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■--反対の談話
++ 東京新聞 (社長)…1715回          

◆「東電破綻処理し責任明確に」処理費上乗せ方針
  原発ゼロの会

 超党派の議員連盟「原発ゼロの会」は7日、東京都内で記者会見し、東
京電力福島第一原発の事故処理など膨らむ原発費用を国民の電気料金に上
乗せする政府の方針に対して反対する談話を発表した。国民にツケだけ回
す前に、東電を破綻処理して責任を明確にするよう求めている。
 経済産業省は「過去に原発でつくった電力の価格は、賠償のための積み
立て費用を含まなかったため安かった」として、「過去分」の費用を電気
料金に上乗せしようとしている。
 しかし、価格を決めていたのは大手電力会社と経産省。談話は、両者の
「甘かった判断の問題だ」と指摘。(中略)
 そもそも経産省は、必要な費用の見積もりを明らかにしないまま、有識
者会合を設置して電気料金への上乗せなど国民に負担させる手法だけ先に
固めてきた。
 会見で河野太郎共同代表(自民党)は「議論の前提となる数字が出てこな
いことに、自民党からも経産省に対して強い不信感が出ている」と批判し
た。(後略) (12月8日朝刊3面より抜粋)

.. 2016年12月15日 13:19   No.1132001

++ 毎日新聞 (部長)…212回       
<福島原発>東電の事業再編明記 処理費倍増の21.5兆円
  有識者会議「東電委員会」東電への提言案骨子をまとめる

 経済産業省は9日、東京電力の経営再建策を検討する有識者会議「東京
電力改革・1F問題委員会」(東電委員会)を開き、東電に対する提言案
の骨子をまとめた。福島第一原発事故の処理費用が現状の約11兆円からほ
ぼ倍増するとの試算を公表。これらの費用を確保するために、東電に原子
力や送配電事業の再編・統合を求め、収益力を高めることを明記した。提
言内容は、2017年初めに東電などが作る再建計画に盛り込まれる。
 経産省が示した福島第一原発事故の処理費用の見積もりは計21.5兆円。
内訳は、廃炉=8兆円(13年時点の見積もりは2兆円)▽賠償=7.9兆円
(同5.4兆円)▽除染=4兆円(同2.5兆円)▽中間貯蔵=1.6兆円(同1.1兆円)
となっている。廃炉費用は東電が負担するが、賠償費用は他の大手電力
ほか、新電力にも2400億円の負担を求める。 (中略)
また、柏崎刈羽原発の再稼働を巡っては地元の慎重論が根強いが、提言は
再稼働に向けて「他電力の協力もちゅうちょなく要請」と明記した。(後略) 
        (12月9日「.jp」より抜粋)



.. 2016年12月15日 13:25   No.1132002
++ 東京新聞 (社長)…1716回       
理不尽な「過去分」請求 福島第一処理費 国民負担不公平感の恐れ
  与野党議員ら「電力会社と経産省の責任明確化を」

 経済産業省は9日、有識者会議などで求められていた東京電力福島第一
原発の廃炉などに必要な費用の試算をようやく示した。費用試算を引き上
げるのは2回目で、今後も膨らむ可能性を認めるなど、原子力政策のほこ
ろびは明らか。しかし16日には電気料金の引き上げなど国民に負担させる
ための方法を正式に決めてしまう方針で、拙速な議論の進め方に批判があ
がっている。(後略) 
 (12月10日朝刊7面より抜粋)



.. 2016年12月15日 13:58   No.1132003
++ 週刊朝日 (小学校中学年)…14回       
地震大国で再稼働をすると、福島の二の舞になる」
  福島などで震度5弱の地震、津波再び 井戸川克隆前双葉町長が警告
  住民の避難計画 震災で機能せず

 今年に入り、熊本、鳥取に続き、11月22日早朝に福島県などを、マグ
ニチュード(M)7.4の地震が襲った。東日本大震災以来となる1mを超え
る津波を観測し、福島第二原発の使用済み燃料プールが冷却機能を一時停止。
このまま原発を再稼働しても大丈夫なのか。  ジャーナリスト 桐島 瞬
   (中略)
 地震学者の島村英紀氏は、いまや国内の場所を問わず大地震が起きる可
能性があると解説する。「東日本大震災の影響で、日本列島の地下深くに
ある基盤岩がずれてしまいました。このため、いつ大きな地震や火山噴火
が起きてもおかしくありません。特に東北地方では今後100年ぐらいは最大
M8クラスの余震が続くでしょう」(中略)
 元東芝技術者で原子炉格納容器設計に携わった後藤政志氏は、東電には
十分な備えができていないという。「使用済み燃料プールのような大きな
ものは地震で相当揺れるから、今回の事態も予想できたはず。(中略)
 福島原発事故当時、福島県双葉町長だった井戸川克隆氏は「原発事故の
反省もないままに国は再稼働を進めています。今回の地震でも、もっと高
い津波が来ていたらどうなっていたか。このままでは、また大惨事を繰り
返すことになりかねません」
 日本から原発輸入を決めていたベトナムは、福島第一原発の事故のい影
響で安全対策面の設備投資が膨らむとして計画を白紙撤回した。
 悲劇が繰り返されないよう、日本も原発から早期撤退する決断が必要な
時期ではないか。
             (2016.12.9より抜粋)



.. 2016年12月15日 14:06   No.1132004
++ 東京新聞 (社長)…1717回       
新電力 原発避けて決めたのに (青梅市 小峰君代)
       (12月10日朝刊5面「発言・時事川柳」より)

.. 2016年12月15日 14:16   No.1132005
++ 東京新聞 (社長)…1718回       
事故処理費増え「原発は高い」
  立命館大教授・大島堅一氏に聞く
  「原発安い」架空のシナリオ 政府試算 事故起きない前提

 原発の発電費用を研究してきた立命館大学国際関係学部の大島堅一教授
が、原発で1キロワット時(エアコン1時間分)の電力量をつくるために必
要な費用を、実際にかかってきた費用を基に「13.1円」と試算した。政府
が9日にまとめた福島第一原発の処理費用21.5兆円を反映した。
 本紙のインタビューで、政府の「最大でも10.4円で、さまざまな発電方
法の中で最も安い」とする試算を「架空の前提に基づくため実態を反映し
ていない」と否定した。
 大島氏は「原発は高い」と説明する。現実に東京電力は必要な費用を払
えない状態のため、「資本主義のルールに従って破綻処理したうえ、株主
にも責任をとらせて財産を処分、それでもお金が足りない場合は国が責任
を持って税金などを充てるべきだ」と提言。
 ほかの大手電力会社の原発への支援策もやめるべきだと指摘した。
  (後略)  (12月11日朝刊1面と3面より抜粋)

.. 2016年12月15日 14:43   No.1132006
++ 時事通信 (小学校中学年)…10回       
原発避難、第2陣が提訴=原告4200人に 福島地裁
原発がある地域の人々はつらい思いをする子供たちを
これ以上増やさないようにもっと声を上げてほしい

 東京電力福島第一原発事故で居住地や生活を奪われたとして、福島県内
外の避難者らが国と東電に原状回復と損害賠償を求めた訴訟で、第2陣の
295人が12日、福島地裁に提訴した。
 弁護団によると、原告は未成年者から89歳までの男女。2013年3月に提
訴した第1陣と合わせ、原告は約4200人となった。
 原告団は提訴後、福島市で記者会見した。同県浪江町から避難中で、2
歳の子供がいる会社員江田あさみさん(26)は、原発事故で避難した児童が
各地でいじめを受けた問題に触れ、「原発がある地域の人々は、つらい思
いをする子供たちをこれ以上増やさないようにもっと声を上げてほしい」
と涙ながらに語った。 (12/12より)



.. 2016年12月15日 15:13   No.1132007
++ 毎日新聞 (部長)…213回       
<原発避難者集団訴訟>原告団、国会内で訴え「責任認めて」
来年3月に福島県が打ち切りを予定する自主避難者への住宅無償
提供についても「(原発事故に続いて)2度も住まいを奪わないで

 福島第一原発事故の影響で避難を余儀なくされたなどと国や東京電力に
損害賠償を求めた全国の集団訴訟の原告らが12日、国会内で集会を開き
「国や東電は事故の責任を認めて」と訴えた。来年3月に福島県が打ち切
りを予定する自主避難者への住宅無償提供についても「(原発事故に続い
て)2度も住まいを奪わないで」と継続を求めた。
 避難者と、放射線被ばくの健康被害を恐れながら生活せざるを得なく
なったと訴える福島県民ら計約1万人が、全国で約30件提訴している。
 来年3月に全国初の判決が予定される前橋地裁の訴訟原告団長、丹治杉
江さん(60)は「偏見や差別を恐れ、原告137人のうち顔と名前を公表して
いるのは私1人。生活再建の足がかりにできるような判決を得られるよう
頑張りたい」と話した。 (12月12日.comより)



.. 2016年12月15日 15:19   No.1132008
++ 東京新聞 (社長)…1719回       
福島第一 処理費倍増21.5兆円 返済計画甘い見通し
  融資枠 さらなる拡大懸念 新潟県民「再稼働ありきの姿勢許せぬ」
  算定根拠あいまい 廃炉費も見通し立たず
  経産省の東電収益捻出案 年1500億円送配電事業合理化
  年1000億円柏崎刈羽の再稼働 4兆円事故後保有株の売却益

 21兆5000億円−。福島第一原発事故処理にかかる廃炉、除染、賠償など
の費用の試算額が、3年前と比べて倍増した。現在、国債で調達した資金
を東電に無利子で貸す枠が「9兆円」に設定されているが、それも不足す
るため、「13兆5000億円」に拡大する。問題は、その返済方法だ。事故処
理費の見積もりも甘かったが、見通しはあまりにも甘い。こんな方法で
は、返済は確実に滞る。
 (後略) (12月13日朝刊28-29面「こちら特報部」より抜粋)


.. 2016年12月15日 15:41   No.1132009
++ 女性自身 (幼稚園生)…3回       
◆白血病で賠償請求の元原発作業員が呆れる東電の無責任教育
  500日間で20ミリシーベルトの外部被ばく
  白血病の労災認定基準である5ミリシーベルトの4倍

  (前略)
 原発事故後、東京電力福島第一原子力発電所などで働き、白血病を発症
したとして、厚生労働省から労災認定を受けた北九州市の元原発作業員の
男性A氏(42)だ。A氏は去る11月22日、「白血病にかかったのは、原発
で働いたことによる被ばくが原因」だとして、東京電力や九州電力に約
5,900万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。本誌がA氏に
単独取材したところ、東電の驚くべき無責任体質が改めて浮き彫りに
なった。

■デタラメな被ばく管理
 A氏は、2011年10月中旬から2013年末まで約500日間、福島第一原発と
福島第二原発、さらに九州の玄海原発などで原発内の溶接作業に従事。
この間、A氏は記録が残っているだけでも計約20ミリシーベルトの外部
被ばくをしている。これは、白血病の労災認定基準である5ミリシーベ
ルトの4倍にあたる高い被ばく量だ。
 ただし、「記録されていない被ばくがもっとある」とA氏は言う。とい
うのは原発内での作業中に線量計を持たされなかったり、持っていてもき
ちんと記録されていないことが度々あったからだ。(中略)

■ウランは、夢のエネルギー
 被ばくのリスクは一切教えない東電の講習
    (前略)
 その作業に従事する前の2日間、A氏は仲間とともに東電の教科書を
使って講習を受けた。
 「ウランのペレット用燃料ひとつに対して、熱換算量はドラム缶200本
分もある。だからウランは未来の夢のエネルギーだ、なんていう話を聞か
されるんです。被ばくのリスクは一切教えられません。ただ放射線管理者
の言うことは必ず聞くこと、勝手な作業はするな、とそれだけです」
 (中略)

■内部被ばくは“なかった”ことに
    (前略)
 「東電では、2ミリシーベルトに満たない内部被ばくは“影響がない”
として記録されないことになっているんです。もちろん、放射線管理手帳
にも記録されていません。
 しかし白血病の労災認定基準が5ミリシーベルトであることを考える
と、2ミリシーベルト以下の内部被ばくが重なれば、健康被害につながる
可能性は十分あります。2ミリシーベルトに満たないからといって、内部
被ばくを“なかった”ことにするのは、明らかにおかしい」(A氏の弁護
をしている海渡雄一氏)

■泣き寝入りしている作業員が後に続けるように
    (前略)
 「私はまだ、労災認定が下りただけでも幸せです。自分と同じように白
血病で苦しんでいる仲間もいますが、元請けが労災申請させるのを渋って
泣き寝入りしている人も多い。今回、訴訟を起こすのは、そうした作業員
に道を開きたいというのもあるんです」(A氏) (中略)
 長い廃炉作業を支える作業員のためにも、しっかりとした被ばく管理
と、補償の道が開かれるべきだ。(取材・文/和田秀子)
 (12/12より抜粋)

.. 2016年12月15日 16:41   No.1132010


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