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2016年を振り返って | 10月3日から10日にかけて展開された「泊原発再稼働阻止集中行動」 | 大間と泊の運動が直結⇒その後につながった └──── (北海道泊村在住) ○何と言っても、10月3日から10日にかけて展開された「泊原発再稼働阻止集中 行動」です。 (1)青森を出発した自転車部隊が、六ヵ所・大間を経由、4日早朝に北海道に上陸 し、函館市役所前に集結しました。30名を越える北海道の仲間が出迎えました。 これ自体大きなインパクトを与えました。 大間と泊の運動が直結しました。 (2)翌日黒松内町から小樽市まで、泊原発現地「後志」の16市町村を3日間かけて 自転車キャラバンが北上縦走。 (3)札幌大通り公園での全北海道集会、後志の行政中心地・倶知安での2日間の全 国相談会。そして泊原発隣町の岩内での集会とデモ行進。 冬将軍の妨害とも言える初荒天の中、230名が敢行しました。 (4)最終日の10日は地質調査スタディバスツアー。地味な企画に関わらず60人を越 えて参加。 どれも画期的でした。
○これらがその後の北電の発表、規制委員会の厳しい審査見解を引き出したと言 えます。 防潮提、防波堤の地盤沈下と液状化の懸念、泊原発一帯の積丹半島の地盤隆起 が地震性のものである可能性などです。 このことで本年夏に予定されていた再稼働が大幅に、1年以上延期が確実にな りました。大きな成果です。
○泊原発と北海道全住民のがん死の関係が明らかにされました 市民科学者・岩内町の斉藤武一さんが以前から調査研究していたものを、昨年 1年で9号のチラシ10万枚以上(1冊子が5〜9枚)で情宣。全後志広報行動隊(約 10名)が担いました。 疫学的、統計学的手法で原発とがんの関係に肉薄しています。 後志20市町村は人口は215,000人しかいないが、面積は東京都の2倍。そこを2 巡余して10万枚=2万戸へ配布。(推計全所帯の16%)。 小まめな街宣も組合せて。 この情宣力をバックに再稼働停止の公開質問、申し入れなどなどを北海道知事、 自治体首長に。 斉藤武一さんは秋には「泊原発とがん」のブックレットを発刊。いよいよ追い 詰めます。
○以前からの各市町村内の反原発住民運動に加え、一昨年再結成の全後志の統一 運動が有機的連携を強化し、多大の活性化を推進させています。 反原発、脱原発の住民気運を盛り上げています。 かつ泊原発は当然のことながら、全北海道民の問題でもあり、3・11の6周年を 期して、新に全道を網羅する連絡会組織の立ち上げを予定しています。そのタネ が10月集中行動を機に蒔かれました。 あの熱と火種がこの春に燃え上がります!!
○人災での災害関連死者は許さない これは11月14日に行われた、政府主導の避難訓練参加前後に明らかにした新命 題で知事、規制委員会長、首長に加え、初めて安倍晋三氏に突き付けました。
今度という今度は許しません。「想定外」などはあり得ないように、徹底して 事前追及します。
.. 2017年01月18日 08:10 No.1141007
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