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■--<川内原発>
++ 毎日新聞 (部長)…214回          

安全性検証、鹿児島県独自の検討委設置へ
  県議会最大会派の自民県議団が賛成決める 月内に初会合

 鹿児島県議会(51人)の7割超を占める最大会派の自民県議団(37人)は13
日、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の安全性などを検
証する県独自の検討委員会設置に賛成することを決めた。16日の12月県議
会最終日に関連予算案が可決されることが確実となった。県は近く検討委
を設置し、月内に初会合を開く。
 自民は、三反園訓(みたぞの・さとし)知事の原発への姿勢が不明確なこ
とから検討委の設置に難色を示していた。(中略)
 自民県議団の堀之内芳平会長は13日の県議団総会後、報道陣の取材に
「知事が原発の必要性、安全性を認識し、私どもの考えにかなり近い部分
が見られた。(設置を)了承する」と述べた。
 一方、知事は「検討委で原発が安全でないと判断されれば、九電に強い
対応を取る」との従来の主張を変えてはいない。ただ公表されていない12
人の委員も原発推進派が多くなるとみられており、今後、人選を含めた検
討委のあり方を巡り、反原発団体などから批判が出る可能性もある。
  (12/13配信.comより抜粋)

.. 2016年12月15日 16:48   No.1134001

++ 東京新聞 (社長)…1720回       
イチエフ 廃炉の現場から<1> 日常は帰ってくるか
    
 時間が凍りついたままの帰還困難区域を抜けて、タンクの森に分け入った。イチエフ。福島第一原発だ。放射能汚染水を保管する約900基の貯水タンクが、いやでも目に留まる。
 構内の地面の9割はコンクリートで覆われて、放射能を含むダストが抑えられ、作業性も高まった。雨水が染み込むのを防ぐ意味もある。
 移動だけなら、防護服や全面マスクは必要ない。“グリーン装備”という普段着に近い軽装で、“35メートル盤”と呼ばれる台地の突端の高台へと歩く。1号機まで80メートル。線量は150マイクロシーベルトに跳ね上がり、ポケット線量計のアラームが、けたたましく鳴った。
 斜面の先に銀色の太いパイプが見えた。山側から流れ込む地下水が原発の建屋の中へ流れ込むのをせき止める凍土壁の配管だ。汚染水を止めるのは本格的廃炉作業の大前提の一つである。
 延長1.5キロ。マイナス30度の凍結液を建屋の周りに巡らせて、土中に氷の壁を張る。
 「凍結管の近くに氷の壁はできている。壁の前後で水位差もついている。あとは海側でくみ上げられる水量がどれだけ減るか。今月中に成否が判断される」と東電広報室。「再来年までに建物の汚染水をすべて片付けたい」という。だが、どこへ−。
 軽装で動けるようになり、6000人という廃炉作業員の肉体的な負担は軽減されている。
 3月、イチエフ構内でコンビニが営業を開始した=写真、代表撮影。昨年6月には近くに給食センターがオープンし、温かいランチが食べられるようにもなった。コンビニでは甘い物、特にシュークリームが人気という。
 「普通の暮らしが戻ってきたみたいな気分」と作業員。
 あれから5年。イチエフにはこんなささやかな日常が、ようやく帰ってきたところ−。

 40年。イチエフの廃炉にかかる年月だ。その意味を皆さんと一緒に考えたい。
(12月13日朝刊5面「社説」より)
※紙面は毎日続きます。

.. 2016年12月16日 08:48   No.1134002
++ 週刊朝日 (小学校中学年)…15回       
よみごたえあり「週刊朝日」12月23日号より2つの記事

 ◆1.原発事故費8兆円電気料金へ上乗せ!
    消費者負担で、東京電力と原発を延命へ
    賠償費足りず、過去に遡って料金転嫁
    電力自由化に逆行、与党からも異論噴出
    さらなる費用増 経産相、否定せず

 「消費者の皆様へ 原発の電気はこれまで“お安く”提供しすぎていま
した。本来の価格との差額を過去にさかのぼって計算し、今後40年かけて
頂戴します」
こんな請求書を経済産業省が国民につきつけています。商道徳にもとる請
求、その理由は東京電力と原発の延命です。 (後略)

 ◆2.映画「『知事抹殺』の真実」来年公開
    原発事故もたらした国の姿勢問う

 原発事故のツケが電気料金値上げという国民負担に回される流れができ
つつあるが、福島県ではいまも復興の道筋が見えてこない。県知事時代に
国の原発政策に異議を唱えた佐藤栄佐久氏(77)に福島の“現在”を語って
もらった。
 「たとえ1000年かかっても2000年かかっても、元の福島に戻してもらい
たい」
 佐藤氏は郡山市の自宅で静かな口調で語り始めた。 (中略)
 映画の中で、事件の取り調べ時に検察官が関係者に言ったとされる言葉
が、象徴的に使われている。「知事は日本にとってよろしくない。抹殺す
る」
 原発事故の責任は誰が負うべきなのか。その答えのありかを、この映画
は暗示している。

.. 2016年12月18日 07:16   No.1134003
++ 日本経済新聞 (小学校低学年)…8回       
英原発に1兆円支援 政府、日立受注案件に

 政府は英国が計画する原子力発電所の建設プロジェクトを資金支援す
る。英国政府から原発の建設・運営を受託した日立製作所の英子会社に国
際協力銀行(JBIC)や日本政策投資銀行が投融資する。総額1兆円規
模になる公算が大きい。
 先進国の原子力事業に、日本の官民が資金と技術の両面から深く関わる
異例の展開になる。(後略) (12月15日 1面より抜粋)

.. 2016年12月18日 07:24   No.1134004
++ 週刊現代 (幼稚園生)…4回       
.「第2もんじゅ」のずさんな計画書スッパ抜く
 |  新聞テレビが報じない巨大な赤字に!
 |  国民負担、なんと総額4兆円
 |  税金をドブに捨てる21世紀の大バカ(※)公共事業の全貌
 └──── 「週刊現代」12月24日号より抜粋します

 息を吹き返した「ムラの有力者」たちが、また集まって悪だくみして
 いる。
 廃炉は何とか避けたい。もしダメなら、「2号機」を作ってやる−−
 さんざん血税をムダにしておきながら、まったく懲りていない。

 「ムラの5人衆」が集結

 「(もんじゅ)まだ廃炉が決まったわけではないですよね。将来を考えた
ら続けるべきだと思いますよ。批判はありますけど、エネルギー資源の乏
しい日本にとっては、将来的に絶対に役に立つはずですから」自宅前での
本紙記者の問いかけにこう答えたのは、児玉敏雄・日本原子力研究開発機
構理事長。高速増殖炉「もんじゅ」の運営方針を、たった5人で決める政
府の「高速炉開発会議」メンバーで、三菱重工副社長まで務めた人物であ
る。原子力ムラの「ドン」のひとりだ。
  (中略)
 世耕弘成経済産業大臣が主宰する「高速炉開発会議」は、松野博一文部
科学大臣、原研理事長の児玉氏、電気事業連合会(電事連)会長で中部電力
社長の勝野哲氏、三菱重工現社長の宮永俊一氏の計5人からなる。(中略)

 「利権がありすぎて潰せない」

  (前略)
 建造から30年あまりの間に、「もんじゅ」はたった883時間−つまり1
カ月ほどしか発電していない究極の「ムダ飯食い」である。(中略)

 「人が死んでも無反省」
  (前略)
 たびたび冷却材のナトリウム漏れ事故を起こし、東日本大震災直前の
2010年には3.3トンの中継装置が炉内に落下、担当課長が自殺を遂げた−
そんな「もんじゅ」の過去を省みないだけでなく、あろうことか「第2
もんじゅ」の開発に突き進む。
信じられないことに、これが国民の目の届かぬ密室で、たった5人の会議
で決まったのである。(中略)
 超党派議員連盟「原発ゼロの会」メンバーの、自民党衆院議員・秋本真
利氏が言う。「(中略) 高速増殖炉には電力会社もカネを出していますか
ら、開発を止めて資産をゴミにするわけにはいかない。だから誰も止めら
れないんです」
 どうしても動かしたい人たちに、もはや論理は通用しない。新聞やテ

.. 2016年12月18日 07:44   No.1134005
++ 東京新聞 (社長)…1721回       
福島事故被ばくの東電社員 甲状腺がん労災初認定

 厚生労働省は16日、東京電力福島第一原発事故で放射線に被ばくし、甲
状腺がんを発症した40代の東電社員の男性を労災と認定した。甲状腺がん
が被ばくによる労災と認められたのは初めて。同省は今回の認定のため
に、甲状腺がんを認定するための目安を新たに策定したと発表した。
  (後略)  (12月17日朝刊3面より抜粋)

.. 2016年12月18日 07:58   No.1134006
++ 東京新聞 (社長)…1722回       
国費で整備 玄海放射能シェルター 九電関係会社3割受注
  地元町長親族企業も 再稼働判断影響ない 玄海町長回答
  税金で利益おかしい 11月末現在 本紙調べ

 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)で事故が起きた際、30キロ圏の住民
が一時避難する放射能シェルター整備で、九電の関係会社6社が全体の約
3割に当たる計約14億円の業務を受注していたことが本紙の調査で分
かった。
 玄海町長の弟が経営する地元の建設会社も受注していた。法律に基づき
整備は全額、国費で進められており、九電の関係会社は税金による施設で
利益を得る構図になっている。(後略)
   (12月19日朝刊1面より抜粋)


.. 2016年12月20日 12:17   No.1134007
++ 東京新聞 (社長)…1723回       
玄海シェルター受注問題 原発対策で電力子会社潤す

 再稼働が近づく九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)を巡り、九電の関係
会社などが、事故時に住民を一時避難させるため税金で整備される放射能
シェルター工事を次々と受注していた。原発の対策事業で九電の関係会社
が潤う形だ。これまでも似た構図の事業が判明している。(後略)
             (12月19日朝刊2面より抜粋)


.. 2016年12月20日 12:24   No.1134008
++ 時事通信 (小学校中学年)…11回       
原発再稼働「現状では認めず」=米山新潟知事、世耕経産相に表明

 新潟県の米山隆一知事は19日、世耕弘成経済産業相と同省内で会談
した。
 米山氏は終了後、記者団に「県民の命と暮らしが守られない現状におい
て再稼働は認められない」と述べ、東京電力柏崎刈羽原発(同県柏崎市、
刈羽村)の再稼働に慎重な考えを経産相に伝えたことを明らかにした。
 米山氏は10月に知事に就任し、経産相との会談は今回が初めて。
  (12月19日より)


.. 2016年12月21日 08:46   No.1134009
++ 東京新聞 (社長)…1724回       
矛盾増殖!?実証炉 第2段階もんじゅ廃炉なのに
  第3段階に転換とは「国民の皆さまに納得」?
  再稼働ですら反対58%なのに 「事故から学ぶ姿勢感じぬ」

 高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉がほぼ決まる一方、政府はワンラン
ク上の「実証炉」の新設を検討している。もんじゅ開発に1兆円超の税金
が投じられたが、十分なデータを得られなかった。
 失敗の反省がないまま、先に進めば、また1兆円超を失うのではない
か。松野博一文部科学相は「国民の皆さま」の「納得」が必要と発言して
いるが、納得する国民は多くはないだろう。 (中略)
 「事故という失敗から学ぼうとする姿勢が感じられない。惰性で続け、
今度はうまくいく、予算をつぎ込もうとしている。これで国民の理解を得
ることは難しいだろう」と元原子力プラント設計技術者の後藤政志さんは
話す。(後略)
 (12月20日朝刊28-29面「こちら特報部」より抜粋)


.. 2016年12月21日 08:53   No.1134010


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