を利用し、
今年7月からこの実験を実施する計画だ。
 「30キロ連帯」は「(実験のために)使用済み核燃料の被覆をはいだ
瞬間、放射性物質が放出される。二重三重の装置をつけても100%捕集は
不可能であり、複雑な処理過程で多くの放射性廃棄物が作られる」と
主張した。
 30キロメートルは国際原子力機構が勧告した放射線非常計画区域の
範囲であり、放射能漏れ事故に備えて防護防災対策を立てる通常の基
準点だ。
 彼らは「使用済み核燃料再処理の実験は大田だけの問題ではない。
もし事故が起これば、少なくとも半径30キロ内の住民たちが危険に陥
ることになる。研究院から半径30キロ内にある大田、世宗、公州、
論山(ノンサン)、清州(チョンジュ)、沃川(オクチョン)などの住民に
再処理実験の真実を知らせ、実験を止めるための運動を広げていく」
と強調した。 文/チェ・イェリン記者
(1月18日より)



.. 2017年01月20日 08:16   No.1144007
++ 日刊スポーツ (幼稚園生)…2回       
◆福島原発「自主避難者」ら、住宅支援の継続を訴える

 東京電力福島第一原発事故によって、避難指示区域以外の福島県内から
避難した「自主避難者」とフリーライターら支援者が17日、日本外国特派
員協会(東京)で会見し、4月以降に打ち切られる住宅支援の継続を
求めた。
 10代の次女とともに、福島県郡山市から神奈川県内に避難している
松本徳子さん(55)が会見し「『自主避難者』は国や福島県から勝手に避
難したとして捨て去られている。事故がなければ帰りたい。でも帰れな
い状況を知っていただきたい」と話した。
 松本さんによると、次女は11年6月に鼻から大量の出血があり、下痢や
吐き気が続いた。夫は仕事がある郡山に残り、松本さんも次女を連れて県
外避難したという。福島と神奈川の二重生活による経済的負担は大きく、
災害救助法に基づく住宅支援は「命綱」だったという。
 松本さんは「私は親ですので、娘を国が守ってくれないなら、借金して
でも避難を続け、娘を守りたいと思っています」と話した。
 県外避難者の子どもたちへのいじめ問題も相次いでいるが、松本さん
は「福島県の政治家から、県外に勝手に避難して子どもがいじめられる
のは、親に責任があるんだろうと言われた。県内の人に言われるとは思
わなかった」とも話した。
 福島県は、避難指示区域以外からの避難者への住宅支援を今年3月末
で打ち切る方針を発表している。
 避難先の県によっては無償提供を続ける県もあるが、対応はさまざま
だ。 (1月17日より)


.. 2017年01月20日 08:21   No.1144008
++ 毎日新聞 (部長)…220回       
全機点検指示 島根原発2号機でダクトに腐食穴見つかり

 中国電力島根原発2号機(松江市)で中央制御室に外気を取り入れる
送風管(ダクト)に腐食穴が見つかり、原子力規制委員会は18日、全原
発でダクトを点検するよう各電力会社に指示することを決めた。
 既に営業運転した4基は先行して指示を出し、腐食が見つかった場合、
原子炉を停止して対策を求める可能性があるという。
 島根2号機では昨年12月、点検のためダクトに巻かれた保温材を外し
たところ、最大で縦約30センチ、横約100センチの腐食穴が計19個見つ
かった。保温材を外して行う点検は規制対象外で、2号機では1989年の
運転開始以降、一度も点検していなかった。
 ダクトに腐食があると、事故時に放出された放射性物質がダクトを通
じて中央制御室に入り込み、運転員が被ばくする恐れがある。このため
規制委は全原発での点検が必要だと判断した。
                (1月18日より)


.. 2017年01月20日 08:43   No.1144009
++ 東京新聞 (社長)…1747回       
玄海原発 離島に橋も架けないで

 九州電力玄海原発が再稼働に向かう。重大事故に備えた避難計画をつく
れといいながら、離島には逃げ場がない。橋を架ける前になぜ、原発を動
かせるのか。人の命が何より大切だとするならば。
 玄海原発に併設されるPR館、玄海エネルギーパークの展望室からは、
4基の原子炉建屋とともに、玄界灘の島々が見渡せる。
 馬渡島(まだらしま)、そして「島の宝百景」にも選ばれた加唐島
(かからしま)、松島…、壱岐島もはっきり見えた。
 原発30キロ圏内の自治体には、原発事故を想定した避難計画の策定が義
務付けられている。暮らしや命が危険にさらされているということだ。
 玄海原発の30キロ圏には20の離島があり、26200人が暮らしている。こ
のうち九州本土と結ぶ橋があるのは、長崎県側の3島だけ。四国電力伊方
原発のある、日本一細長い佐田岬半島の先端部に住む人同様、ほとんどの
島では海が荒れれば逃げ場がない。
 荒波で名高い玄界灘、海路による避難訓練が高波のため中止になったこ
ともある。
 それでも国の原子力防災会議(議長・安倍晋三首相)は先月、30キロ圏
内の広域避難計画を「合理的」とした。
 例えば、本土との間に橋のない長崎県の壱岐島は、南部が30キロ圏内
だ。計画の中に全島避難は含まれず、約15000人が、島の北部に移動する
ことになっている。屋内退避施設は未整備のままで、風が北へ向いた場合
の対策は定かでない。
 放射性物質は風に乗って遠方まで飛散する。福島第一原発事故が証明済
みだ。これほど多くの人々の安全が保証されないまま、原発再稼働を許す
のが、どこが「合理的」だと言えるのだろう。
 壱岐市の白川博一市長は「100%安全と言えない」、ほぼ全域が30キロ
圏内に含まれる佐賀県伊万里市の塚部芳和市長は「避難道路や防災無線の
整備が不十分」として、再稼働には明確に反対の立場を取ってきた。
 理にかなうとは、こういうことだ。そもそも、避難計画が実行されるよ
うなことが起きてからでは遅いのだ。
 政府が避難計画を了承しても、原子力規制委員会が新規制基準に適合す
ると書いても、それが「安全」を意味するものでないのは、すでに明らか
だ。
 再稼働の“お墨付き”が出せるとすれば、そのことで危険にさらされる
住民をおいてほかにない。 (1月19日朝刊5面「社説」より)


.. 2017年01月23日 08:19   No.1144010


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