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佐賀・玄海町 元住職・仲秋喜道さんの半生 原発と闘い50年 放射能・死の灰 何が夢のエネルギーだ 貧しさが民主主義奪った バラ色の噂 誘致に血眼になった町 動いたカネ 腐敗が蔓延していった
玄海原発のある佐賀県玄海町で暮らす元住職の仲秋喜道(きどう)さん (87)は、「夢のエネルギー」ともてはやされた時から50年、原発反対を貫 いてきた。 だが、福島で事故が起きても、故郷の町は原発依存をやめない。1号機 の廃炉による収入減を補うべく使用済み核燃料税を導入し、3、4号機の 再稼働に前向きだ。「貧困が民主主義を奪った」と憂う仲秋さんの半生を 振り返る時、原発に翻弄(ほんろう)された悲壮な町の姿が見えてくる。 (後略)(12月4日朝刊28,29面「こちら特報部」より抜粋)
.. 2016年12月06日 09:04 No.1129002
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