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原子力規制委員会は被ばく影響を過小評価する先鋒 | 福島第一原発事故で放射線による影響は | サイト内外で出ていないと喧伝する規制委の田中委員長 | 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その126 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)
去る2月15日の定例記者会見で、原子力災害対策指針と避難の問題を尋 ねられた田中委員長は次のように話した。 <○田中委員長 いやいや、これはメディアの影響、皆さんの影響もあるのでしょうけれ ども、ああいう佐田岬みたいなところとか、離島の場合は逃げられないと か、避難できないとか、複合災害のときどうするのだという話ばかりが喧 伝されているのだけれども、そういうことではないと。 要するに、1F(福島第一原発)の事故が起きたけれども、放射線に よっての急性の影響はいまだ、サイト内とか、サイト外も含めて出ていな いわけですね。今後も多分、確率的な影響はほとんど心配しなくていいと いうのが、国際機関の評価も含めて、そう言われているわけです。 そういうことをきちっと理解した上で、だけれども、逆にあわてて避難 したことによって長期の避難をしたことも含めて、1,000人とか2,000人と かいう犠牲者が出た、そっちの方がはるかに影響が大きいわけですから、 そういうことをトータルとして判断してもらうことが大事だということ。 その上でいろいろお考えいただくのは結構だと思いますけれども、まず、 基本的な認識をきちっと持っていただくことが大事だと思います。>
◎ 「メディアの影響」、「喧伝」を強調して「避難できない」と訴える 住民の声を抑え込み、さらに福島第一原発事故による放射線被ばくの被害 をなきものにして、長期避難の犠牲を強調している。 特に、「放射線による影響はいまだサイト内外にない、国際機関の評価 も含めてそう言われている」の強弁はひどすぎる。
◎ 例えば、福島県で既に183人もの子どもが小児甲状腺がんと診断され ている。例えば、飯館村初期被曝評価プロジェクトの今中哲二さんは 「人口約6000人の飯館村では、…初期外部被曝が2〜17件のガン死を上乗 せさせる」と推測している(岩波「科学2014年3月」)。
◎ 田中委員長は、「科学的・技術的」を標榜しながら、放射性物質が見 えない・匂わないことと、晩発
.. 2017年02月23日 10:48 No.1136007
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